日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* せっかちみく *

2012年06月13日 | 雑感

7年前、6年くらい働いていた。 
ズノのウェアを扱う仕事。  全国のゴルフ用品関係のお店、デパート全てに発送。
その後移動で、返品作業の事務に移動命令、PCも触ったこと無いのに。 誰もなり手がなかったから。
女性が7、80人はいたが若い事務の子以外PCが使える人がなかった。 
その若い子2人がやめるので誰か・・と言うことで、誰もが断ってやむなく社長命令が下った。 「明日から返品で事務です」 恨んだ。

娘が使っていたパソコンがあったので、5時起床で文字入力から練習するはめになった。  知りあいの教室でワードやエクセルを少し習ったが、
これがなんとはまってしまい、職場のマニュアルや仕事の行程表やら全て作らせてもらうことになった。  画期的と言えば画期的。
その後他から移管してきたスイミング関係の法人営業部にまた移動。  後、各種部門が全て関東へ移管することとなり職を失うはめになった。

一日中伝票の入力作業をしたり、全国のお店やズノ各営業所とのやりとり。 総もとの事務所の上司へ毎日日報を届ける。  
気がついたり気が効いてと言われながらも、抜けているのが私。  早飲み込みして、自分勝手に解釈して行動してしまうふしがある。 
夫に「まぁ、最後まで聞け」と言われる時がある。 悪い癖だ、未だに。 気が走る・・と言うのだろうか。
ちょこっとミスっては”せっかちのみく”と言われていた。  

あ~、前置きが長くなった。
先日知人が水曜日、熟年の為のお話があるから是非来て下さいと、お誘いの案内状を持って来てくれた。
私のメモには*水曜熟年のお話”と書いた。
書きながら忘れていたのだが、今朝思い出して朝食しながら「忘れてたわ、どないにして行ったらええんやろ」「自転車で行ったらええやん」
「え~、堂島まで? 今日29度になる言うてのに?」 夫がうつぼ公園へ行ってなにわ筋を・・って行く道を説明してくれる。
「電車で行くわ」 洋服着替え「この服とこっちとどっちの服がいい?」 「青はおばさんくさいで、こっちにし」 手に持っている方をさしたので着替えた。
夫と買い物に行った時、「こんなん着たらええのに」と白地に柄の服を選んで買ってくれたあの時の服。 確かにこっちの方が明るくて若々しい。

待ち合わせていなかったので、昔行った事のある場所だったし記憶を辿りながらその場所へ行った。
(あれ? 近くに自転車もないし、案内の人もいないぞ・・) 2階なんだけど・・ん?? 鍵かかってるし!
バッグの案内状を見た。 !! 20日の水曜やわ!!  1週間先やってんわ~! アッチャー!!

知人には勘違いしてたことと、せかっくやから大阪駅を歩いてくるわ~なんてメールした。 
大阪駅まで歩いた。 写真でも・・何か美味しいものでも・・・何かお土産・・・、いや、もういいわ・・バスに乗って帰ることにした。
会場は畳なので正座の出来ない方は座イスをお持ち下さいと書いてあったので、座イスまで持ってっていたのに~荷物になるわ。

けど・・間違ったけど、このことは何か私に良かったってこと絶対あるはず・・と思うのが、言い訳でなく私流の生き方(オーバーな!)
バス停のそばのコンビニ風なお店へ寄った。  カフェオレを買った。 
レジが混んでいたので雑誌が並べてある場所に近寄ったら、まず目についたのが・・

知る、遊ぶ、和の心を楽しむ旅の月刊誌”ひととき” 表紙に特集 本州から四国まで、自転車で島々へ「知られざる、しまなみ海道」



そんな文字が目に入った。 (よっっしゃ買おう)
迷わず手にした。 値段を見たら390円、初めて見る本だった。
バス停で、そしてバスの中で読んだ。 

同級生が絶え間なく故郷の四季の風景を更新してくれている。 
その写真に郷愁を覚えながら(いいなぁやっぱり故郷は)なんて思っているけれど、知っているようで知らない、島の事しまなみ海道のこと。

これだけ我が島の事に触れて下さっていたら、嬉しくて仕方ない。  興味ある方は、求められたし。

文・構成・・瀧 昌史さん   写真・・打田 浩一さん   協力・・宇都宮 一成夫妻(NPO法人シクロツーリズムしまなみ)

来島海峡大橋の落日

しまなみ海道の島々に踏み込んだ細やかな所にも目をやり愛着いっぱいの記事。 (え~そんなに?)と思うほどに評価して書かれてある。
その事に感動しながら読んだ。  島の良さ、海、食、人・・何度も足を運ばれていればこそ書ける事がらである。 

因島・・土生長崎桟橋。



我が夫婦の生地 生口島 故平山画伯の生まれた島

宇都宮ご夫婦は、タンデム自転車で10年をかけて世界88カ国を旅された方らしい。
ご主人はしまなみ海道の隅々までを知り、ポタリング(自転車散歩)ガイドとして、今治を拠点とし活躍しておられると紹介してあった。 



私は最初過大評価してる・・くらいに思えたが、それだけ身近過ぎて本当の良さを実は何も知らない・・そんなことに島人として恥ずかしくも思えた。  
せっかちのみくだ。 もう一度ゆっくり読みなおそう。
それと、杉良太郎さんの半端ではない身を投げ打ったボランティア活動のことが紹介されていて、それにも感動した。

先達て、近所にセブンイレブンがオープンしたが、奇しくも同じくしてコンビニ業界トップを行くそのセブンイレブンがシニア向けに商品の開発や、
足を運べない多くのお年寄りの方たちへ向け、移動のコンビニを始めた事などもやっていた。  高齢化社会真っ只中の、新たな発信だった。
その時に、シニアの方たちに向けてのメッセージがあって少し耳が痛かった。
自分や家族の為の楽しみそれはそれでいいが、元気な間に自分たちの知恵や仕事や持つべきものを次代をになって行く人たちへ継承してもらいたい。
そんな働きへ、シニアの人のエネルギーの一端を使う事も大事なのではないだろうかとそんな内容のことを言っていた。  

私も少しでも何か人さまの為に役に立つ働きを・・と何処かで思っている。  自己満足な今の生活で終わってはいけないと思っている。
学生時代も、社会人になっても、そんなことを自分の生きがいとしてきたから。  もう少し・・その時期はもう少し後に、と考えている。
せっかちみくの1週間間違えた外出だったが、まんざらでもなく1冊の本との出合いに得るものがあったなぁと苦笑い。