令和4年4月14日(木)
江東深川 臨 川 寺
延宝8年(1680)、
深川に移り住んだ芭蕉は、
二歳年上の仏頂禅師の人柄に
感服し、足繁く参禅する。
芭蕉庵と呼ばれた草庵が、
臨川寺とほんの五百メートルほど
しか離れていなかったことも、
二人の交流を深めたのだろう。
芭蕉庵は新しい俳風を模索する
芭蕉庵は新しい俳風を模索する
一門の拠点となり、
また、
号を桃青から芭蕉翁と改めたのも
この頃。
禅味が加わった芭蕉の作風は、
従来見られなかった高い精神性を
俳句の世界にもたらし、
文芸としての価値を
世間に知らしめる。
~つづく~