令和3年10月25日(月)
草臥て
宿かる比や
藤の花
歩き疲れて宿屋を求める夕暮れ頃、
歩き疲れて宿屋を求める夕暮れ頃、
藤の花が私の目をとらえる、
の意。
貞享五年(1688)の作。
4月25日は、惣七宛書簡の
貞享五年(1688)の作。
4月25日は、惣七宛書簡の
「ほととぎす 宿かる比の 藤の花」
が初案で夏来る。
『猿蓑』の前書きは、
『猿蓑』の前書きは、
「大和行脚のとき」。
それを出発からほど近いころの吟と
とらえ直し、本文
「旅の具多きは道さはりなり。・・・
道猶すゝまず、物うき事のみ多し」
と対応させたもの。