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Animals as Leaders - Parrhesia(アルバムレビュー/感想)

2022-04-09 13:26:46 | 洋楽レビュー/感想 2022
洋楽レビュー/感想 2022。

他の2022年の「洋楽レビュー/感想」はこちら。


病的なまでに凝ってて知的で狂っている、
先鋭的で刺激的で難解で複雑でいて、
スタイリッシュで深遠な、
ポストジェント/プログレ/マスコア/インスト作品。


◆Animals as Leaders - Parrhesia
約6年振りの通算5枚目となる新作なんですが、
過去最高クラスに複雑で刺激的で難解な、
驚異的で衝撃的な作品で、
病的なまでに凝ってて知的で狂っていて、
実に素晴らしい&ヤバイ!!

前作の実験的な部分や、
中途半端な部分がしっかり消化されて、
突き抜けた感があって、
時折メロディーも差し込まれたりもしますし、
緩急を付けたりフック付けたりもしてますが、
基本的には変拍子とポリリズムと転調だらけなんで、
この手の音楽を聴かない人からしたら、
意味&聞き方が分からないと思われますし、
とにかく先鋭的で複雑で細密で濃密で難解。
分かり易さはほぼ皆無。
先の展開が全く読めない。
ギターもリズムの取り方も個性的で変則的で、
あまり聞かないようなフレーズやリズムも多いし、
針の穴に糸を一発で通し続けてるような緊張感があるので、
聴いてて刺激的でスリリングさがありますし、
ディレイの使い方筆頭に、
空間系のエフェクターの使い方も巧くてセンスあるし、
底が見えない感じのスケール感や、
宇宙のような神秘的な雰囲気が更に増していて、
複雑で変則的なリズムが重なっていく事で生まれる、
独特の構築美も実に見事で美しいし、
電子音の使い方も絶妙で、
近未来的な雰囲気や潔癖的な感じもあるので、
テクニカルで刺激的で難解で複雑でいて、
どこかスタイリッシュで知的で深遠に聞こえるんだよねー!

「Meshuggah」が複雑なリズムをユニゾンする事に拘ったなら
「Animals as Leaders」は複雑なリズムを幾重にも重ねる事に拘ってる感あって、
只管にリズムを浴びせてくる頃の「Autechre」に近いような雰囲気もあるし、
音楽という音楽が出尽くした感のある現代で、
「0→1」に近い事をやろうとしてる雰囲気すら感じる…
現時点での最先端のプログレ作品であり、
最高のポストジェント作品かと。良作で凄作で名作!

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