☆本日は、仕事が早く終わり、夕方から、本日封切り二本立てと洒落込んだ。
『私がクマにキレた理由(わけ)』と『ゲット・スマート』をネット予約し、MOVIX昭島のロビーで入場を待っていつつ、携帯で、暇つぶしに『超映画批評』を閲覧していたら、上記の2作品が高評価であった。
なかなか的を射た評論だったので、私が書くに当たって、内容がかぶるので、ちょっと悔しかった。
私は、別に「超映画批評」の前田氏を敵視するつもりはないので、誰かさんのように、無理矢理に反対の評価にするつもりはない^^;
特に、前田氏のスカーレット・ヨハンソン評は良かった。
確かに、顔は、ナタリー・ポートマンなみにツンとしているのだが、妙に身体がムチムチッとしていて「男好きのする体付き」であった。
人並みに遊び好きで、知り合った同じ階の男性に、貪り抱き合うシーンなんて、気持ちが伝わってきた。
自分の監視していたカメラが、テディベアに仕込まれていたことを発見し、「ハンッ!」と野太い声を出すのも魅力的だった。
◇ ◇
それから、『最後の初恋』の時も思ったことだが、この作品も完成度が高かった。
そのスタイリッシュな映画的表現は、『JUNO』と似ていた。
ある意味、姉妹作としてもいいんじゃないでしょうか?
◇ ◇
大学を卒業したキャリア・ウーマンを目指した主人公・アニーが、ひょんなことから、セレブの家庭の子守り(ナニー)となる。
そこでの、セレブ見聞録と、子供との心の通い合いの物語だ。
パラソルに掴まって、フワフワとマンハッタンの山の手に現われるイメージの主人公は、メリー・ポピンズの様である。
メリー・ポピンズは、家庭に多くの教えをもたらした。
対して、アニーは無知であった。
が、アニーには、それまでの母親から受けた教育(その教育は必ずしもベストではない)があり、結果的に、セレブ家庭に多くの常識を置き土産することになった。
◇ ◇
月並みな表現だが、物質的に恵まれてはいたが精神的にギスギスしたセレブ家庭に、アニーは、極々真っ当な価値観を、最終的にぶちまける。
それがいい。
痛快だった。
つくづく、私は、どのような生活環境であろうと、その構成要素を細かく分けて、それぞれを評価すると、セレブの生活も、庶民の生活も、プラマイ0なんじゃないかと、この作品で考えさせられた。
◇ ◇
それと、この作品では、自分の子をナニーに任せているようなセレブ母親たちが、いっちょまえに教育を語るような会合を重ねている様が描かれる。
それが、家庭を不和にしつつ、外面を良くしている日教組の教師や、偉そうにモラルを語りつつ、数々の無作法を繰り返す人生を送ってきた一部の保守言論人を思い出させられた・・・^^;
◇ ◇
私は最近、自分の人生を振り返らされる事が多い。
成功した人生ではないが、失敗したとも思っていない。
しかし、まだ、「やり遂げていない」感はある。
今回、10代の若い娘とこの作品を観たのだが、つくづく、その娘に、「まだ若いのだから、熟慮した人生の選択をして欲しい」などと思わせられた。
そんなことを考えさせられる作品だった。
(2008/10/11)
『私がクマにキレた理由(わけ)』と『ゲット・スマート』をネット予約し、MOVIX昭島のロビーで入場を待っていつつ、携帯で、暇つぶしに『超映画批評』を閲覧していたら、上記の2作品が高評価であった。
なかなか的を射た評論だったので、私が書くに当たって、内容がかぶるので、ちょっと悔しかった。
私は、別に「超映画批評」の前田氏を敵視するつもりはないので、誰かさんのように、無理矢理に反対の評価にするつもりはない^^;
特に、前田氏のスカーレット・ヨハンソン評は良かった。
確かに、顔は、ナタリー・ポートマンなみにツンとしているのだが、妙に身体がムチムチッとしていて「男好きのする体付き」であった。
人並みに遊び好きで、知り合った同じ階の男性に、貪り抱き合うシーンなんて、気持ちが伝わってきた。
自分の監視していたカメラが、テディベアに仕込まれていたことを発見し、「ハンッ!」と野太い声を出すのも魅力的だった。
◇ ◇
それから、『最後の初恋』の時も思ったことだが、この作品も完成度が高かった。
そのスタイリッシュな映画的表現は、『JUNO』と似ていた。
ある意味、姉妹作としてもいいんじゃないでしょうか?
◇ ◇
大学を卒業したキャリア・ウーマンを目指した主人公・アニーが、ひょんなことから、セレブの家庭の子守り(ナニー)となる。
そこでの、セレブ見聞録と、子供との心の通い合いの物語だ。
パラソルに掴まって、フワフワとマンハッタンの山の手に現われるイメージの主人公は、メリー・ポピンズの様である。
メリー・ポピンズは、家庭に多くの教えをもたらした。
対して、アニーは無知であった。
が、アニーには、それまでの母親から受けた教育(その教育は必ずしもベストではない)があり、結果的に、セレブ家庭に多くの常識を置き土産することになった。
◇ ◇
月並みな表現だが、物質的に恵まれてはいたが精神的にギスギスしたセレブ家庭に、アニーは、極々真っ当な価値観を、最終的にぶちまける。
それがいい。
痛快だった。
つくづく、私は、どのような生活環境であろうと、その構成要素を細かく分けて、それぞれを評価すると、セレブの生活も、庶民の生活も、プラマイ0なんじゃないかと、この作品で考えさせられた。
◇ ◇
それと、この作品では、自分の子をナニーに任せているようなセレブ母親たちが、いっちょまえに教育を語るような会合を重ねている様が描かれる。
それが、家庭を不和にしつつ、外面を良くしている日教組の教師や、偉そうにモラルを語りつつ、数々の無作法を繰り返す人生を送ってきた一部の保守言論人を思い出させられた・・・^^;
◇ ◇
私は最近、自分の人生を振り返らされる事が多い。
成功した人生ではないが、失敗したとも思っていない。
しかし、まだ、「やり遂げていない」感はある。
今回、10代の若い娘とこの作品を観たのだが、つくづく、その娘に、「まだ若いのだから、熟慮した人生の選択をして欲しい」などと思わせられた。
そんなことを考えさせられる作品だった。
(2008/10/11)