貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

浜松市: 法 永 寺  真民さんの歌と出合う縁!

2023-09-11 14:51:45 | 日記
令和5年9月11日(月)
浜松市: 法 永 寺  
<駐車場>
        
 鎌倉時代の正中元(1324)年に
開創。
<山門>

<本堂>

 開創当時は臨済宗の禅刹として
開かれ、碧王山笠井院と号する。
 室町末期の天正5(1577)年には
浄土宗に改宗、寺号を泰龍寺に
改められる。
 さらに慶長15年(1610)に
現在の寺号である法永寺に改める。
 現在の本堂は
元禄16年(1703)に再建されたもの。 
 大正時代末期に
解体修理に近いほどに手を入れられ、
昭和35年(1960)に
向拝部分が付けられているため、
往時とは外観も変貌しているという。
 境内もすっかり様変わり。
 「法清庭」と名付けられ、

石庭と化し、石碑群はなくなる。
 百句碑群は、移転。 
 以前は、
その百句碑群の一番奥に、
「人の短を 
  言ふ事なかれ 
   己が長を 
    説く事なかれ 
 ものいへは 
    唇寒し
      秋の風」。
 はせを翁の二句が
並刻されていたようだ。

 四国巡礼の旅に出て、
この言葉の作者を知る。
 名は坂村真民。
 愛媛県で高校の国語教師をしていた歌人。
詩人。
 一遍上人を敬愛し、午前零時に起床して、
夜明けに重信川ので、地球に祈りを捧げる
詩人。
 その詩を紹介。
念ずれば 花ひらく

苦しいとき
母がいつも口にしていた。
こもことばを
わたしもいつのころからか
となえるようになった。

そうしてそのたび
わたしの花がふしぎと
ひとつひとつ
ひらいていった

この石碑は
全国あちこちで
見かけるようになったことも
縁なんだろう!