日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 母ありき・・・ *

2006年07月11日 | 雑感


夜PCを開く前に、少し仮眠・・と 横になった途端に、ドスン!鈍い音がした。
「何か落ちた音やぞ!」 夫が階段を駆け降りた。
二階の廊下の壁は我が家の小さな写真館と称して、額やボードに記念の写真が貼られている。
長女が成人式を控えた正月帰省した時、母や義姉が着付けして着物を着せてくれ写真を撮ったのだ。
それが写真館に飾られていたのを、母がお願いして譲ってもらったのである。 
その大きな額が落ちてその下の魚拓の額も落ち、辺りはガラスの破片が散乱していた。
「縁起が悪いわ」 「電話してみ」 ちょうど長女にメールをしていた次女が無事な返信を確認。
(それよりそうやってくれたおばあちゃんが大丈夫か、電話して見て)と言われ朝母に電話をした。

「毎日暑いねぇ」が開口一番のお互いの挨拶、しかしとても元気そうな声だった。 
話は孫のこと、次女のおなかのこと、そして家族みんなを気遣う会話。
話は嫁姑の話し世間話へと展開した。 結構色々な気苦労で大変な家が多いようだ。
「生まれも育ちも考え方も違う同士が一緒になるんじゃもの、そんなに簡単にうまく行く訳は無いわね。 
自分の手だって裏も表もあるんじゃもん大変よ。 それを仲良うにやって行く努力して行くんよ」
「私はお母さんの姿を見てきたから、有難い。 うまくやっていけるようにがんばるね」
「ははは・・。 お母さんを見て、ええと思うことはやったらええし、いかんと思うことはやらんことじゃね。 
まぁあんたなら大丈夫じゃわ」 「そう? 努力するね。 自分の可愛い息子や娘やもんね、
そのお嫁さんやお婿さんやから大事にしないとね、って昔お母さんが言ってた!」
「そうじゃったかね」 「そのおかげさんよ、感謝してます」
その後、兄嫁さんに代わってもらって日頃のお礼と近況報告、あとは世間話延々。

母は誇り、いまだに私の前を歩いている、包容力のある姑の型見本を見せながら。
  
お昼に愛ちゃんから写メールがあった。
「昨日はありがとうございました  さっき二回目の寝返りをしました ゆっくりと左側に」と。
ひろと三ヶ月。


 

                             * 紫陽花今日の一枚 *