お茶でもいかが?

おしゃべりおばさんのウオーキング日記

映画 「新・喜びも悲しみも幾歳月」

2012-07-31 23:48:12 | 映画

木下恵介監督の生誕百年記念イベントに応募当選したのでT子さんと一緒に
新宿明治安田生命ホールへ行って来ました。主催は「衛星劇場」です。

夕方6時開場なので少し早目に軽食をとって入場しました。
最初に女優の紺野美沙子さんのトークイベントがありました。
司会の女性の質問に応える形式で木下恵介監督との想い出話や
監督のお人柄などを語って下さいました。

当時20代で新人だった紺野さんに70代の監督は「僕は一生青春だし今も青春なんですよ」と
言っていた事や、いつも背筋をピンと伸ばしていた姿や俳優さんに対してはとても優しくて
褒め上手でいらした事等々です。今は亡き大原麗子さんや植木等さんも立派なお人柄だった
と話していました。紺野さんは長身で清楚で言葉がはっきりして知的な感じを受けました。

トークの後は「新・喜びも悲しみも幾歳月」(26年前の作品)の上映がありました。
灯台守の夫婦を軸にそれを取りまく周りの人や家族や親との関わりを大らかな人間愛で描いた
素晴らしい作品でした。特に大原麗子さんの可愛らしさ、植木等さんの持つユーモラスな個性が
滲み出て笑いあり涙ありの130分でした。それから日本各地の灯台と広く青い海の
素晴らしい景色が印象的でした。 実は私もT子さんもなんの期待もせずに観覧しましたが、
トークも映画も予想以上に素晴らしくて帰りは二人とも感動でいっぱいになりました。
夏の夜の素晴らしいプレゼントでした。


            【画像はネットより】