洋楽レビュー/感想 2022。
他の2022年の「洋楽レビュー/感想」はこちら。
確かな技術に裏付けされた丁寧で繊細で情感豊かな演奏をする、
クラシックがベースにあるフランス人ピアニストによる、
クールで知的で瀟洒で詩的でドラマティックでロマンティックな、
ネオクラシカルピアノ作品。
◆Sofiane Pamart - Letter
クラシックがベースにあるフランス人ピアニストの
「Sofiane Pamart」による二枚目の作品なんですが、
基本的には前作の延長線上とはいえ、
全ての面で深化を感じられる内容になっており、
映画音楽と冒険小説の中間的な存在と表現される独特の音楽が、
ますます磨きが掛かった感があり、
より詩的でドラマティックでロマンティック且つ、
儚げでセンシティブになってますし、
作品タイトル通り「手紙」に思いを綴るかのように、
演奏でいろんな想いを綴っているみたいな
ストーリー性が感じられる曲構成になっているのもあり、
目を瞑って聞いていると、
いろんな情景や感情が想い浮かんでは消えていく…
基本的に暗めというか湿っぽい感じですし、
温かいというより冷たい感じ強めですが、
「青い炎」的な「芯」に熱い物がある感じというか、
内に秘めた物がある感じがあって、
クールに見えて静かに熱が帯びていく感じがありますし、
確かな技術に裏付けされた丁寧で繊細で情感豊かな演奏も素晴らしく、
音の高低や速度や強弱などの、
緩急の付け方や「間」の使い方なんか特に巧いですし、
人が持つ「弱さ」や「儚さ」みたいのも感じられるように、
「知的」で「瀟洒」で「芸術的」であると同時に、
「詩的」で「人間的」で実にエモい…
所謂「手癖」的なフレーズがほぼ無いように、
しっかり細部まで考えて丁寧に作曲してる感ありますし、
クラシックのように細部まで曲を考察して、
演奏に落とし込んでる感があるのも素晴らしく、
クラシック色が強めの作品とはいえ、
今作は主にアジアで作曲されたのもあり、
前作より雰囲気的に親しみのようなものを感じますし、
一般受けする要素というか、
コンテンポラリーピアノ作品的な要素も十分あるように、
素敵なネオクラシカルピアノ作品であると同時に、
ジャンルとか関係なく、
純粋に素敵な音楽作品だと思う。
良作で名作!
他の2022年の「洋楽レビュー/感想」はこちら。
確かな技術に裏付けされた丁寧で繊細で情感豊かな演奏をする、
クラシックがベースにあるフランス人ピアニストによる、
クールで知的で瀟洒で詩的でドラマティックでロマンティックな、
ネオクラシカルピアノ作品。
◆Sofiane Pamart - Letter
クラシックがベースにあるフランス人ピアニストの
「Sofiane Pamart」による二枚目の作品なんですが、
基本的には前作の延長線上とはいえ、
全ての面で深化を感じられる内容になっており、
映画音楽と冒険小説の中間的な存在と表現される独特の音楽が、
ますます磨きが掛かった感があり、
より詩的でドラマティックでロマンティック且つ、
儚げでセンシティブになってますし、
作品タイトル通り「手紙」に思いを綴るかのように、
演奏でいろんな想いを綴っているみたいな
ストーリー性が感じられる曲構成になっているのもあり、
目を瞑って聞いていると、
いろんな情景や感情が想い浮かんでは消えていく…
基本的に暗めというか湿っぽい感じですし、
温かいというより冷たい感じ強めですが、
「青い炎」的な「芯」に熱い物がある感じというか、
内に秘めた物がある感じがあって、
クールに見えて静かに熱が帯びていく感じがありますし、
確かな技術に裏付けされた丁寧で繊細で情感豊かな演奏も素晴らしく、
音の高低や速度や強弱などの、
緩急の付け方や「間」の使い方なんか特に巧いですし、
人が持つ「弱さ」や「儚さ」みたいのも感じられるように、
「知的」で「瀟洒」で「芸術的」であると同時に、
「詩的」で「人間的」で実にエモい…
所謂「手癖」的なフレーズがほぼ無いように、
しっかり細部まで考えて丁寧に作曲してる感ありますし、
クラシックのように細部まで曲を考察して、
演奏に落とし込んでる感があるのも素晴らしく、
クラシック色が強めの作品とはいえ、
今作は主にアジアで作曲されたのもあり、
前作より雰囲気的に親しみのようなものを感じますし、
一般受けする要素というか、
コンテンポラリーピアノ作品的な要素も十分あるように、
素敵なネオクラシカルピアノ作品であると同時に、
ジャンルとか関係なく、
純粋に素敵な音楽作品だと思う。
良作で名作!