夜9時よりTV(フジ)で「ゾウのはな子」というドラマを観ました。
太平洋戦争中に猛獣処分の為、動物達の命の処分をしました。
中でも上野動物園の3頭のゾウを餓死させた話はその後、絵本や
映画(アニメ)でもとりあげられてよく知られています。
子供が小学生の時の国語の教科書にもこの話が載っていて
母子で涙を流しながら読んだのを想い出しました。
飼育係がわが子のように育ててきたゾウを
殺さねばならなくなった苦しみを通じて戦争という不条理さを強く感じます。
後半は現在も井の頭動物園で暮らしているゾウのはな子(今年60歳)と
飼育係のふれ合いを描いたものです。
過去に起きた二件の死亡事故の時、はな子は鎖に
繋がれ隔離されましたが飼育係が寝食忘れてつきっきりで
声を掛け世話をする姿には感動しました。
ゾウはとても繊細で人間以上に人の心が分かる動物です。
飼育係に甘えるしぐさや悲しい表情をするしぐさには心を打たれました。
観ている人全てに命の大切さを教えてくれた見応えのあるドラマでした。