猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

霧降「山のレストラン」にて

2007-12-21 22:53:11 | お出かけ
  日光駅から写す
 
      

12月21日 金曜日 晴れ
■ 重装備をして家をでた。コートのしたに太い毛糸のとっくりのセーターを着る。足にはレッグオーマ。オンパックスを腰に貼る。日光はそうとう寒いだろうとおもって。

■ 東武日光駅から霧降の滝まで歩き「山のレストラン」で食事をする予定。

■ というのは、昨日はわたしの誕生日だった。一ヶ月前から予定をたてていた。

■ 日光駅についた。目の前に冬の峰々が厳しい姿をみせていた。ぴんとはりつめた空気のなかで山が輝いていた。

■ 街をぬける。葉の落ちつくした雑木林が両側にある。道は急勾配となる。左右にゆるくカーブした道は林間をさらに奥へとつづく。静寂がそこにはあった。湧き水のかすかな音だけが聞こえてくる。穏やかな天気のせいか風の音すら聞こえない。ときおり亭主の甲高い声が空気をゆるがす。

■ 一ヶ月前に来たときとはすっかり風景がちがっていた。燃えるような紅葉の秋は終わり冬の到来をつげていた。

■ 山藤の大きなサヤが道に沢山おちていた。見上げると太いツルが木にからみ上まで伸びていた。「藤の花が咲くころまたこようね」と亭主と話しながら歩いた。

■ 往きはかなりの急な坂道。写真を撮ったり、湧き水が出ている小さな川を眺めたり景色を堪能して歩いた。

■ 霧降の滝へついたのは12時近かった。1時間20分ぐらい歩いた。

■ 霧降の滝への石畳の道は雪が残り凍っていた。道の端を歩くと霜柱がくずれさくさくと音をたてる。

■ 観瀑台は紅葉のシーズンには写真を撮る人でひしめいていたのに、今日は亭主とわたし「霧降の滝」を独り占め。滝も木の葉が落ちて全貌を現している。岩壁がそそり立つ。

■ 「山のレストラン」へ。中は暖炉に薪がくべられ心地よい暖かさだった。わたしは舌平目のムニエル、彼は虹鱒のチーズヤキ、「霧降」という銘柄のお酒を熱燗で一合。容器のブルーとワイングラスがすてき。そのために、ワインでも飲んでいるような雰囲気が食卓にただよう。お酒は麹のにおいなのだろうか、芳醇なかおりがしていた。彼がさしだすまま、わたしがまず一杯飲む。すすめられれば、何杯でも飲めそうなほど美味ししかった。食後、チーズケーキ、モカコーヒー。楽しかった。

■ 23718歩いた。

霧降の滝への道

       

     霧降の滝

        

     観瀑台から写す


       

     山のレストラン