これも珍しく図書館で借りてきました。主人公は、猫と旅をするのか・・・と、最近猫(元野良猫)を飼い始めたので、文庫になる前に・・・読みたかったのです。(結果としては・・・これは“買い”な本になりましたが・笑)そして、またまた猫だけでなく・・・私の大好きなアレが登場することになるとは思わなかったので(笑)もう夢中になって一晩で読んでしまいました。
のっぴっきならない事情で飼い猫のナナを手放すことになってしまった主人公のサトル。友人に「突然で申し訳ないけど、僕の猫をもらってくれませんか?」と連絡を取り、猫のナナと新しい飼い主候補のお見合いをさせるために旅に出る・・・というお話。
以下ネタばれあり未読の方で、読んでみたいけれど、結末を知りたくない方はご注意を!!そして、これも忠告しておきます!これからこの本を読む方は、特に動物好きの方は、絶対に電車や職場や学校など公共の場で読まないように!自分の空間で読みましょう!
その飼い猫を手放さなくてはならない事情とは何?リストラ?と思わせておいて、ああ・・・そういう事情か・・・と中盤で分かってしまいます。病気で余命短いという、ある意味、泣かせるには欠かせない設定です。ある意味ずるいけど、でも前向きでした。そう、だから、サトルはかつての友人のもとを訪ねてナナと旅をしています。でも、ナナを引き取ってもらいたいという理由だけではないのです・・・。
これを猫のナナや読者に教えるのが、主人公の友人夫婦に飼われている甲斐犬の“虎丸”です。富士山が見えるペットOKのペンションで飼われています。「甲斐犬」の文字を見つけ、あわわ~~~甲斐犬キタよ!!と、ここで私は小さな感動を覚えました。『阪急電車』でもおばあちゃんが昔飼っていた犬が甲斐犬で・・・というエピソードがありました。(映画のほうは残念ながら甲斐犬ではなく柴犬が使われましたが・笑)またまた有川作品に登場した甲斐犬という単語。有川さん・・・甲斐犬が好きでしょ?ていうか絶対に飼っていたことあるでしょ?と思ってしまいました(笑)(ついでに言うと、有川さん、児玉清さんのことも本当にお好きですね♪)この甲斐犬の名前が虎丸で、ご主人のスギには「トラ」と呼ばれている。ウチの猫もトラだ。そしてこのペンションでは猫も飼われている。なんでしょうか、このデジャブ感(笑)
この虎丸の描写が、甲斐犬を飼っている、甲斐犬が好き、または詳しいという人にしか書けないような描写なんですよね~・・・。お客さんに対して無礼になるかもしれないけれど、主人のために吠えまくる!猫目線ではいやかもしれませんが、うん、いいね~、これこそ甲斐犬だね~~~!!とニンマリしながら読んでいました。
あ、もしこれを映像化することになったら、今度はちゃんと甲斐犬を使ってね!(どうやら舞台化はされたようですね)
と・・・甲斐犬話はおいておいて・・・これは本当に泣けた・・・泣いたでは済みません。嗚咽しながら読んでました。主人公はきっと私くらいの年代でしょう。この主人公の生い立ちについても、いろいろ出てくるのですが・・・不幸なんて思っていない、明るく生きるサトル。サトルは、とても幸せな人。周りの人たちもとても素敵。最後は悲しいけれど、悲しくはない。でも人間は・・・生き物は必ず通る道。特別なことではない。トオルはそれが人よりも早かったかもしれないけれど。そして、自分がもし同じ立場なら?何度も考えました。
絶対に我が愛する紅に会いたい!!!トラにも!まろにも!
まだまだ年齢的にも私が先に死ぬわけにはいかないけど・・・もしものときは・・・
君も、ナナのように抜け出して来てくれるかな?
そして、有川さん・・素敵なお話をありがとう!
のっぴっきならない事情で飼い猫のナナを手放すことになってしまった主人公のサトル。友人に「突然で申し訳ないけど、僕の猫をもらってくれませんか?」と連絡を取り、猫のナナと新しい飼い主候補のお見合いをさせるために旅に出る・・・というお話。
以下ネタばれあり未読の方で、読んでみたいけれど、結末を知りたくない方はご注意を!!そして、これも忠告しておきます!これからこの本を読む方は、特に動物好きの方は、絶対に電車や職場や学校など公共の場で読まないように!自分の空間で読みましょう!
その飼い猫を手放さなくてはならない事情とは何?リストラ?と思わせておいて、ああ・・・そういう事情か・・・と中盤で分かってしまいます。病気で余命短いという、ある意味、泣かせるには欠かせない設定です。ある意味ずるいけど、でも前向きでした。そう、だから、サトルはかつての友人のもとを訪ねてナナと旅をしています。でも、ナナを引き取ってもらいたいという理由だけではないのです・・・。
これを猫のナナや読者に教えるのが、主人公の友人夫婦に飼われている甲斐犬の“虎丸”です。富士山が見えるペットOKのペンションで飼われています。「甲斐犬」の文字を見つけ、あわわ~~~甲斐犬キタよ!!と、ここで私は小さな感動を覚えました。『阪急電車』でもおばあちゃんが昔飼っていた犬が甲斐犬で・・・というエピソードがありました。(映画のほうは残念ながら甲斐犬ではなく柴犬が使われましたが・笑)またまた有川作品に登場した甲斐犬という単語。有川さん・・・甲斐犬が好きでしょ?ていうか絶対に飼っていたことあるでしょ?と思ってしまいました(笑)(ついでに言うと、有川さん、児玉清さんのことも本当にお好きですね♪)この甲斐犬の名前が虎丸で、ご主人のスギには「トラ」と呼ばれている。ウチの猫もトラだ。そしてこのペンションでは猫も飼われている。なんでしょうか、このデジャブ感(笑)
この虎丸の描写が、甲斐犬を飼っている、甲斐犬が好き、または詳しいという人にしか書けないような描写なんですよね~・・・。お客さんに対して無礼になるかもしれないけれど、主人のために吠えまくる!猫目線ではいやかもしれませんが、うん、いいね~、これこそ甲斐犬だね~~~!!とニンマリしながら読んでいました。
あ、もしこれを映像化することになったら、今度はちゃんと甲斐犬を使ってね!(どうやら舞台化はされたようですね)
と・・・甲斐犬話はおいておいて・・・これは本当に泣けた・・・泣いたでは済みません。嗚咽しながら読んでました。主人公はきっと私くらいの年代でしょう。この主人公の生い立ちについても、いろいろ出てくるのですが・・・不幸なんて思っていない、明るく生きるサトル。サトルは、とても幸せな人。周りの人たちもとても素敵。最後は悲しいけれど、悲しくはない。でも人間は・・・生き物は必ず通る道。特別なことではない。トオルはそれが人よりも早かったかもしれないけれど。そして、自分がもし同じ立場なら?何度も考えました。
絶対に我が愛する紅に会いたい!!!トラにも!まろにも!
まだまだ年齢的にも私が先に死ぬわけにはいかないけど・・・もしものときは・・・
君も、ナナのように抜け出して来てくれるかな?
そして、有川さん・・素敵なお話をありがとう!
まず、猫の名前がナナというのがいいですね(笑)
猫も大好きですがそれが犬だったら、たぶんその場で買っていました。
でも「阪急電車」に続いて、また甲斐犬が登場するんですね。
やっぱり有川先生、あまりメジャーじゃない甲斐犬を今回も登場させるという事は、きっと以前に飼っていたか(飼っている?)好きなんでしょうか?
なので今度、読んでみようと思います!!
はい、「ナナ」という猫が出てくるし、甲斐犬も出てくるし・・・ナナパパさんにもぴったりですね~!
そうなんですよね、わざわざ「甲斐犬」を登場させるなんて・・・さらに、今作は甲斐犬の特徴や性格なんかもかなり描いているので、飼育経験があるか(過去形でも進行形でも)好きなんだろうな~と思いました!!
もし、ご本人に質問できる機会があったら、伺ってみたいです!(笑)
おすすめですよ!
素敵なお話でしたよね。
「余命もの」とは思っていなくて手にとり、途中でそれが予感されてから、ドキドキしながら読みました。
それでも有川さんらしい温かさが感じられる作品に仕上がっていてよかったです。
>児玉清さんのことも本当にお好きですね
そうですね、この前公開された映画の「図書館戦争」でも原作の稲森司令は児玉清さんなので、有川さんのたってのお願いで、別の人が演じるではなく、別のキャラクターをたてることになったとのことです。
余命ものはまったく好きではありません。
感動ものは好きですが、変なお涙頂戴はまったく好きではありませんが・・・これはよかったのは、有川さんらしい温かさ、ワンパターンの恋愛ものではないからでしょうね。
自分はペットがいるから、余計に共感してしまったかもしれません。
『図書館戦争』は映画はまだ見ていないんですよ(^^;
でも、児玉清さん名前はクレジットされているのはちょっと感激しました。