撮れたて箕面ブログ

箕面市公式ブログ!北大阪から全国へ発信中!箕面広報室職員などが取材した市内の出来事、イベント情報などを紹介

初夏の風物詩「びわ」の収穫が箕面市北部の止々呂美地区で行われました

2023年06月19日 | こんなことがありました!

6 月 19 日(月曜日)、初夏の訪れを告げる「びわ」の収穫が箕面市北部の止々呂美地区で行われました。

止々呂美地区では、農家が山の斜面を利用してびわを栽培し、例年 6 月末から 7 月にかけて収穫しますが今年は少し早めの 6 月上旬から栽培が行われました。

止々呂美地区で栽培されているびわは「田中」という品種で、粒が大きく、また瑞々しさと高い糖度を持つことを特徴としており、高級品として取り扱われています。

今年から「大五星」という中国の品種の栽培も行っており、中国から仕入れた苗木を1から育てています。「大五星」は「田中」より更に大きく、まん丸な形をしているのが特徴です。今年の収穫量は、一軒の農家で 2500~3000 個程で出来もよく甘さも申し分ないということです。

日本で、びわの栽培が本格的に行われるようになったのは、明治時代以降といわれていますが、旧止々呂美村の『止々呂美村誌』(1931 年)によると、箕面では、南北朝時代の1300 年代にびわの栽培が始まったとされています。しかし、野生動物の被害に遭うことが多く、また農家を継ぐ人の減少などから1970 年代に 100 軒近くあった農家は、現在は 4 軒程まで減少しています。びわの皮は非常に繊細で傷つきやすいので、春ごろに一つ一つ手作業で実を袋で覆います。袋で包む段階から大きくなりそうなものや一房についている実の量を見て、摘果していきます。そして、慎重に収穫され、手作業で重さと品質をチェックし、箱詰めされていきます。


びわを生産する尾上喜治(おのうえよしはる 84 歳)さんは「昨年は猿の被害に遭い、全滅してしまい栽培することができなかったが、今年は猿対策のおかげもあり、久しぶりに収穫することができたので嬉しい。止々呂美の特産物であるびわを楽しみに朝市・びわ市に来てくれるお客さんがいるのがとても嬉しいし自分たちの励みにもなります。」と話しました。



収穫されたびわは、6 月 25 日(日)午前 8 時~11 時半まで上止々呂美(国道 423 号沿い)
で開催される止々呂美ふれあい朝市 びわ市で購入することができます。
【お問い合わせ先】
箕面市 市政統括 箕面広報室
電話:072-724-671

 

<採れたてのびわ美味しかったモミ~!

 

箕面市では、4月1日から9月30日まで、統一キャンペーン「令和5年度末ついに北急が箕面へ!!」を行っています

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~箕面・世界子どもの本アカデミー賞 特別オーサービジット~ 「直木賞作家」林真理子さん・今村翔吾さんの豪華対談「夢トーーク!」が開催されました

2023年06月19日 | こんなことがありました!

 箕面市では、子どもの読書意欲を高め、読書活動をさらに推進することをめざし「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」を平成22年に創設しました。

 

 例年、学校図書館や市立図書館で、4月からノミネート作品(約20作品)を紹介し、7月頃に各部門の受賞作を子どもたちの投票により決定します。その後11月には、子どもたち自身の運営による授賞式を行い、受賞作家によるスピーチや中学生手作りのオスカー像が生徒たちから授与されます。授賞式後には、受賞作家やノミネート本の作者が市内小・中学校を訪問する「オーサービジット」を開催しています。

 

 今回は、この取り組みをより多くのかたに知っていただくため、特別オーサービジット「直木賞作家」林真理子さん・今村翔吾さんの豪華対談「夢トーーク!」を開催しました。

 

 ゲストである林真理子さんは、日本大学芸術学部文芸学科を卒業し、コピーライターを経て作家になりました。1982年に出版したエッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」でデビューをし、1985年には「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞しました。直木賞だけでなく、柴田錬三郎賞、吉川英治文学賞など、非常に多くの賞を受賞された後、2000年には直木賞選考委員に就任、2022年には母校である日本大学の理事長に就任され、現在に至ります。

 そして、同じくゲストの今村翔吾さんは、関西大学文学部を卒業後ダンスインストラクターや作曲家などを経て、作家になりました。2017年3月に「火喰鳥」で、デビューし、2022年「塞王の楯」で第166回直木賞を受賞されました。直木賞だけでなく、吉川英治文学新人賞、山田風太郎賞など多くの賞を受賞されており、現在では市内の「きのしたブックセンター」のオーナーを務めており、「箕面本屋大使」としても活躍されています。

 

 当日、会場でお二方は、直木賞受賞の裏話や受賞に至るまでの経緯などを話し、お互い似たもの同士という話から今の出版業界に対する想いなどを話しました。また、来場者からの質問コーナーでは、「今後の夢・目標」について質問され、林真理子さんは「作家として後世に残るような作品を書きたい」と答え、今村翔吾さんは「世界に売れる歴史小説を書きたい。また、坂本龍馬の小説を書き、司馬遼太郎に挑みたい」と答えました。

 

 今回のイベントで運営ボランティアとして参加されていた学生で、会場アナウンスを務めていた中学1年生の花城琴音(はなきことね)さんは「普段から恋愛小説を読んでいて、林真理子さんの小説に興味があったので今回のイベントに参加を申し込んだ。歴史小説はあまり読んだことはないが、今後今村翔吾さんの小説を読んでみたい」と話しました。また、タイムキーパー・受付を務めた中学1年生の田中陸久(たなかりく)さんは「普段は小説を読まないが、母が林真理子さんのエッセイを読んでいて、母から良い経験ができるからと言われて今回のイベントに申し込んだ。タイムキーパーとして時間管理が難しかったが、うまく管理できた。今後は小説も読んでみたい」と話しました。

 

<お問い合わせ先>

箕面市教育委員会 子ども未来創造局 中央図書館

TEL:072-722-4580 FAX:072-724-9697

 

<お二人の豪華対談とても面白かったモミ~!

 

箕面市では、4月1日から9月30日まで、統一キャンペーン「令和5年度末ついに北急が箕面へ!!」を行っています


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする