☆用事があって、銀座に行った。
予定までの数時間に、何か映画を観ようと思ってはいたのだが、まさか、こんな純B級映画を見るとは思わなかった^^;
銀座のド真ん中にあるシネパトスで観た。
パトス・・・、「情欲」のことである。
その名に恥じぬ、『王妃の紋章』に続く、大おっぱい祭りの作品であった。
◇ ◇
最初こそ、ブッシュ大統領4期を背景にした、アメリカの軍拡を批判するようなパロディ風刺の様相を見せて、その為の「死体(ゾンビ)兵隊計画」へと話が進む。
とある病院が、そんなゾンビに汚染されて、そこへ、やや個性の強い小隊が派遣され、軍人対ゾンビが、なかなか派手に描かれる。
どこが、「ゾンビ・ストリッパー」なんだべ?
でも、私は、このゾンビ映画としての普通の展開が楽しかった。
さて、病院のゾンビの駆逐が終わる。
小隊が点呼をとると、一人足りない・・・。
ゾンビに噛まれた兵士の一人が、ゾンビ・ウィルスにより汚染されている自分が始末されると考え、脱走したのだ。
脱走し、その兵士が行きついた先が、秘密のストリップ小屋だった・・・。
◇ ◇
そこは、数人のストリップ嬢が、己がストリップ技術(テク)をライバルと切磋琢磨し競い合う場であった。
そして、客は、そのストリップ嬢の演技をかぶりつきで応援する。
ナンバー1は、個室を与えられ、トップを維持しようとしている。
そのナンバー1を崇拝したり、反目している他のストリップ嬢もいる。
そのトップ嬢が、ゾンビに覚醒した兵隊に襲われる。
ゾンビ兵は隔離され、殺されたトップ嬢も控え室に運ばれる。
オーナーもホールマネージャーも、「どうしよう、どうしよう」とパニくる。
ナンバー2は、ナンバー1が殺されてほくそ笑む。
・・・と、死んだはずのナンバー1が復活し、ホールに躍り出る。
客は、血だらけの女に一瞬ビックリするが、その鬼気迫るダンスに大喝采を送る。
オーナーもマネージャーも「まっ、いいか!」とゾンビ・ストリッパーに踊り続けさせる。
オッパイにかかっていた血は乾き、赤いおっぱいだった・・・。
◇ ◇
このゾンビ映画の不思議さは、女がゾンビ化した場合は、多少は生前の心が残っているので、ちょっとは人間的な生活が送れるのである。
それは、このB級作品の最初で、そぐわないがちゃんと説明されている。
だから、ゾンビ・ストリッパーは、傷口をホチキスで止めたり、化粧をしたりもする。
ある意味、セルフ「おくりびと」である^^;
トップ嬢のダンスに、彼女を心酔していたゴス嬢は、自分もゾンビになることを希望する。
そして、ペア・ゾンビ・ストリップで観客は熱狂する。
◇ ◇
また、このゾンビ作品の特筆は、物語上のリアルさは、かろうじて保たれているようでいて、変な点もある。
このストリップ小屋は、その日が引けると、閉店するのである。
同僚たちは帰宅し、ゾンビ嬢はそのままで、また翌日、営業が再開するのである^^;
それと、意識が多少残ってはいるが、ゾンビ嬢は人を食う衝動に襲われる。
そんなときは、客を舞台に乗せ、舞台裏に連れて行き、喰らうのである。
他の客たちは、「むひょ~、あのヤロウ、選ばれやがって! チクショー!!」とばかりに、「ジェフリー! ジェフリー!」と、その名をコールする。
舞台裏で、ジェフリーは、ゾンビ・ストリッパーに喰われ、悲鳴をあげる。
その声を聞き、他の客たちは、「うほー! 叫ぶほど気持ちいいんだな!」と、「ジェフリー! ジェフリー!」コール^^;
◇ ◇
ストリップ嬢たちには、新人がいた。
敬虔なクリスチャンで、メイク室の鏡にキリストの肖像を貼ったりしているが、祖母に人工肛門を購入してやるために、ストリップ嬢になった。
しかし、その初舞台の時、エロいダンスの果てに、そのシースルー風セーラー服を脱ごうとした時、恥ずかしさで、涙をポロポロ流し、ステージから逃げ出してしまう。
私は、この場面になかなか興奮したが、その後、この新人娘は、最後までおっぱいを出さないので、かなりムカついた。
◇ ◇
最終的に、ナンバー1と、ナンバー2の、ストリップ・ゾンビ対決が描かれるのだが、ここで、私は、「うははは^^」と大声で笑った。
ナンバー1が、舞台の上でM字開脚をしながら、笑顔で、片手にピンポン玉を取り出したのだ。
つまり、マン圧で、ピンポン玉を撃ち出すというのだ!
こんなことやるのは、日本のストリッパーだけだと思っていたよ。
しかし、ピンポン玉では、ナンバー2に傷を負わせられない。
続いて、ナンバー1が取り出したのは、ビリヤードの球だ。
これは、かなりのダメージを与えられたが、ナンバー2は、ステージ中央のポールをもぎ取り、それをバットに見立てて、ビリヤードの球を打ち返すのだった。
それを腹に受けて、吹っ飛ぶナンバー1嬢・・・!
おいおい、ナンバー2、お前は、『新・必殺仕置人』の元締・虎(藤村富美男)かよッ!!!!^^;
◇ ◇
てな感じで、下らない作品と思いつつも、2500字以上も感想を書いてしまった^^;
(2008/10/20)
予定までの数時間に、何か映画を観ようと思ってはいたのだが、まさか、こんな純B級映画を見るとは思わなかった^^;
銀座のド真ん中にあるシネパトスで観た。
パトス・・・、「情欲」のことである。
その名に恥じぬ、『王妃の紋章』に続く、大おっぱい祭りの作品であった。
◇ ◇
最初こそ、ブッシュ大統領4期を背景にした、アメリカの軍拡を批判するようなパロディ風刺の様相を見せて、その為の「死体(ゾンビ)兵隊計画」へと話が進む。
とある病院が、そんなゾンビに汚染されて、そこへ、やや個性の強い小隊が派遣され、軍人対ゾンビが、なかなか派手に描かれる。
どこが、「ゾンビ・ストリッパー」なんだべ?
でも、私は、このゾンビ映画としての普通の展開が楽しかった。
さて、病院のゾンビの駆逐が終わる。
小隊が点呼をとると、一人足りない・・・。
ゾンビに噛まれた兵士の一人が、ゾンビ・ウィルスにより汚染されている自分が始末されると考え、脱走したのだ。
脱走し、その兵士が行きついた先が、秘密のストリップ小屋だった・・・。
◇ ◇
そこは、数人のストリップ嬢が、己がストリップ技術(テク)をライバルと切磋琢磨し競い合う場であった。
そして、客は、そのストリップ嬢の演技をかぶりつきで応援する。
ナンバー1は、個室を与えられ、トップを維持しようとしている。
そのナンバー1を崇拝したり、反目している他のストリップ嬢もいる。
そのトップ嬢が、ゾンビに覚醒した兵隊に襲われる。
ゾンビ兵は隔離され、殺されたトップ嬢も控え室に運ばれる。
オーナーもホールマネージャーも、「どうしよう、どうしよう」とパニくる。
ナンバー2は、ナンバー1が殺されてほくそ笑む。
・・・と、死んだはずのナンバー1が復活し、ホールに躍り出る。
客は、血だらけの女に一瞬ビックリするが、その鬼気迫るダンスに大喝采を送る。
オーナーもマネージャーも「まっ、いいか!」とゾンビ・ストリッパーに踊り続けさせる。
オッパイにかかっていた血は乾き、赤いおっぱいだった・・・。
◇ ◇
このゾンビ映画の不思議さは、女がゾンビ化した場合は、多少は生前の心が残っているので、ちょっとは人間的な生活が送れるのである。
それは、このB級作品の最初で、そぐわないがちゃんと説明されている。
だから、ゾンビ・ストリッパーは、傷口をホチキスで止めたり、化粧をしたりもする。
ある意味、セルフ「おくりびと」である^^;
トップ嬢のダンスに、彼女を心酔していたゴス嬢は、自分もゾンビになることを希望する。
そして、ペア・ゾンビ・ストリップで観客は熱狂する。
◇ ◇
また、このゾンビ作品の特筆は、物語上のリアルさは、かろうじて保たれているようでいて、変な点もある。
このストリップ小屋は、その日が引けると、閉店するのである。
同僚たちは帰宅し、ゾンビ嬢はそのままで、また翌日、営業が再開するのである^^;
それと、意識が多少残ってはいるが、ゾンビ嬢は人を食う衝動に襲われる。
そんなときは、客を舞台に乗せ、舞台裏に連れて行き、喰らうのである。
他の客たちは、「むひょ~、あのヤロウ、選ばれやがって! チクショー!!」とばかりに、「ジェフリー! ジェフリー!」と、その名をコールする。
舞台裏で、ジェフリーは、ゾンビ・ストリッパーに喰われ、悲鳴をあげる。
その声を聞き、他の客たちは、「うほー! 叫ぶほど気持ちいいんだな!」と、「ジェフリー! ジェフリー!」コール^^;
◇ ◇
ストリップ嬢たちには、新人がいた。
敬虔なクリスチャンで、メイク室の鏡にキリストの肖像を貼ったりしているが、祖母に人工肛門を購入してやるために、ストリップ嬢になった。
しかし、その初舞台の時、エロいダンスの果てに、そのシースルー風セーラー服を脱ごうとした時、恥ずかしさで、涙をポロポロ流し、ステージから逃げ出してしまう。
私は、この場面になかなか興奮したが、その後、この新人娘は、最後までおっぱいを出さないので、かなりムカついた。
◇ ◇
最終的に、ナンバー1と、ナンバー2の、ストリップ・ゾンビ対決が描かれるのだが、ここで、私は、「うははは^^」と大声で笑った。
ナンバー1が、舞台の上でM字開脚をしながら、笑顔で、片手にピンポン玉を取り出したのだ。
つまり、マン圧で、ピンポン玉を撃ち出すというのだ!
こんなことやるのは、日本のストリッパーだけだと思っていたよ。
しかし、ピンポン玉では、ナンバー2に傷を負わせられない。
続いて、ナンバー1が取り出したのは、ビリヤードの球だ。
これは、かなりのダメージを与えられたが、ナンバー2は、ステージ中央のポールをもぎ取り、それをバットに見立てて、ビリヤードの球を打ち返すのだった。
それを腹に受けて、吹っ飛ぶナンバー1嬢・・・!
おいおい、ナンバー2、お前は、『新・必殺仕置人』の元締・虎(藤村富美男)かよッ!!!!^^;
◇ ◇
てな感じで、下らない作品と思いつつも、2500字以上も感想を書いてしまった^^;
(2008/10/20)