亜州影帝(あしゅうえいてい/アジア映画の帝王)と呼ばれたチョウ・ユンファが完全復活!
「男たちの挽歌」シリーズで見せたアクションがパワーアップして帰ってきましたっ!
※チョウ・ユンファ主演『プロジェクト・グーテンベルク 贋札王』
さあ、こう聞けばもう見ずにはいられませんね。
※アルブレヒト・デューラー作『騎士と死と悪魔』
売れない画家レイを演じるのはアーロン・クォック、技術は素晴らしものを持っているのですが独創性がないと酷評され、サッパリ売れません。画商からは『ゴッホは一人だけでいい。二人は要らない』と言われる始末です。そんな彼が贋作に手を染め、デューラーの版画『騎士と死と悪魔』の複製を造ったことから、贋札造りを生業とする通称『画家』(チョウ・ユンファ)に眼を付けられスカウトされます。『画家』の一家は家業が贋札造りで、代々本物と見分けが付かない贋札の製造を行っているのです。
※売れない画家レイを『画家』はスカウトする。
この贋札造りがオモシロイ。100ドル札に使われる無酸紙は同等の紙が電話帳に使われていることを突き止め入手、漉きの工程からしか入れられないはずのスカシは三枚の紙をサンドイッチ状に重ねて再現、特殊インクは自動車の塗料から調合できることを発見する。出来上がった贋札は自分たちでは一切使わず、世界中の反政府勢力に売りさばく。レートは20対1、つまり100ドル札1枚が5ドルという(良心的な)お値段。オキテを破った者は家族まで皆殺しという制裁で組織を束ねています。
※100ドル札のクローズアップ画像、右下の『100』の文字が特殊インクによる印刷。
※襟元にマイクロ印刷”United States of America”の文字が隠されている。
この『画家』を演じるチョウ・ユンファがまことに魅力的、チャーミングな笑顔で平然と殺人を犯す危険人物です。『画家』の父親はロシア人とのイザコザで殺されたらしいのですが、その黒幕が黄金の三角地帯を制する麻薬王であることを突き止めると、取引を装い、麻薬王の『将軍』の一味をマシンガンとロケット砲で壊滅させてしまう。もはやランボーも真っ青のスーパーアクション、二丁拳銃ならぬ二丁マシンガンの乱射はとてつもない迫力です。
※チョウ・ユンファが出ると画面が引き締まります。流石です!
いまや贋札工場の中心人物となったレイですが、ふとしたことからタイの警察に拘束され、香港に移送されることに・・・。
かつての恋人を『画家』一味に殺された女性刑事が、レイから『画家』の正体を聞き出そうとするのですが、警察をも恐れない『画家』が口を塞ぎに来ると信じるレイは証言を拒みます。
ついに『画家』が姿を現し、警察官に変装して署内に紛れ込みます。その意外な結末は・・・。
※『プロジェクト・グーテンベルク』予告編
『ああ、そういうことだったのか!』観ていた私たちもスッカリ騙されていたことに気が付く予想外の結末には、アッ!と驚くことでしょう。オススメします。
良いですね、是非見たいと思います。
「和平飯店」は日本盤ブルーレイは
出ないのかと・・・・。
マカロニおたくには嬉しい処で、
クラウス・キニスキー主演の
「そして、神はカインは語った」
が発売されたし....。。
しかし「男たちの挽歌」シリーズの
ブルーレイの音声が劇場公開時と変えて
あるので、、
決定版が出るまで、苦労しました....。
また来ます。。。
ひさびさの快作に満足です‼
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私はチョウ・ユンファは本来コメディの才能があると思っています。何の映画かわすれましたが、瞼に眼の絵を描いて起きているふりをしながら居眠りするシーンでは笑い転げました。
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クラウス・キンスキーのことでしょうか?マカロニウエスタンは知らないのですが『アギーレ/ 神の怒り』や『フィッツカラルド』は私の好きな作品です。前者はインカを征服しようとした男の話、後者はアマゾンにオペラハウスを建てようとする男の話でした。
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