この間、浅草写真を暗室でプリントしうきうき妹に見せていたら、ミニ批評会が始まりました。
さすが美術を勉強して仕事にしている人ですね!
批評のポイントも言うことも、教室の先生が言うのとおんなじ!!
大変有意義な話を聞けて勉強になりました。
ごちゃっとしたのを出したいなら、対照になるものを入れないと意味がない
とか
平面になったら、人の顔も物も皆平等であり、一つの線や曲線でしかない。
とか
メインを引き立たせるために、周囲のものを存在させる
とか。
そういう発言が出来ることに、感動しますね。
べた焼き
何を撮っているのか分からないのは、写真が小さいからではなくて、もともと良く分からないものを撮っているんですよ(笑
浅草の小料理屋さんの軒先で。フグヒレが干されていた。くっと一杯、美味しいよね。
で、アップも撮ってみた。
ダメだしされた。 「4個である意味があるの?!」
おっしゃる通り、てきとーに撮ったのでした。
4個であることが、画面の中で生きていないとダメだそうです。
言われるといちいち思い当たり、納得もするのですが、まあ実行するのは難しいやな。
これは批評会にも出したお気に入りです。
きれいにプリント出来ました。手前の3本の流れる線を強調するために、周りを暗く焼きこんだり、取っ手の部分を目立たせなくしたり、してるんですよ。
でも妹には、取っ手の奥の、右上の部分が意味がないって言われました。右奥の空間が見せたい中央のラインのために生きてないって。
先生にも、左手前の淵の部分が目立ちすぎると言われてしまった。
中央のラインか、外側の淵か、見せたいものを絞らなくてはいけなかったようです。確かに私は両方見せたいと思っていたのよね。分かっちゃうからすごいもんです。
ダメだしの嵐でしたが、プチ批評会、大変面白かった。
お礼にビエネッタカップ、半分あげたんですよ(笑)
ネコ好きな皆さまへ。