吉良吉影は静かに暮らしたい

植物の心のような人生を・・・・、そんな平穏な生活こそ、わたしの目標なのです。

『ハン・ソロ / スター・ウォーズ・ストーリー』(2018年/アメリカ)

2018-07-02 08:33:11 | 映画・ドラマを観て考えよう
 うーん!これは期待して観に行ったのだが・・・現時点では『大ハズレ』だった。


※チューイーとの出会い・・・ハン・ソロはチューイーに食べられるところだった!

 若き日のハン・ソロを描くってンだが、これじゃタダの小悪党で、ピンチの連続をアタマを使って切り抜ける・・・といっても大したことはナイのです。せいぜい積荷を捨てて助かる道を選んだり、その場の思い付きで言い逃れる程度でしかない。

 ここはジョセフ・ジョースターみたいに『あっ!』と驚くトリックを仕掛けてピンチを脱する仕掛けが欲しいと思うのです。

 列車強盗を企てたとき、積荷を捨てて脱出するのは、後にタトゥーインで『ジャバに依頼された積荷を捨てて恨まれる』エピソードを彷彿とさせますが・・・ところであの積荷の爆発は小規模すぎるって思いませんでしたか?エネルギーの大半が時空転移に使われたとしても、あれだけの量なら山脈ひとつくらい消し飛んでもオカシクないでしょう?あれはナットクいかーん!何といっても重力井戸脱出のシーンではあれくらいの少量であの大出力なんですよ!あんな小規模の爆発で済むハズないじゃないですか!もう!

 さらに主役が、これがどう成長したらハリソン・フォードになるンぢゃ!とツッコミたいくらい似ていない!せめてオーディションするならもっと似たヒトいたでしょうが!ってカンジです。


※ハリソン・フォードはカッコいい!

 で、ハリソン・フォードが良かったのは、彼はスター・ウォーズに出演するにあたって、ある俳優の演技を徹底的に研究してその仕草をマネているンです。だからあんなに存在感があったンです。・・・その俳優とはゲーリー・クーパーです!


※『真昼の決闘』のゲーリー・クーパー

 機会があれば見比べて欲しいです。ガンさばきとか、長い足をもて余すような座り方、二本指でチャッと挨拶するところ、実によく似てます。ハリソン・フォードがスター・ウォーズの西部劇の匂いを感じて、それじゃ誰を参考にするかと選んだのがゲーリー・クーパーだったンですね。

 今回の映画ではその片鱗もナシ!ああああ、お願いだからもう少しちゃんと作ってくれ!頼むよ!

 ラストで黒幕のフードの人物の貌が写されると、おお死んだはずだよダース・モール!
 『タトゥーインへ行って仕事をする』と言っていたソロと今後絡むのか?ということは『ハン・ソロ2』または『カルリジアン』が準備されているのか?あああ死ぬまで観終わることができるのだろうか?次回に期待!


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