みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

ボレロと能

2008年05月03日 | テレビ
 今夜のNHK教育芸術劇場は「永遠に咲く花の如く-梅若六郎とプリセツカヤ 世界遺産に舞う-」
 今年3月に京都上賀茂神社で行われたバレリーナのマイヤ・プリセツカヤ、能楽師の梅若六郎、日本舞踊の藤間勘十郎によるコラボレーションです。しかも打ち合わせはするけれど、即興なので本番は打ち合わせとは違うものになるというまさに一期一会の舞台!!

 バレエと能と日本舞踊・・・・。それぞれ全く異なる動きですが、そこはその道では超がつく一流の方たちです。舞台だけではなく、この舞台が作られる様子も放送されました。(新作能の・・・件では、私が見に行った公演もチラッと・・・裏だけ映りました^^;)
 
 そしてラヴェルの『ボレロ』に能と日本舞踊。『ボレロ』に大鼓、小鼓、尺八、笛・・・。逆に言えば、日本の打楽器と西洋のバレエの動き。異質な物同士の組み合わせだけれども、不思議とマッチするのには驚き。
 バレエは子供の頃に所のお友達の発表会を見に行ったことがあるだけのレベルなので全くわかりませんが(苦笑)、マイヤ・プリセツカヤという方はすごいですね。ていうかそんな年齢なんですかー!!うちのばあちゃんより年上ですよ、という(苦笑)確かに顔とか皺が多いけど、とても綺麗。しかも楽しそうに舞っているのですよね。舞台ってかくあるべきだと思いました。

 「舞台は楽しまなきゃ。」と私もよく言われます(笑)

 特に、能の小鼓を稽古している私は、小鼓と大鼓の音や間合いや掛け声がどう西洋音楽に合うのかというのが興味津々。なんか、こういうのかっこいいなぁ~と思ってしまいました。普段は新作能って微妙とか言っているわたくしですけれど(苦笑)あの最後のジャ~ン~チャララに合わせての合カシラ(「イヤー」タ)なんてしびれましたよ。

 まあ、こういうコラボレーションは一流の方がやってこそ成立するものですね。久々に良いものをテレビで見ました。


 って・・・・・・あたしゃこんなことしている場合じゃないよ。日付変わっちゃったけど明日(3日)は本番だよ(苦笑)緊張しつつも、楽しみながら鼓を打てるといいな。

芸能花舞台 『二人椀久』

2008年05月01日 | テレビ
 昨年末の南座顔見世で上演された仁左衛門さんと孝太郎さんの舞踊『二人椀久』が芸能花舞台で放送されました。芸能花舞台もこの4月から放送日時が変更になり、木曜に移動です。私は去年の南座には行っていないですが、仁左衛門さんの『二人椀久』は3度拝見しております。そのうち2度は玉三郎さんの松山太夫です(笑)前回、歌舞伎座での孝太郎さんとの舞台の感想はこちらから。

 この舞踊、やはり素敵ですね。見ている方も夢を見ているようで・・・。どの場面も素敵だけれど、椀久の花道の出が素敵ですね。あの羽織がいいんですよ。

 孝太郎さんも健闘していますが、やはり私の中でのこの舞踊のベストコンビは仁左衛門&玉三郎なんですよね(笑)(誤解を招いてしまいそうですが、孝太郎さんがどうのという問題ではありません・・・このコンビが最強なんです^^;)

 あと、今日の映像では、あのラストにやられました~(笑)


 再放送もありますので、見逃した方はチェックしてみてください。
再放送・・・5月3日(土) 朝5時15分~
再々放送・・5月4日(日) 夜23時30分~

BOSSのCM

2008年04月20日 | テレビ
 トミー・リー・ジョーンズが出ている缶コーヒーBOSSのCMは結構好きです。昨日も、何となくテレビをつけていたら・・・今度は時代劇のバージョン。ジョーンズ調査員が斬られ役に挑戦するというもの・・・・。


 って・・・・何気に見ていたら・・・・・・・・

 あの斬られ方・・・・あれは・・・・まさか


 ふ・・・・・・福本先生だ!!!!!!!

 思わずテンション上がってしまった(笑)いつもは斬られ役だけど、何気に出番多いし(笑)

 まだご覧になっていない方、公式HPの2面下というところでCM見られますよ。あ、主役は渡辺裕之だったんだね、気が付かなかった(苦笑)

 太秦の映画村での福本先生の時代劇ショーも見に行きたいなぁ・・・・。そういえば、先日、福本先生の本を買ったけど・・・まだ読んでいません(苦笑)

 ジョーンズ調査員の次の調査は何なのかしら?!

美の壺 歌舞伎入門編

2008年04月11日 | テレビ
 先週と今週放送のNHK「美の壺」は、歌舞伎入門編でした。先週は「役者編」、今週は「舞台編」です。

 先週は三津五郎さんがゲストで、隈取のことや見得のことなど。三津五郎さんの声とか動きとかいいなぁ~。

 今週は今日(11日)放送です。番組冒頭は少し見逃してしまったんですが、ほとんど見ることができました。今、ちょうど琴平の金丸座でこんぴら歌舞伎が行われていますが、タイムリーに金丸座の紹介がされていました。私は残念ながら「こんぴら歌舞伎」は見たことないのですが、金丸座は行っています(笑)親戚が四国にいるので、親戚のところへ行った時に寄りました。(その時の様子はこちらをご覧ください。)歌舞伎公演時期ではなかったのですが、そういうときでも中は見学はできます。で・・・本舞台にあがれちゃったりするんですよね(笑)そのときの感動が蘇りました。「今度はお芝居見に来ます!!」と案内をしてくださったおじさんに宣言しましたが・・・・いつになるかなぁ・・・(^^;。

 あと、私のツボだったのが・・・・・・・仁左衛門さんの富樫ですよ。花道の使い方の紹介で『勧進帳』の映像が・・・。かっこよかったぁ・・(^-^)これ團十郎襲名の時のでしょうか?もしそうなら、そのときの舞台の音源はCDにもなっていて、図書館で借りました(笑)仁左衛門さんの富樫も見ていて、とても好きです。今月は弁慶。仁左衛門さんの弁慶は初めて拝見するので、再来週の観劇が楽しみです!!!

 2週にわたっての放送は、歌舞伎を見始めた時の新鮮な気持ちを思い出しました(笑)難しいのかな?と思っていたけれど、役者さん、衣装、舞台の美しさに惹かれてハマッてしまったんですよね・・・・そして現在に至ります(^^;


 あと、NHKの「日本の伝統芸能」の歌舞伎入門は1回目は再放送も忘れて見逃してしまったんですが、2回目は無事に見ることができました。仁左衛門さんがゲストですからね、要チェックです・・・の割には間抜けな私(^^;。3ヵ月後を待ちます(笑)

『安宅』の録画を見る

2008年03月13日 | テレビ
 9日にNHK教育で放送された能『安宅』の録画を見ました。狂言はまた今度じっくり通して見ます。とりあえず、今月から『安宅』の稽古を始めることになっているので参考に・・・・。歌舞伎『勧進帳』の元ネタです。

 シテ(弁慶)は梅若六郎、ワキ(富樫)は宝生閑、アイは山本東次郎といった超豪華配役。前にも梅若六郎師のシテで実際に拝見していますが、あの時は薪能の特設舞台でした。

 歌舞伎の方は弁慶一行は弁慶と義経の他は4人のみですが、それに対してお能は9人です。狭い能舞台にこんなにたくさん人がいると迫力ありすぎますね。歌舞伎とはまた違うかっこよさ!!!というか迫力がまた違います。シテとツレの連吟・・・かっこよすぎる~。勧進帳読み上げも・・・・。

 私が打つのは最後の方ですが・・・・舞への入り方はこの曲のみの特殊な山伏掛かりという入り方・・・・。ちゃんとかっこよく決まるようにがんばろう・・・。

 4月の歌舞伎座の仁左衛門さん弁慶の『勧進帳』も、もちろん見に行きますよ!

美の壺 「鼓」

2008年02月08日 | テレビ
 まるで番組の回し者のように宣伝していましたが(^^;。8日の美の壺のテーマが「鼓」でした。小鼓、大鼓ともに紹介されました。

 しかし、演奏だけでなく、鼓の構造、音色、演奏、そして蒔絵など、短時間で詳しく鼓のことを扱った番組を見たのは初めてでしたので、正直、感激しております!!!テレビをこんなにウキウキしながら見たの久しぶりです(笑)

 生田コレクションの生田さんも少しご出演なさっておりましたが、実際に京都と東京で拝見したコレクションの鼓のことも思い出したり、鼓製作者の鈴木さんの鼓の制作風景も写真では少し拝見したことありましたが、実際の制作過程を見ることができたのがとてもよかったです。また、鼓胴のレントゲン写真も見ることができてよかったです。江戸中期の道本の胴と、それ以前の時代の胴を比べて、中の空洞部分の掘り方の違いというものがとてもよく分かりました。カンナ目だけでなく、中の彫りまでカメラで撮影されていて、とてもよかったです。

 鼓の蒔絵の模様の洒落も新しい知識が増えました。

 「葡萄」→「武道を極める」(江戸時代は武家の式楽が能楽だったので。)
 「栗」→「栗の実がはじける」→「音がはじける」や、「実がよくなる」→「よく鳴る」
 
 昔の人のこういった遊び心って面白いです。

 そして、演奏については・・・「間」の大切さを強調されていましたが、本当にその通りだと思いました。でもその間がぴったり合うと面白いのよね。


 見逃した方は、再放送もあるのでぜひチェックしてみてください。再放送は総合では土曜日の朝5時15分からです。明日の再放送が先週分の放送でしたので、恐らく来週の土曜日が再放送でしょう。

プロフェッショナル仕事の流儀 坂東玉三郎

2008年01月15日 | テレビ
 妥協なき日々に、美は宿る

 私が歌舞伎を見ようと思ったきっかけは玉三郎さんを見たいと思ったからです。そして、またそれから何年も経った今も玉三郎さんの舞台を楽しんでいます。初めて玉三郎さんの美しい女形の写真を見た時の衝撃は今も覚えています。
 NHKプロフェッショナル仕事の流儀という、さまざまな分野の第一線で活躍する方を取り上げた番組に玉三郎さんが取り上げられました。

 九月、十月、十二月の歌舞伎座の舞台裏の密着もありました。いずれも実際に見た舞台の舞台裏でしたので、とても興味深かったです。十月の『牡丹燈籠』の、あの幕切れを作り上げていくまでの工夫というか仁左衛門さんとの演技のやりとりが改めて面白いと思いました。やはりこのコンビは見た目だけじゃなくて、こういうところが好きだなと改めて思いました。『信濃路紅葉鬼揃』は、お能をベースにしたもの。稽古の厳しい姿勢が印象的でした。

 玉三郎さんのプロフェッショナルな姿勢にはますます感動してしまいました。やはり凄いという言葉しか出てきません。

 女形の所作を指導するのも面白かったです。私なんてきっとダメだしばっかりだと思います(汗)指導されたいと思いました(苦笑)

 ところで・・・岡持ちの中のトーマスのストロー付きカップがツボだったのですが・・・(笑)あと、先日のイチローの時は見逃してしまったんですが、来週はイチローのトーク特集ということなので見たいと思います!

ヤッターマン

2008年01月15日 | テレビ
 昨日からリメイク版のアニメ『ヤッターマン』がスタートしました。昨日はお稽古でしたので、録画して見ました。思わずにやっとしてしまうところもあり。ドロンボー一味ドクロベエ様の声は変わっていないし、ナレーターは富山さんじゃなくて山ちゃんだけどぴったりでしたし、よかったです。
 ストーリーは初回だからなのかちょっとダラダラしているかも?!(^^;。

 ただ、オープニングとエンディングが少し・・・不満かも(苦笑)

 あと実写版のボヤッキーは生瀬さん、トンズラーはケンドーコバヤシに決定だそうです。生瀬さんのボヤッキーはなんとなく想像できるような・・・・。

のだめカンタービレSP

2008年01月08日 | テレビ
 連続ドラマ放送も終了から1年経つんですよね。4日と5日のスペシャル版の前に2日3日と連続ドラマの再放送もありましたので、ちょこちょこっと見ていました。やっぱり音楽も良いし、何よりキャラが良いです。竹中直人のシュトレーゼマン(ドイツ人のマエストロ・・・)も見慣れてくれば、もう何でもアリかと(苦笑)

 さて、このドラマスペシャルはパリに音楽留学した千秋とのだめを描いています。漫画も現在ヨーロッパ編が続いているので、まだまだ物語は続いています。個人的には、必然的に外国人ばかりになるキャラをどうするのよ?!と思っていたら外タレ多数(笑)ベッキーとウエンツは別として、ジローラモさんとかセインさんとか出ていてびっくりだったり・・・・。指揮者のジャンが日本語ぺらぺらで一体この人は何者だ?と思ったり、ファゴット奏者のロランの西洋の真澄ちゃん?という感じの髪型が・・・・(笑)
 千秋は相変わらずかっこよすぎるし、のだめもかわいい。お城でのサロンコンサートでのコスプレはのだめじゃなくても、千秋様萌えです(笑)

 で、漫画を読んだときも思ったけど、指揮者コンクールの様子とか面白いです。結構好きなキャラの片平さんの、あのジャンプの滞空時間まで計算された指揮が個人的には大ウケでした(笑)そして、千秋様の指揮も素敵(笑)クラシックは詳しいわけじゃないけど、自分の好きな曲(チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲やラフマニノフのピアノ協奏曲3番)が取り上げられたので、余計に綺麗な曲に聴こえます(苦笑)

 スペシャルを見て、また先日買った月刊ピアノ増刊を読んでしまいました。また続編やらないでしょうか?!

とびだせ!空想科学

2007年12月31日 | テレビ
 静岡ローカル局のテレビ静岡で本でおなじみの「空想科学」の検証番組が30日深夜放送されました。『空想科学読本』の著者の柳田理科雄先生による検証です。本はサッと目を通したことがある程度ですが、実験は本のネタと同じかな?ノリとしては「トリビアの種」の実験のようでした。ちなみに同じくテレビ静岡では5分くらいの枠なので見逃すことのほうが多いですがこんな番組もあります。なので、拡大版だと思われます。

 「夢を壊す」的な批判などもあるみたいですが、個人的にはそれはそれ、これはこれ・・・で・・・この手のものはかなり好きです(笑)

 『キャプテン翼』の翼君のゴールネットを突き破るほどのシュートはどれくらいの力が必要か?とか・・・・。力もそうですが、私はある意味ネットの丈夫さに関心しました。それよりも私は、翼君のオーバーヘッドキックの滞空時間がものすごく気になります(笑)

 あとは『アルプスの少女ハイジ』のオープニングのブランコは絶叫マシン?!の検証もありました。これは本で読んで・・・確かにそうだよな・・・と思ったので実験は楽しかったです!!!ブランコは・・・実際にどこかの施設にある宇宙なんだら(?)というブランコ(?)に乗って検証。かなりのスピードのブランコに笑いました!!!乗っている人たちに笑顔はなかったけど(苦笑)
 だからね、ハイジはとても強い女の子なんだな。というのが分かったよ、先生!!(笑)


 司会はフジテレビ系列の局ですので、千野アナウンサー(静岡県出身だからだろうな。)が司会だったりパネリストにアンジャッシュが出ていたりと、ローカルにしてはかなりがんばっていました(笑)他の地域のフジテレビ系列の局でも放送される予定があるそうです。

 ちなみにこの先生の「理科雄」って名前は本名なんだそうだ!!!

 これ、また続編やってほしいんですけど(笑)

トリビアの泉SP

2007年11月29日 | テレビ
 久々のトリビアのスペシャル。「相変わらずくだらないよ。」と、なんだかんだ言いながら全部見てしまいました(笑)


 今回のヒットは・・・巨大空気砲ですね←本当に左の絵文字のような感じです(笑)

 BGMがエヴァだというのもウケましたが(笑)あれ、ヤマトの波動砲を彷彿とさせますよ!!すごいわ!!あんなにすごいものだとは思いませんでした。

 バズーカ砲と防弾ガラス対決も面白かったですが、日本刀対決シリーズの方が私は好きです。

 あとは「小さいへぇ」も意外と面白かったです。幸四郎さんが出てきたりして。(初代吉右衛門が「文明堂」のマークの文の字を書いたという。)でも外国語で●●をこういうって言うのはあまり面白くありません。はっきり言って私もそういうのは書けませんが面白いの知っています(苦笑)

 一番大笑いしたのは、種の「一目ぼれしましたと告白したら・・・」という実験での高橋さんの反応です(笑)

 やっぱりこれはたまにスペシャルで見るくらいでちょうどよいかも。
 

匠の肖像~能面師 岩井彩

2007年11月23日 | テレビ
 23日夜、なんとな~くテレビをつけていたら、いきなり能面がテレビに映り始め・・・気になって見ると、能面師の岩井彩さんという方のショートドキュメンタリーでした。番組自体は5分もないでしょうか?!

 能面は古い能面を写していくのですが、これが難しいのだとか。

 短かったですが、岩井さんの「品性のない人は品性のない面を打つ。いつも謙虚でいることが大事。」という言葉が大変印象的でした。
 面を打つことだけではなく、芸のほうでもこういうことはいえるのだと思います。もちろん人生そのものにも・・・・。難しいことですが・・・・この言葉を頭の片隅にでも置いておこう・・・と思いました。

TV東京「匠の肖像」HP

マンガノゲンバ 花よりも花の如く

2007年11月07日 | テレビ
 10月6日深夜にBS-2で放送されたマンガノゲンバの「作者ノゲンバ」というコーナーで成田美名子先生が取り上げられました。前半はいくえみ稜の『潔く柔かく』という作品の特集です。『花よりも花の如く』は後半に取り上げられました。

 9月にあった成田さんの原画展の様子も放送されました。私が見た仕舞ではなく、舞囃子(装束付き)の様子も分かりました。舞囃子の時間は私は歌舞伎座だったんで(笑)様子がわかってよかったです。

 2巻のワキ方のひろくんのエピソードが音読(?)されました(笑)あれも良いエピソードだよね。

 あと、制作現場も少し放送されました。原画を見ても思いましたが、改めてあの装束を描くというのは大変な作業だなと思いました。最近だとパソコンでマンガを描く人もいますからね。それが悪いことではないけど、やはり私は手描きの美しさというのが一番好きですね。能装束に使うようなスクリーントーンはないから手作りスクリーントーンを作るというのは驚きました。こうやってあの美しい絵が生まれるんだな~と思いました。

 また原画展の感動が蘇りました。

芸能花舞台 八世観世銕之亟

2007年10月28日 | テレビ
 27日放送のNHK教育芸能花舞台は八世観世銕之亟師の特集でした。私が能に興味を持つようになる前に亡くなられているので、実際には拝見したことがない方です。(著書は読みました。)ゲストは現・銕之亟師でした。その他、野村万作師、中村富十郎丈などが八世銕之亟師の思い出を語られていました。
 舞台映像は『羽衣』『雷電』『三山』の一部が放送されました。『羽衣』は西本願寺の能舞台での演能です。あと、冒頭少しだけ『道成寺』が映りました。
 『羽衣』は西本願寺の能舞台で、とても雰囲気が素敵でした。風になびく羽衣が特に・・・。私、三保の松原の羽衣薪能は一度行ったけど・・・・雨天でホールだったからなぁ・・・(^^;ぜひ今度は現地で見たいものです・・・。
 『雷電』と復曲能の『三山』はもっと見たいくらいです。
 
 あと、富十郎さんのお話も大変印象的でした。歌舞伎が好きだったそうで、お互いの舞台を見合っていたそうです。そして、『車引』を八世銕之亟師(が桜丸)、故観世榮夫師、野村萬師が演じている写真があり、とても印象的でした。そんな交流もあったのですね。能楽師の方々が演じる歌舞伎も見てみたいな~(笑)でも、これって昔なら絶対にありえないことなんでしょうね(^^;
 
 もう一度、この方の著書を読み直してみようと思いました。

海老蔵・名門に生まれるということ

2007年10月15日 | テレビ
 14日海老蔵のドキュメント番組が放送されました。ほんと・・・このお方がテレビに出ると、身内でもないのに、ある意味ヒヤヒヤしてしまうけど、ある意味楽しめるというか観察しがいのあるお方だなぁと思います(笑)でもヒヤヒヤしてしまうところも、なんというか・・・裏表のない人なんだろうなと思いますが・・・。まあツッコミどころも多々ありますが・・・もう慣れた(苦笑)

 再現VTRの「勧進帳」初役初日の前日に失踪事件とか、久々に思い出した事件です(苦笑)まあ反発なんて誰にでもあるし、他の世界でもよくある話(?)だとは思いますが・・・(^^;。(程度の問題こそありますが・・・・)まだまだこれからですし、いろいろな課題はあるのでしょうけど、やっぱり舞台姿はかっこいいなぁと思いました。(単純な私・・・・)

 パリ・オペラ座の舞台の様子やドキュメントは前にNHKで見ましたが、熱が出て辛い中舞台を勤めている様子を見て、プロ根性を感じました。そして、いつか十三代目團十郎の舞台を見ることになるのかなぁ・・・と彼と同世代の私はふと思いました・・・。


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