「ようけ降ったのう」 「ほんまじゃぁ ようけ降ったわ」 「ほいじゃけどおかげで、植えるんが遅かったこの家のゴーヤ、よう伸びたでぇ」
出生地 広島弁で話す小人たちの声が聞こえた。
４階の屋上に植えたのは昨年より２週間遅い28日だった。
今朝・・
「もうそろそろ朝顔咲くよ」 「咲いてたよ、いっぱい」 「いっぱい？ 昨日ひとつ咲きそうなのはあったけど」
ダダダダ・・昨夜急きょ泊まることになったなつめとかんたも一緒に、ドタバタ階段駆け上がり・・
「わ～咲いてる～！！」 お気に入りの大輪のブルーと小さな濃いピンク。 種も同じ日に蒔いた、２７日目の朝。
「お父さ～ん、咲いてるよ～」 大声で呼んだ。 「そうか」と、すぐにあがってきた。
次女一家が独立して、寝室が４階から３階になったので４階ではきっと見ない・・なので水道もないが３階に植えて見よう、これは正解だった。
夫が起きて毎日部屋においているペットボトルの水をやってくれているのだ。 いつもよりは愛着があろうと言うもの。 ３階は朝顔とふうせんかずら。
朝顔は外向きに咲いているので、夫が花をこっちに向けた。 無理があるけれど。
今年初めの記念すべき一輪なのでもう１枚、ピース！
因島の原ちゃんが送ってくれた”ふうせんかずら”も育ってきた。 ほら・・花のそばに小さなふうせんが・・
昔、台風一過を台風一家だと思っていた。 怖がりな私は台風の後こんな青空を見ると（台風の家族が、みんなでどこかへ逃げてった～）
今思えば信じられないことだが、本当にそう思っていた。
大抵思い出す、こんな日はその事を。 （あほやなぁ） いや、（馬鹿じゃねぇ） そんな勘違いの自分に苦笑い。
ジャカランダも気になっていたが・・来客やし、甥っ子が泊まりに来るとかで何かと忙しい一日で行けなかった。
これまた不思議。 夜お布団に入って目を閉じる・・ジャカランダの花がぐるぐる暗闇で回っているのだ。 ぐるぐる花が回っている。
残像と言うのだろうか、薄紫のジャカランダ～ ついに能に来た？
