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山崎豊子原作の大ベストセラーですが私は本を読んでいません。
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今回一番印象に残ったのは御巣鷹山のシーンです。
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520名もの尊い命を奪った大惨事、体育館にずらりと並べられた物凄い数の棺…
24年前、日航機墜落時に新聞やテレビで流されていた当時の記事や画像が想い出されました。
事故後、巨大企業の遺族に対する血の通わぬ対応、企業内の私利私欲にとらわれる社員や
役員達の体質などをみていると、やはり事故の責任は国や政府にもあると思いました。
主人公(恩地)の企業での30年間は、他人の為、社員の為、家族の為、自分の信念の為にと、
実直で要領の悪い生き方をしてきましたが一番大事な人間愛と優しさを持ち続けたところに
私はとても感動を覚えました。こんな壮大な社会派のドラマを観たのは初めてです。
あっという間の3時間半でした。現在日航の経営問題が話題になっていますが
これからこの問題にも関心を持ってみていきたいと思います。事故を知らない若い人達にも
人間としての考え方や生き方に学ぶべき大切なテーマが沢山ありますので是非観て頂きたいです。
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