
☆仕事を定時で終え、近所のプールに行き、サウナに入り、イオンモールに行き、フードコートで食事をして、レイトショーで映画を観てくるという充実した一日でした。
明日も仕事があるので、このレビューは短信でごめんなさい。
でも、みんなに評価の高いこの作品だが、私にはそれ程でもなかったので、短信で充分だ。
◇
私は予告編で見て、この作品は、女教師が幼い娘を生徒に殺される内容だと知り、その娘がかなり強烈な殺され方をするようなので、観に行くのを躊躇していた。
子供が殺される映画は不謹慎だ、などと言う気持ちではなく、
私は、リアルに構築された世界の中で、可愛い子供が無惨に殺されるような作品は、胸が苦しくなって見れないのだ。
いや、例えば、ロリコンマンガなどで、少女が犯されるような作品など、割りと楽しく読むのであるが、
現実感のある流れの中で語られると、途端に辛くなってくる。
例えば、エロマンガやAVは、それさえも娯楽として楽しめる度量が、私にはある。
人間は、そのようなものを見て、心の澱を吐き出すものだ。
が、それが、虐待や暴行など、ニュースネタであると、とたんに不愉快になる。
映画は、悲劇をリアルに感じさせられる範疇のものだと私は思っていて、だから、この作品は鑑賞を避けたかった。
でも、今夜、連れとのノリで観てしまった・・・。
が、それ程の苦痛もなく、観れてしまった。
何故か?
・・・リアリティがないからだ。
私は、先ず、「ナニこの『エヴァ:まごころを君に』は?」と思った。
・・・モノローグの構成。
・・・時折混じる荒い画像。
・・・空。
・・・少年の犯罪現場。
・・・ヤンデレ。
色々な面で相似が感じられた。
未成年の犯罪を描くと、同じようになるのか・・・?
唯一凄いと感じられた松たか子演じる、ひたすらに復讐を遂行する教師像だが、
そのハーフコートのいでたちにも既視感がよぎる。
役者たちの演技は、殺される幼女の可愛らしさからして素晴らしい。
少年たちも可愛い。
クラスメイトの女の子も、まだ未完成のJCの魅力がたっぷりだ。
胸がペタンコのスク水姿も、よくぞ捉えた! と思った。
松たか子は、最後の表情で、逆転満塁ホームランだが、それまでは、娘を殺した共犯の少年、そのバカ母を演じる木村佳乃が良かった。
息子の、引きこもり始めてからの凶行に対して、「タタラ」を踏むかのようなアクションが数度見られ、笑った^^
物語の舞台が限定されており、モノローグ(セリフ)で構成されているので、舞台劇のような作品である。
画面の暗さも、舞台チックだ。
おそらく、舞台劇にしたら、傑作になり得ただろう。
映画にしたから、ちょっとした違和感が起こり、それが作り手の狙いだと分かりつつも、物語のリアリティを喪失させていた。
松たか子の復讐教師の猪突猛進振りがなかったら、物語も平板だ。
なかなかそそるがステロタイプな人物造詣の、クラスメイトの美月だが、そのファッションは似合ってなかった。
まあ、佳作相当の作品だ。
途中の、勘違い教師主導の、生徒によるダンスシーンを、思い切ってミュージカルパートにしちまえば良かったのになぁ・・・。
(2010/06/22)
TBありがとうございましたm(__)m
いつもTB貼り逃げばかりでコメント残さずすみませんm(__)m
goo同士なのですが、禁句があるようで
こちらからのTBが反映しないようで申し訳ありませんでした。
URLに入れておきますね。
この映画、松たか子の女優としての真髄を見せてもらいました^^
これからもよろしくお願い致します。
手当たり次第にいっぱいTB送るので、同じ文章を書くのもなんかやだし、TB本文で堪忍してもらってる次第です^^;
演技者としては松たか子はなかなかだと思いますが、
彼女、顔、曲がってますよね^^
私、蔵野を思い出してしまうのです^^;
今年度の邦画の中では1,2位を争うほどの
満足度でした。単純に面白いと一言で
終わらせてはいけないほどの衝撃がありました。
復讐を達成するため、善人でいるのか、自らも
悪人となるのかその境界線を彷徨う松たか子の
演技にも魅了されました。
今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
と言いましょうか、少し記憶があやふやになっております^^;
そんな衝撃的な(こけおどしな)シーンだけが記憶に残っています。
なんと言いますか、この作品には、希望を持てる人物の登場がなく、それが、この作品の非凡でもあるのです。
でも、私は、平凡でも、希望の持てる人物の登場を望んでしまいます^^
さとるさんもそうでしょう?
ありませんよ、この作者が何故このような、作品を書けたか、私にわ理解できなかったので、作者の事調べたら、この作者わ江戸川乱歩や赤川次郎の本をよく読んでたそうです、作家になったのわ何か残したいとの動機で、私から見れば、良識とか常識とか関係なしにインパクトのある作品を作りたいだけすね、ちなみに、この作品わ映画芸術誌選出2010年ワースト1位になってることで安心しました。6
なんか、東野圭吾とか、この作品とか、客は「そのようなもの」を高尚と考えている節があります。
私は、そうは思わないのです。
>>映画芸術誌選出2010年ワースト1位
へーっ、それはそれで寸評を知りたいです^^
確かに、昔の作家のほうが、上品に深みのある作品が書けてますよね。
『砂の器』とか・・・。