『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『私だけのハッピー・エンディング』を観た(短信)]

2011-12-28 23:59:50 | 物語の感想
☆短信なのは、明日も忙しくて、早く寝なくちゃならないからで、作品の質が悪いわけではない。

 と言うか、良い作品だった。

 多くの友人を持ち、遊び相手の男にも事欠かないキャリアウーマンのマーリー(ケイト・ハドソン)が、ちょっと体調が気になって行った病院の健康診断で、突然の癌宣告…、しかも、深刻な進行状態…、そんな状況の中で、マーリーが悩み苦しみ、楽しく笑いつつ、自分の人生に幕を下ろしていく物語。

 良い作品ゆえに、また、抑制の利いた展開ゆえに、あまり書くことがない。

 ・・・ケイト・ハドソンである。

 何気に、昨年の<ナカデミー賞>で「作り笑顔大賞」を受賞している。

 ややトウが立ちはじめ、ベッドシーンでも腹部を隠しているが、その魅力的な「かまぼこ型」の視線は健在で、眉や口元で感情を表現する「作り顔」も悪くない。

 てゆーか、この人は、素で、かような演技タイプらしい。

 で、その彼女に合った今回のマーリーと言う役柄でもあった。

 人生の最後の最後まで、格好良くしていたく、周囲の者を楽しませたいと考えている。

 だが、そんな性格ゆえに、心の奥で求めている、心から信じられる人を見つけることが出来ない。

 そんな中、夢の中で、神様のウーピー・ゴールドバーグ(ウーピーとして出てくる^^)と出会い、正直な気持ちに直面させられる。

 そして、死の日まで、懸命に、…ではないか^^;…、彼女らしい、自然体のつき合いが出来る恋人を見つけるのだった。

 と、同時に、これまで、当たり前に存在していた周囲の友人たち全てが、自分にとって信頼できる人々だったことも分かる。

 反目していた父親との和解・・・、

 うざがっていた母親(キャシー・ベイツ)こそが最大の優しさを向けていてくれていたことを理解する。

 ・・・母親をマーリーが鬱陶しいと感じる空気感の描き方など絶妙である。

 私の母親そっくりのうざさだ^^;

 ただ、この作品を見た後は、私も、「もうちょい、(母親に)余裕をもって接してあげなきゃ」と思わせられた。

 マーリーのお葬式は、マーリーの意向で、関係者のパーティー形式だ。

 マーリーは、家族や仲間の誰にも見えないが、脇に池のある会場、その対岸で踊っている^^

 楽しいエンディングだが、その宴の後、やはり、誰もが、寂しいのだろうな・・・。

 それで良いんだと思う。

   ◇

 ・・・いまだ若いマーリーの癌闘病生活に、私、ホント、いろいろと考えさせられた。

 男女の違いはあれ、なんか、勝手に近しいものを感じた。

 ・・・まあ、ほとんどの映画の主人公は、万人から共感を得られるものだ。

 福島原発事故後に、あえて福島の現場を訪れたので、放射能の体に与える影響をずーっと考えさせられたこともあるしね。

 頭の中で、全く問題ない・大丈夫と分かっているけど、あまりにも大きな、日本の庶民の「風評」思惟だった・・・。

 だが、まだまだ死ねない。

 この作品に出てきた美幼女キャミ(Bailey Bass)を抱きしめるまでは!!

   

 しかし、なんで、そろそろ幼女卒業の年頃と思われるキャミなのに、乳母車に乗っているんだろう・・・?

                                                      (2011/12/28)
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