『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『ジェシー・ジェームスの暗殺』を観た]

2008-01-13 01:12:46 | 物語の感想
☆さてと・・・、いつものMOVIX昭島に、本日公開の『ジェシー・ジェームスの暗殺』を、女子中学生と観に行った。

・・・しかし、この作品、私にはまあまあ面白かったのだが、中学生には難しいようだった。

文芸作品っぽく作り込んであって、物語に、娯楽作品的な「ケレン」がなく、映画と言うのは「観る者をグイグイ引っ張ってくれるもの」と考えているだろう中学生には、まだまだ難しいようだった。

だから、娘っ子とのデートには、今ならば『ナショナル・トレジャー2』辺りをお勧めする^^

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南北戦争直後のアメリカで、悪名を轟かせた犯罪者ジェシー・ジェームスと、彼に憧れつつも暗殺したロバート・フォードの物語である。

ボブ(ロバートのあだ名)は、何とも、落語で言う「与太郎」に「オタク」風味を混ぜたような気持ち悪い男なのだが、ジェシー一党の最後のヤマ・列車強盗に参加し、ジェシーと知り合う。

物語は、その最後の強盗に参加したメンバーの離散集合と、最終的にはロバートに撃たれるジェシーの最期が描かれる。

とても格調高くアメリカの自然が撮られており、鮮明な画像や、画面周囲をぼやかしたような映像、高速度撮影などの技術も使われている。

物語自体は他愛無いのだが、それが豪華なセットに彩られ、何よりも、出演者の演技が見事で、それだけで3時間に近い上映時間がもった^^;

主人公ボブの気持ち悪さも、それこそ演技のうまさの証明だった。

途中で、少佐の後家さんってのが出てくるのだが、その表情のエロさったらなかった^^;

そして、ブラッド・ピットである。

この人、うまい俳優だと思う。

ジェシー・ジェイムスと言う、カリスマ犯罪者の奔放さと気性と猜疑心がとても伝わってきた。

・・・目なのである。

あの、青い透明な瞳で、仲間の裏切りを疑心するさまは、切なささえ感じるほどに、迫真だった。

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私は、ブラッド・ピットを目当てに映画を観に行ったことはない。

しかし、近年、彼ほどに映画館で目にした俳優はいない。

そして、その演技に失望したこともない。

名優なのだろう・・・。

                           (2008/01/13)
コメント
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