♪ 『 三線欲張り修行日記 』 ♪  

沖縄バンド「みいはいゆ」ちゃくらのブログです。

2020年の目標 どうしようかと考え中です。☺️♫

~ 『オペラ』でオッパッピーッ!? ~

2007年09月27日 | ライブレポート
「ビオレッタ! 私を愛してくださいますか?」
「っていうか、お母さんに抱っこされてる赤ちゃんみたいでやんすよ!」
「・・・・・。」     
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先日行ってきました! 初オペラ!
           『椿姫(つばきひめ)』。

・・・・・・・・・・・・・あらすじ・・・・・・・・・・・・・

互いに愛し合う、ビオレッタとアルフェルド。
しかし身分違いの二人の愛は、引き裂かれる運命に・・・!
アルフェルドは、ビオレッタが心変わりをしたと勘違いをし
彼女を恨み、去っていく・・・。
傷心のビオレッタ・・。
そのうえ、不幸なことに、彼女は不治の病(結核)に侵されてて、余命わずか・・・。
しかーし! 
死の直前、二人の誤解は全て解けるが・・・。
彼女はそのまま息絶えるのであった・・・。     

・・・・・・・・・・・・・・・完・・・・・・・・・・・・・・・

見終わって、一言で、私的にオペラを表現すると・・・。

   『字幕スーパー付き 実写版 豪華ミュージカル映画』

                             って感じかな??

というのも、舞台では、歌詞の内容が電光掲示板に流されるシステム。
だからストーリーはバッチリ理解できます!

そして、なんといっても舞台装置の豪華さ!
楽団の生演奏で聞く、歌の素晴らしさ!
そのうえ、何千人収容という大ホールで、マイクなしの地声で歌うのです!
これは驚きでした!!

約三時間という長さを全く感じさせない、素晴らしい舞台なのでした!


そんな素晴らしい舞台なのにぃぃぃぃ・・・。
あ~、やっぱりやってしまいましたぁ!
見つけてしまったのです!        

        『オペラ』の『オパピー』なところを!

まずひとつめ。

それは華やかな舞踏会のシーンで・・・・・・。

主人公二人のやりとりの間中、脇役の男女が何組も、舞台のいたるところで
イチャイチャしとるのです!(笑)    
・・きっと、舞踏会の雰囲気を出すための演出のひとつなんだろうけど・・・。

ある意味、主役を食うぐらいの勢いの、脇役のガンバリ(?)に
思わず 『オパピー!』 と叫びたくなる私なのでした・・・。

そして、もうひとつ・・・。
それは、ラストのクライマックスシーン!

病床のビオレッタ・・・。
看病する家政婦は、ビオレッタの枕が血だらけなのに気づきます・・・。
すると! 次の瞬間!!!
その血だらけの枕を、きれいな枕の下に、むんずと押し隠したのです!

・・きっとこれも、余命わずかな主人公を表現するための演出なんだろうけど・・・。

『あーーーっ! その枕カバー洗濯せんといかんちやっ!
 早よ洗わんと、のかんなるよーー!』        

病に、もがき苦しむビオレッタのこともすっかり忘れ
ストーリーとは全然関係のない『枕カバー』のことがずっと気になる
『オパピー!』な私なのでした。



そして、全ての演目が終わり・・・。
「ブラボー!」という歓声とともに、何度も続くカーテンコールの中・・・。

『あの枕カバー、洗うんかなぁ?』  
とか・・・。

整列して、微笑む出演者を見ながら・・・。
『あーっ! あの人ぉっ! 舞踏会のとき、一番イチャイチャしてたっ!』
とか・・・。

相変わらず『オパピー』なところばかりに、思いをはせる私なのでした・・・。

とはいえ、初『オペラ』 いろんな意味で、ほんとに楽しかったのです!


        「ブラボーーーーーーッ!
                 と、この場で叫ばせていただきます。