箕面市北部の止々呂美地区でゆずの収穫が始まり、ゆず収穫・剪定サポーターが活躍しています。
ゆず収穫・剪定サポーターは、人手不足となっているゆず農家を応援するため、ゆずが好きで農作業に関心のある市民を毎年度市が公募し、結成するものです。今年度は、20名以上のサポーターが所属しています。
なお、ゆず収穫・剪定サポーターは現在も募集中です。
大阪府内で唯一のゆずの出荷生産地である止々呂美地区では、約20軒の農家が出荷用にゆずを栽培しており、サポーター達は、止々呂美ゆず生産者協議会の指導のもと、農家に出向き、ゆずの収穫などを手伝います。
ゆずは、昔から「桃栗三年柿八年、柚子の大馬鹿十八年」と言われるほど、実が採れるまで年数がかかります。そのため、通常は5年ほどで結実される接ぎ木栽培が主流ですが、止々呂美のゆずは、種からじっくり育てる実生(みしょう)栽培です。接ぎ木のものと比較して、実が大粒で香りが良く、日持ちするのが特徴です。
また、実生栽培のゆずの木は、全国に5,000本ほどしかないといわれており、大変希少性が高いゆずとなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/25/18a00b4d601b65a9109adbe4da4177c3.jpg)
令和元年11月25日に収穫作業に参加したサポーターの吉川さん夫妻は、「箕面に引っ越してきてまだ日が浅いので、そもそもゆずが獲れるということが驚きでした。ゆずサポーターは、収穫ができてリピーターも多くいると聞いて、本当に楽しそうだったので、今回初めて参加しました。ゆずの香りが漂う中作業ができ、とても心地よかったです。また、ゆずの葉が、大きい葉と小さい葉が連なった特徴的な形をしていることを発見できたのも嬉しかったです。」と話しました。
(ゆずの葉の写真。確かに、大小の葉が連なっています!)
止々呂美ゆず生産者協議会会長の尾上喜治さんは、「今年のゆずはまずまずの収穫量で、大粒のきれいな実が多く品質は良好です。これからも作業は続きますので、ぜひ多くのかたにサポーターとして、私たちと一緒にゆずの収穫や剪定をしていただきたいです。」と話しました。
ゆずの収穫は12月初旬まで行われ、収穫量は7トンを見込んでいます。収穫されたゆずは、JA大阪北部へ出荷され、秀品は2キログラム1,800円(税込)、優品は12キログラム3,600円(税込)でJA大阪北部萱野支店購買店舗で予約販売しており、優品1キログラム360円(税込)は、JA大阪北部農産物直売所にて販売しております。
また、同協議会で収穫されたゆずの一部は、箕面商工会議所を通じて洋菓子店など事業者へ加工用に販売されます。毎年、箕面市で販売する「箕面プレミアムゆずマーマレード」は、止々呂美の実生ゆずと砂糖・果糖だけを使用し、無添加で手作りされていて、すっきりとした味わいと芳醇な香りが特徴です。毎年好評のこのマーマレードは、110グラム入り780円(税込み)で、今年度は市内外の店舗にて限定1,000個販売されます。
【ゆず収穫・剪定サポーターに関するお問い合わせ】
みどりまちづくり部 農業振興課
TEL:072-724-6728、FAX:072-722-2466
【販売に関するお問い合わせ】
JA大阪北部 萱野支店
TEL:072-722-5451
【箕面プレミアムゆずマーマレードに関するお問い合わせ】
箕面市セールスプロモーション実行委員会
(箕面市役所 地域創造部 箕面営業室内)
TEL:072-724-6905、FAX:072-722-7655
<箕面のゆずはサイコー。ゆずフェア2019もよろしく!