みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
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『狂言役者 ひねくれ半代記』

2008年06月21日 | 本・マンガ
茂山千之丞/著
 
 数年来積読本と化していたものをやっと読みました(爆)20年前に岩波新書から出た千之丞さんの著書です。今でこそ能楽界(ここでは狂言も含む)の人たちも他ジャンルとの交流に違和感がなくなってきましたが(好みの問題はあるにしろ)、昔は本当にただ事ではなかったことなんだなぁ~と改めて感じました。歌舞伎や新劇はもちろん他流派との交流もいけない時代があったというのは、話には聞いていましたけれど。観世寿夫、野村万作などの名前も頻繁に出ていました。現在の能楽界を築いた方たちの当時のエネルギーというものも感じてみたかったですね。

 破天荒な生き方を包み隠さず語るのもまた千之丞さんらしいなと思いました。個人的には新作よりも古典作品の方が好きですが、京極夏彦の新作狂言『豆腐小僧』は大好きです。豆腐小僧の千之丞さんはかわいすぎでした

 来月、千之丞さんはメンバーに入っていませんでしたが、久しぶりに茂山狂言会に行くので楽しみです
 

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