箕面市北部の止々呂美地区で、「春の珍味」といわれている花サンショウの摘み取りが行われています。
箕面市北部の止々呂美地区で栽培されている花サンショウは、花が咲いてしまうと風味が落ちるので、開花する直前のつぼみの段階で収穫が行われます。今年は、昨年より5日遅い4月18日(月曜日)から収穫が始まりました。
収穫作業は、花の部分だけを一つ一つ手作業で摘み取るという、大変手間ひまがかかるもので、1人で1日に1キログラム程度しか摘めません。そのため高価で、昔から「春の珍味」として食べられています。香りと風味が大変良く、あっさりとした味で、実サンショウと違って辛みが少ないのが特徴です。
代表的な食べ方は、佃煮にして食べる方法がありますが、佃煮は、下ゆでをせずに、砂糖・みりん・醤油で煮てやわらかくすると、おいしくいただけるそうです。
花サンショウの収穫作業をしている森下トシエさん(85歳)は、「花サンショウは花が咲いてしまう前に収穫しなければならないので、この時期は毎朝確認しています。
収穫作業の大変な点は、花サンショウの木が、急な斜面のところにあるので、足を踏ん張りながら収穫する必要があるところです」と話していました。
収穫された花サンショウは、JA大阪北部止々呂美特産物センターに集められており、現在予約を受付中です(先着順。数に限りがあるので、なくなり次第受付終了となります)。販売価格は、1キログラムあたり1万1,000円程度です。
【予約販売に関する問い合わせ】
JA大阪北部止々呂美特産物センター
電話:072-739-0193(転送先・萱野支店)
<手間ひまがかかりながらも、愛情いっぱいに摘み取られた花サンショウは香りが良くて本当においしそう!みなさんもぜひご賞味くださいね~