2人にちょうど空き時間が出来た。 しかし曇りの天気予報。 だが今日しかない。
晴れマークが2時から3時に伸びた。 仕方がない。 梅や桜は青空でしょう。 案の定である。
焼肉を頂いて時間待ちをした。 駐車場が遠かったので、梅林へ着くまでに腰がしびれてきた、杖は手放せない。
結構多くの観光客である。 これは何分咲きと言うのだろう、早咲きが結構咲いている。 多国籍の人も多い、
私、左手に杖、カメラ首にかけて右手でシャッター、ピントも何も押すだけ。
私の好きな1枚、なんか尾形光琳の紅白梅図の感じがして・・上に伸びる勢い・・。
途中私よりご年配と思われる方に声をかけられ、お姉さんが亡くなってとか色々な家庭事情を。
ガラケーなので撮れないし使いこなせないから26年スマホに代わるときまで使う事にするのとか。
「きっと後悔されるのでは? あの時スマホにしていたら良かったと」等スマホの便利さを話した。
「奥さんものすごく前向きですね」夫が気になるが話が切れないでいた。 お1人暮らしかな。
やっと「がんばりましょうね」と別れた。「摑まっちゃって」「あんあたが話しやすそうに見えた
んやろう。一服し、甘酒でも飲もう」 椅子にどっかと座った私、夫が甘酒を買って来てくれた。
お城が見える梅林の茶店のあるべスポジ、場所取り? 椅子に腰かけて待っていてくれた。
温かい甘酒を飲みながら、梅を楽しむ人々を肩を並べて見ながら楽しんだ。
若い時は、写真を撮りだすともうどんどん自分の世界に、夫を忘れてしまったりした。
「電話しても出えへん、いつでも取れるようにしとけ言うてるやろう」良く怒らせた。
そんなときからもう?年、同じように歳とっている仲。 ゆるいペースになった、杖をついて。
夫が私の行く先を気にしながら目で追ってくれている感。 私も時折我に返り夫を探すようになった。
せっかくの梅林に曇りは残念だったが、3時過ぎ少し青空もみえてきた終わる頃に。
出口付近で案内図を見た。 造幣局の今年の桜は知っていたが、今年の梅・・は知らなかった。
今年の梅は【武蔵野】あ・・見たわ、名前どこかで。 区分18,21。 こう言うのは先に見とかないと。
日本の梅の中で、一番大きくて直径5cmほど、薄紅色の八重咲だそうで、2月下旬から3月下旬が見頃。
観梅のシーズンを締めくくる極大輪で一番人気のようである。 広大な武蔵野平野のイメージで命名とか。
やはり青空がいい、そしてもっと中咲、遅咲きも咲いている下旬から3月に・・また来よう。
もうこの頃は、後何回見られるだろうとか、いつまで車運転できるだろうかとか、そしてお互いが相手を気遣う
そんな身体、言葉や。 この後私を気遣い、少し遠かった駐車場へ夫が車を取りに行くから、もう少し写真撮って
たらええよ、と言ってくれて「ありがとう!」と言ったのに、スマホの充電切れるし、カメラのバッテリーまで切れた。
私が駐車券持っていたのに気づかず、夫は駐車場へ、そして制裁・・5000円取り合えず払った、翌日駐車券、
マイナカードやらコピーしてFAX.をした。 後日返金してくれるようだ。 こんなことになっていようとは。
スマホが使えない不自由不安。 まぁデブ症の私が、出かけたと言うだけで、満足な日だったと言う事にしよ。
さぁ、リベンジ! 出来れば青空で! でも杖は・・ね、10年早い! 大きな誤算である。