JIMI HENDRIX / BAND OF GYPSYS
ジミ・ヘンドリックスのバンド・オブ・ジプシーズで名を馳せた名ドラマー、バディ・マイルスが亡くなられたそうです。2月26日、テキサス州オースティンにて、享年60歳。死因はまだ明らかにされてないそうです。
バディ・マイルスと言えば、マイク・ブルームフィールドとのエレクトリック・フラッグとか、名作「LIVE!」で知られるカルロス・サンタナ&バディ・マイルスとか、スティーヴィー・サラスとのサード・アイとか、さらには自らのバンド、バディ・マイルス・エクスプレスやソロ名義の作品、そして数々のセッションと、ロック&ブラック・ミュージック界に確かな足跡を残してきました。
でも何と言ってもジミ・ヘンドリックスとのバンド・オブ・ジプシーズですよね。ジミのバンドと言えばミッチ・ミッチェル(ds)とノエル・レディング(b)とのジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスが有名ですが、そのエクスペリエンス解散後、かの有名なウッドストックを挟んで結成されたのが、バンド・オブ・ジプシーズです。メンバーはジミ(g,vo)、バディ(ds,vo)、ビリー・コックス(b)のスリーピース。
このバンド・オブ・ジプシーズが、69年の大晦日と翌日元旦にフィルモア・イーストで行なったライブを収録したアルバムが「BAND OF GYPSYS」。ジミ生前最後のアルバムであり、唯一のオリジナル・ライブ・アルバム。しかし契約履行のために急いで製作されたという背景もあり、ジミ自身はその出来に不満を抱いていたとか。
ミッチ・ミッチェルの手数の多いドラミングに比べて、どっしりとして粘り気のあるバディのドラムは、ジミヘン・ファンの間でも賛否両論あるようですが、私は好きですね。ソウルフルな歌声もなかなか。そしてこのバンド・オブ・ジプシーズは3人全員黒人で、黒人によるミクスチャー・ロックの元祖のようなものといえるかもしれませんね。
しかしこのバンドは短命に終わります。活動期間はわずか2~3ヶ月。その後ジミが再びミッチ・ミッチェルと組むことを考えると、このバンドはジミ、もしくはその取り巻きにとって黒すぎたのかもしれません。
とは言え、下積み時代にはソウルやファンクの大物達のバックを務めて来たジミとバディです。この「BAND OF GYPSYS」には黒人ミュージシャンとして、今、自分達が新しい時代を切り開いて行くような、そんな気概を持って臨んだことでしょう。
そんな若かりし頃のバディ・マイルスに思いを馳せながら…。
*写真はもちろん「BAND OF GYPSYS」なのですが、現在は2枚組の「LIVE AT THE FILMORE EAST」があるので、ジミのフィルモアを聴こうと思うと、どうしてもそっちに行っちゃうんですよね~。
ジミ・ヘンドリックスのバンド・オブ・ジプシーズで名を馳せた名ドラマー、バディ・マイルスが亡くなられたそうです。2月26日、テキサス州オースティンにて、享年60歳。死因はまだ明らかにされてないそうです。
バディ・マイルスと言えば、マイク・ブルームフィールドとのエレクトリック・フラッグとか、名作「LIVE!」で知られるカルロス・サンタナ&バディ・マイルスとか、スティーヴィー・サラスとのサード・アイとか、さらには自らのバンド、バディ・マイルス・エクスプレスやソロ名義の作品、そして数々のセッションと、ロック&ブラック・ミュージック界に確かな足跡を残してきました。
でも何と言ってもジミ・ヘンドリックスとのバンド・オブ・ジプシーズですよね。ジミのバンドと言えばミッチ・ミッチェル(ds)とノエル・レディング(b)とのジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスが有名ですが、そのエクスペリエンス解散後、かの有名なウッドストックを挟んで結成されたのが、バンド・オブ・ジプシーズです。メンバーはジミ(g,vo)、バディ(ds,vo)、ビリー・コックス(b)のスリーピース。
このバンド・オブ・ジプシーズが、69年の大晦日と翌日元旦にフィルモア・イーストで行なったライブを収録したアルバムが「BAND OF GYPSYS」。ジミ生前最後のアルバムであり、唯一のオリジナル・ライブ・アルバム。しかし契約履行のために急いで製作されたという背景もあり、ジミ自身はその出来に不満を抱いていたとか。
ミッチ・ミッチェルの手数の多いドラミングに比べて、どっしりとして粘り気のあるバディのドラムは、ジミヘン・ファンの間でも賛否両論あるようですが、私は好きですね。ソウルフルな歌声もなかなか。そしてこのバンド・オブ・ジプシーズは3人全員黒人で、黒人によるミクスチャー・ロックの元祖のようなものといえるかもしれませんね。
しかしこのバンドは短命に終わります。活動期間はわずか2~3ヶ月。その後ジミが再びミッチ・ミッチェルと組むことを考えると、このバンドはジミ、もしくはその取り巻きにとって黒すぎたのかもしれません。
とは言え、下積み時代にはソウルやファンクの大物達のバックを務めて来たジミとバディです。この「BAND OF GYPSYS」には黒人ミュージシャンとして、今、自分達が新しい時代を切り開いて行くような、そんな気概を持って臨んだことでしょう。
そんな若かりし頃のバディ・マイルスに思いを馳せながら…。
*写真はもちろん「BAND OF GYPSYS」なのですが、現在は2枚組の「LIVE AT THE FILMORE EAST」があるので、ジミのフィルモアを聴こうと思うと、どうしてもそっちに行っちゃうんですよね~。