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Amia Venera Landscape - The Long Procession

2011-04-03 11:20:44 | 洋楽レビュー/感想 2011
洋楽レビュー/感想。
カオティックコア色が強めのポストハードコア作品。


◆Amia Venera Landscape - The Long Procession
既出の曲(Glances)聴いた感じでは、
It PrevailsやEmeryやAsking Alexandrや、ちょっと昔のUnderoathに通じるような、
叙情的なハードコア/スクリーモ作品になるかなと思ってたのですが、
実際は想像以上にカオティックコア色が強く、
ConvergeやNeurosisや最近のUnderoath辺りに通じるような
圧倒的な重さや深さがありますし
演奏も割とテクニカルですし変拍子も多く、
どちかと言えばRosettaやCult of LunaやBuried InsideやIsisからOpethにさえ通じる感じで、
ポストハードコア/プログレメタル色が強いですし
シューゲ/ポストロック的な要素や、
アンビエントな感じの実験的な要素も多くあり、
ジャズピアノ要素も取り入れたりしてますし、
この手のバンドの中では圧倒的に個性があって、
聴き応え満載で実に興味深くて実に素晴らしい!

「音の壁」とも形容出来る様なへヴィな歪んだ轟音ギターの中、
メロディアスなクリーントーンのボーカルが浮かび上がってくる様など、
独特の浮遊感やスケール感に溢れていて実に美しく、
へヴィでありながら叙情的でメロディアスさもあり、
エモーショナルという言葉に相応しい咆哮のようなボーカルも素晴らしく、
各楽器の演奏も焦点が絞れていて、
過不足の感じない考えられた素晴らしい演奏ですし、
アレンジも考えられていて展開もフックに溢れてますし、
上記したバンドの名曲を彷彿とさせるように徐々に盛り上がっていく
↓の曲のような細密に組み立てられた構築美は実に美しい…

ただ、あえて不満な点を挙げれば、
いろんな要素を自分たちの中で、
ちゃんと消化し切れてない感が多かれ少なかれあり、
逆に言えば型に嵌ってないとも言えるので、
そこが良い点でもあるとは思いますが、
個人的には方向性の焦点がしっかり定まりきれてないのはマイナスでもあると思いますし、
人によっては難解過ぎると思うかも…
でも、一枚目でこのクオリティーなら十二分に合格点ですし、
前述したように圧倒的な個性がありセンスもありますので、
プログレ/ポストハードコア好きは聞かなきゃ損なくらいの、
素晴らしい作品なのには変わりないですし、
これからにも期待が膨らむ実に良いバンドだと思います。





PS
名前を出したIt Prevailsの新曲がなかなか素晴らしいのでついでに貼り。



PSのPS
もうすぐ出るVintersorgが数曲聴いた感じだと、
良い意味でのB級感もあって個人的にはつぼだ!

届き次第レビュー書きますねー

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