みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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『坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ』

2008年09月05日 | 本・マンガ
坂東三津五郎/著 長谷部浩/編

 当代の三津五郎丈の著書です。もちろん観始めたばかりの人でも楽しめると思いますけれど、何回か見たことがある人はより楽しめるいったところでしょうか?
 團十郎さんの著書『團十郎の歌舞伎案内』もそうだけれど、役者さんが自らの体験で歌舞伎の演目を語るという本は、専門家が書くような入門書とは違った目線でとても面白いです。特に実際に見たことがあるものだと、なるほどこういうことかと思いましたし・・・。新作の『道元の月』は最初見たときは途中寝てしまったんですが、また観たいなぁと思いました。
 三津五郎さんは、結構好きな役者さん。踊りにせよ芝居にせよ、キッチリ具合が私は好きなのですが、この本を読んで、そのキッチリさもこういうところからきているんだなと納得。

 そういえば『和樂』で連載されていた仁左衛門丈の芸談も単行本になるとか。こちらも楽しみであります。

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