いよいよである。 飛行機の苦手な私はハワイの時もそうだったけれど、私の部屋の机の上に、
通帳や印鑑など大切なものを目立たないように、それでいて分かるように置いて出発。
バッグの中には、母手作りの『カエル』と『草履』のお守りを忍ばせて・・。
必ず帰ってこれるように、腰痛の夫や膝の少し弱い私が迷惑をかけることのないように・・と。
娘は飛行機一日何回飛んでんのよと言うけれど、そんなこと考えたらいけんよと母は言うけれど、
誰がなんと言おうと私は飛行機が苦手なのだ。 だって着陸寸前90秒の脱出劇は真新しいのだ。
28日夕刻、関空でセイ君の家族、沖縄から愛ちゃんの妹さんの家族3名総勢21名が合流。
おちびちゃん3人、初海外である。 そうや次女の婿殿展君も初。
関空を21時45分出発し、グアム到着は午前2時・・時差は1時間日本よりも早い。
空港へ降り立った時は汗ばむほどの熱気を急激に浴びる。 グアムは雨季なのである。
ホテルへは10分ほど・・かなり荒々しい? 道路? 迎えのバスで到着。
部屋へ入るなり夫は即効爆睡。 私はやや興奮気味か眠れない朝を迎えた。
外が明るくなるのを何度もベッドから降りてはカーテンを開け、眼下を望む。
タモンビーチでは、貸しボートや遊具、砂浜を整備するバイト君たち。 いいな・・やはり海は。
ホテルバイキングの朝食後は、それぞれにショッピングを楽しむ。
ホテルの裏はメインストリート、有名ブランドショップやABCストア、ショッピングセンターが直結、
少し離れたKマート等何処へ行くにもセイ君が車で送迎、バスとは違い待ち時間もなく有難い。
子供服や挙式に着るアロハを。 デザインが可愛い、海外はやはり違うんなぁ、親たちの目の色が・・。
買い物のあとは夫をはじめ息子や次女たちは少しの間でもビーチへ、子供と海・・初かな。
ホテルの下はプールになっていて、目の前は白い砂浜が広がっている。
スイフヨウ・・?
喜ばせつつ自分も喜びたいと言う思い、親だなぁ・・はしゃぐ親子の笑顔、見ているだけで私は満足。
何て花なんだろう・・。 陽射しはかなりきつく花の白さだけが涼しげで、これが常夏の島グアム?
夜は送迎バスで、波の音を聞きながら楽しむニッコー・サンセット・ビーチBBQ。
セイ君が「早くお母さん!」とカメラを持って賭ける。(何何?!)何も考えずシャッターを。
陽が落ちた瞬間、空と海が創り出した風景、今でも不思議な色合いである。
BBQを楽しんでいる間カントリーのギター生演奏もあり、ビーチいっぱいのお客は盛り上がる。
フラダンス&ファイヤーダンスは迫力満点、テント下ではBBQのいい匂いと歓声に包まれる。
あんなに器用に腰を振るのが仕事なのに、むちむち・・下半身太目の方も、これって何?
体内脂肪減らす為のウォーキングが欠かせない私は、少々複雑な気持ちである。
ショーの半ばからのスコールのお陰でホテルに帰るときはひんやりと気持ちがいい。
今夜は眠らないと・・。 時間がもったいなくてみんな夜の街へ繰り出す、グアムの夜の街は誘惑する。