☆・・・すまんが、それぞれの映画、一言だけで・・・。
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『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』
メインの話が、いまいち面白くなくて、にもかかわらず、無駄に分かり難くも複雑だった。
五右衛門と次元の変装話など、観ている者の興味と、物語把握の流れを著しく阻害していた。
だが、二つの老舗作品のキャラクターたちの持つ磁場は凄まじいもので、それぞれのキャラクターが登場するだけで楽しい。
その中にあって、コナンと次元の絡みは、格別に面白かった。
それと、蘭の危機に際してのコナンのスカイツリーでのアクションは、やっぱ面白い^^
『REDリターンズ』
水準以上に面白い。
ベテラン組の「レッド」グループにあって、若いイ・ビョンホンの存在は、作品の完成度を落とすと思ったのだが、物語前半のターミネーターのような強さに対し、後半では良心を示すし、なかなか良かった。
しかし、初老の女スナイパー演じるヘレン・ミランの格好良さには、誰も勝てまい^^
『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』
まあ、こんなものでしょう。
「ウィザード」は「ウィザード」で物語が進み、「鎧武」は「鎧者」で物語が進むのだが、それが、後半になって繋がる。
つまり、「ドラゴンクエスト4」の「導かれし者たち」形式だ^^
先日見たプリキュアと言い、戦隊物の映画と言い、東映は、シリーズ物の歴代ヒーローの使い方がうまい。
予算はけして多くない中で、時代混淆・和洋折衷の戦国時代の描写は、ギリギリで様式を感じられ面白かった。
なんで、鎧武は、各種フルーツの鎧を纏うのだろう・・・?
『ウォーキング with ダイナソー』
派手さはないが、面白かった。
簡単に言えば、動物の群れの数年の生活を描いたドキュメントだ。
ただ、それが、実写を取り込んだ絶妙のCGで語られた恐竜の時代であることが特筆だ。
この作品は、『アース』のスタッフが作ったとのことで、物議を醸した『オーシャンズ』とも絡んでいると思われるが、
その「フェイクドキュメント」手法が、この作品ではいい形で出ている。
パキリノサウルスと言う地味な草食恐竜の子を主役に、その子が、群れのリーダーになるまでの月日の物語。
妙にテンポの悪いギャグ描写もある^^;
恐竜も絶妙のCGで描かれると、普通の動物にしか見えん^^;
(2013/12/22)