☆MOVIX昭島での上映終了の日だったので、その最終回に滑り込んだ。
◇ ◇
物語の最後に、孤独で奇矯な天才少女サラカが、主人公に笑顔を見せるだろうことは分かっていた。
そして、あの性格上の無表情から、どうやって笑顔に変化していくのか、とても注目していた。
うまいんだよな、谷村美月(『魍魎の匣』以来の再会)。
・・・主人公との再会に、不安で不安でしょうがないのに、いつもの固い態度でしか挑めない。
しかし、主人公は、いつもと変わらぬ態度で彼女を迎え入れる。
サラカは、やっと安心して、目に涙を溜めつつも、優しく無邪気に微笑むことが出来るのだ。
私もホッと一安心するのだが、画面はすぐに暗転し、エンドクレジットへ。
詰め込むだけ詰め込んだストーリーの中で、この潔い終わり方は良かった。
◇ ◇
私は、後ろの席の男がクスクス笑っていたシーンでも全く笑えず、それこそ無表情で、でも、妙に完成度の高い映像に引きつけられて、集中して見た。
不思議な作品だった。
主人公は、純粋に単純バカで、私は全く魅力を感じなかった。
しかし、「ああ、こういう奴いる!」と、その現実感に非常に感心した。
リアルのああゆう奴って、結構、いい女を連れていたりするんだよね^^;
ヒロインであるサラカは、これは非現実的なキャラクターだ。
明らかに「エヴァンゲリオン」以後の造形ヒロインだ。
おそらく、ジャージ、ホットパンツ、タンクトップに見える胸元、細めのおみ足、コミュニケーション不全の態度、無表情、身体をゴム管で巻きたがる衝動、固い口調・・・。
一種の「ヤンデレ」ってやつか・・・?
そういった趣味の者にはたまらない「萌え要素」なのだろう。
私は、全く、チンチンに反応しなかった。
私は、『僕の彼女はサイボーグ』程度の分かりやすいオタクテイストがちょうど良いようだ。
ちなみに、最近、私がチンチンに反応を示したシーンとしては、『ライラの冒険』のライラが、最後の決戦前に敵に啖呵を切り、唾を「ぺっ!」と吐くシーンがある。
ライラが、私のチンポに唾を吐きかけてきたら、きっと勃起するだろう。
・・・すいません、調子に乗って言い過ぎました^^;
◇ ◇
とは言え(チンポネタばかりですまんが^^;)、サラカのふてぶてしい態度を見ていると、チンポビンタを繰り返し喰らわしたくもあった。
そうそう、「デンデン太鼓」のように・・・^^;
◇ ◇
クライマックスの、「寿司」ネタや、それまで言葉では語られつつもの、いささか唐突なロックシャウト、
インドと東京のテーマ的つながりの不備、田んぼシークエンスで表わされて然るべき自然の大切さなど、
多くのテーマが詰め込まれすぎて、消化不良が起こっていた。
何よりも、謎解きとして存在している、宇宙誕生以前の「無」に存在していたモノの明確な答えが出されないのは痛かった。
せっかく、「現象は対になる」と言うヒントが立ち現われてきたのだから、
主人公とサラカがセックスすれば良かったののに・・・。
二人がセックスする前が「無」で、ピストン運動が「インフレーション」、射精が「ビッグバン」で、赤ちゃんで「有」なのであると。
妊娠が下品ならば、「愛」が生まれると言う綺麗なテーマ成就もあり得ただろう。
だが、主人公には最後まで恋愛沙汰はない・・・^^;
しかし、私は、2時間近くの上映時間を飽きることなく見ることが出来た。
面白かったからだろう。
PS.サラカによるベートーベンの「運命」講釈や、主人公の「初歩的宇宙生成論」講義は、正直、とても勉強になった^^
(2008/06/21)
◇ ◇
物語の最後に、孤独で奇矯な天才少女サラカが、主人公に笑顔を見せるだろうことは分かっていた。
そして、あの性格上の無表情から、どうやって笑顔に変化していくのか、とても注目していた。
うまいんだよな、谷村美月(『魍魎の匣』以来の再会)。
・・・主人公との再会に、不安で不安でしょうがないのに、いつもの固い態度でしか挑めない。
しかし、主人公は、いつもと変わらぬ態度で彼女を迎え入れる。
サラカは、やっと安心して、目に涙を溜めつつも、優しく無邪気に微笑むことが出来るのだ。
私もホッと一安心するのだが、画面はすぐに暗転し、エンドクレジットへ。
詰め込むだけ詰め込んだストーリーの中で、この潔い終わり方は良かった。
◇ ◇
私は、後ろの席の男がクスクス笑っていたシーンでも全く笑えず、それこそ無表情で、でも、妙に完成度の高い映像に引きつけられて、集中して見た。
不思議な作品だった。
主人公は、純粋に単純バカで、私は全く魅力を感じなかった。
しかし、「ああ、こういう奴いる!」と、その現実感に非常に感心した。
リアルのああゆう奴って、結構、いい女を連れていたりするんだよね^^;
ヒロインであるサラカは、これは非現実的なキャラクターだ。
明らかに「エヴァンゲリオン」以後の造形ヒロインだ。
おそらく、ジャージ、ホットパンツ、タンクトップに見える胸元、細めのおみ足、コミュニケーション不全の態度、無表情、身体をゴム管で巻きたがる衝動、固い口調・・・。
一種の「ヤンデレ」ってやつか・・・?
そういった趣味の者にはたまらない「萌え要素」なのだろう。
私は、全く、チンチンに反応しなかった。
私は、『僕の彼女はサイボーグ』程度の分かりやすいオタクテイストがちょうど良いようだ。
ちなみに、最近、私がチンチンに反応を示したシーンとしては、『ライラの冒険』のライラが、最後の決戦前に敵に啖呵を切り、唾を「ぺっ!」と吐くシーンがある。
ライラが、私のチンポに唾を吐きかけてきたら、きっと勃起するだろう。
・・・すいません、調子に乗って言い過ぎました^^;
◇ ◇
とは言え(チンポネタばかりですまんが^^;)、サラカのふてぶてしい態度を見ていると、チンポビンタを繰り返し喰らわしたくもあった。
そうそう、「デンデン太鼓」のように・・・^^;
◇ ◇
クライマックスの、「寿司」ネタや、それまで言葉では語られつつもの、いささか唐突なロックシャウト、
インドと東京のテーマ的つながりの不備、田んぼシークエンスで表わされて然るべき自然の大切さなど、
多くのテーマが詰め込まれすぎて、消化不良が起こっていた。
何よりも、謎解きとして存在している、宇宙誕生以前の「無」に存在していたモノの明確な答えが出されないのは痛かった。
せっかく、「現象は対になる」と言うヒントが立ち現われてきたのだから、
主人公とサラカがセックスすれば良かったののに・・・。
二人がセックスする前が「無」で、ピストン運動が「インフレーション」、射精が「ビッグバン」で、赤ちゃんで「有」なのであると。
妊娠が下品ならば、「愛」が生まれると言う綺麗なテーマ成就もあり得ただろう。
だが、主人公には最後まで恋愛沙汰はない・・・^^;
しかし、私は、2時間近くの上映時間を飽きることなく見ることが出来た。
面白かったからだろう。
PS.サラカによるベートーベンの「運命」講釈や、主人公の「初歩的宇宙生成論」講義は、正直、とても勉強になった^^
(2008/06/21)