12月17日 月曜日 晴れ
■ ふと裏庭で見上げた。白モクレンの小枝の先がぼうっと白くかすんでいる。蕾が白くついている。部屋にカメラをとりにもどった。
■亭主は昨夜おそかったらしい。疲れているのだろう。まだ食卓でブラッキーと遊んでいる。ジャズをききながら。
彼の憩いを妨げないようにそっと玄関の戸をあける。
■ 外はこの冬一番の寒気。肌がひりひりする。カメラをかまえる。朝日が弱い。肉眼でみたほど白くはうっていない。でも蕾の雰囲気はでている。
■「寒いから帽子もっていってやろうか」
「もう部屋にもどるからだいじょうぶ」