BUDDY / BRING EM IN
さて、今年もやりますよ~!「ルーツな日記」的フジロック予習特集。栄えある第1回はこの人、バディ・ガイ!!!
フジロックの長い歴史において、過去にも海外のブルースマンは数組出演してます。例えばジョン・メイオールとか、リトル・ジョー・ワシントンとか、ボブ・ログ三世とか、シーシック・スティーヴとか。ですが、自ら米ブルース・シーンのメイン・ストリームを築いてきたレジェンドとなると、このバディ・ガイが初出演となります。
1936年、ルイジアナ生まれ。58年にシカゴへ移住し、コブラ・レコードと契約(正確にはコブラの傍系アーティスティック)。同僚のオーティス・ラッシュ、マジック・サムと共に、新しいシカゴ・ブルースの旗手となります。それまでのシカゴ・ブルースはマディ・ウォーターズを中心にしたダウン・ホームなスタイルでしたが、バディ達はさらにBBキングなどのアーバンなスタイルを取り入れ、スクイーズを中心にした情熱的なブルースを作り出します。そのサウンドはコブラがシカゴのウエスト・サイドにあったことからウエスト・サイド・サウンドと呼ばれたりしますが、現在のシカゴ・ブルースと言えば、彼等のサウンドを指すと言っても過言ではないと私は思っています。
その後バディはチェス~ヴァンガードと渡り歩き、シカゴ・ブルースの最前線で活躍します。歪んだ音色でスクイーズしまくるギター、そしてヒステリックな程エモーショナルにシャウトするヴォーカルがバディの真骨頂。チェス時代の名演を集めた「I WAS WALKING THROUGH THE WOODS」や、ヴァンガード時代のライヴ盤「THIS IS BUDDY GUY」などはブルース史に残る名盤ですね。さらにシカゴを代表するハーピストの一人であるジュニア・ウェルズとのコンビでの活躍も知られます。初来日は75年の「第2回ブルース・フェスティバル」。ウェルズと共にエネルッギッシュなモダン・ブルースを披露し、極東の島国に衝撃を与えたとか。
80年代には、多くのブルースマンがそうだったように、一時不遇の時代を迎えますが、91年、シルヴァートーンからエリック・クラプトン、ジェフ・ベックなどロック系の大物ゲストを迎えた「DAMN RIGHT, I'VE GOT THE BLUES」を発表して完全復活。ここからはロック・リスナーをも視野に入れた意欲的な作品を次々に発表し、いくつものグラミーを受賞。まるで歳を重ねるごとに元気になっていくような絶倫振りは、もうほとんど魔王のレベル。最新作「LIVING PROOF」ではブルース&ソウル・レコード誌に「バディはブルースを殺す気か?」とまで言わせた暴君ぶりを発揮。止まるところを知らぬブルース・レジェンド、それがバディ・ガイ。
で、バディ・ガイの魅力と言えばやはりライヴな訳ですよ。私が初めてバディを観たのは90年の「ジャパン・ブルース・カーニバル」。実はこれが私が観た初めてのブルースであり、この時のバディに衝撃を受け、黒人ブルースの世界にのめり込むようになったのでした。その頃の私と言えば、黒人音楽をほとんど知らないロック・ファンでした。ですが初期ストーンズやポール・バターフィールド、フリードウッド・マックなどを通じ、そのルーツであるブルースに興味を持ち始めた頃。実はこの時のブルース・カーニバルも、バディではなくジョン・メイオールを目当てに観に行ったのでした。しかし完全にバディにやられました。
まず、ブルースのコンサートという雰囲気にカルチャー・ショックを受けましたね。当時のブルース・カーニバルも現在同様に日比谷野音で行なわれていましたが、多分、お酒の持ち込みが自由だったと思うんです。もう客席の至る所で、怪し気な液体の入った瓶をみんなでラッパ飲みしているんです。そして思い思いに叫び、踊っている。踊っていると言うよりベロンベロンに揺れてる感じ。これがブルースか!と思いましたよ。そしてバディが登場した時の異様な程の盛り上がり。バディが一音ギターを鳴らしただけで「ギャー!!」だの「ギョエー!!」だの歓声が飛ぶ。そしてバディが一言叫ぶたびに「ウギャー!!」と応える。それまで私が行っていたロックやパンクのライヴとは明らかに違う濃密さに多少の怖さすら覚えました。
そして思い思いに酔っぱらう観客達を一つの大波のようにコントロールしていくバディがまたとんでもない凄さ。これぞブルース!なフレーズを連発し、その度に観客の心を深くえぐり取っていく。ある時はギターのボリュームを絞りに絞って小さな音量に感情を込める。それまで各々騒いでいた観客達も水を打ったようにその音に耳を傾ける。突如、雷に撃たれたように爆音へと転じ、「ドワー!!」っと歓声を上げる観客達と共に一気に高揚感の頂点に上り詰めるカタルシス。そして何かに憑かれたように弾きまくるバディ・ガイ。もう堪らないものがありましたね。ロック・ファンだった私にとって、その溢れんばかりのフレーズを恍惚的に弾く姿はジミ・ヘンドリックスの姿と重なったり。まるでブルース界のジミヘンだ!と興奮したものでした。(実際はジミがバディから強い影響を受けていたんですけどね。)
その後、バディ・ガイは幾度かのブルース・カーニバルを始め、単独はもちろんウドー・フェスにも登場するなど何度も来日しています。私はと言うと、90年代は来日するたびに足を運んでいたものの、ここ数年は何故かバディのライヴから遠ざかっていました。しかし最近のスタジオ作の充実振りからは、その押しの強さと言うか、アクの濃さと言うか、常軌を越えた弾きっぷりと言うか、とにかくバディならではの凄みが増しているように思いますので、フジでどんなステージを見せてくれるのか今から楽しみです。おそらく、あらゆるロック・アクトを薙ぎ倒してくれることでしょう!
では、いくつかバディ・ガイの作品をご紹介。
BUDDY GUY / I WAS WALKING THROUGH THE WOODS
バディ・ガイがチェスに残した名演を集めた編集盤。70年にリリースされたものですが、録音自体は60~64年。この時代のチェスならではの危うい緊張感に満ちています。「Stone Crazy」や「First Time I Met The Blues」など、ひりひりするようなスロー・ブルースが強烈。突き刺さるようなヴォーカル・スタイルにゾクゾクします。フレッド・ビロウ(ds)、ジャック・マイヤーズ(b)、オーティス・スパン(p)のリズム陣も秀逸。
BUDDY GUY / THIS IS BUDDY GUY
ヴァンガードから68年のライヴ盤。バディのライヴにおけるテンションの高さにやられます。1曲目「I Got My Eyes On You」からバディのギターが軋むように唸りを上げます。「Fever」「Knock on Wood」のようなジャズ/ソウル曲での爆発振りがまた堪りません。スロー・ブルース「I Had a Dream Last Night」もディープなことこの上ない! ファンキーなジャック・マイヤーズのベース、A.C.リードを中心にしたホーン隊も最高!
JUNIOR WELLS & BUDDY GUY / JUNIOR WELLS & BUDDY GUY
75年、郵便貯金ホールでの「第2回ブルース・フェスティバル」におけるバディ・ガイとジュニア・ウェルズのライヴを収めたライヴ盤。バディ&ウェルズのブルースがこの頃の日本でどれだけモダンな感覚に聴こえたかと言うのは今では分かりにくいところですが、そんなことに思いを馳せながら聴くのも面白い。前半はバディが主役、後半になってウェルズが登場するという展開にも当時の空気が感じられます。バックにはA.C.リードや、バディの弟フィル・ガイも参加。
BUDDY GUY / DAMN RIGHT, I'VE GOT THE BLUES
91年、ヴァンガードからリリースされた、第2の全盛期の始まりを告げる名盤。よりブルース・ロック色を強めながらも、バディのギターと歌からはまったりとした黒さが滲みだす。エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、マーク・ノップラーが1曲づつゲストで参加。ドラムはリトル・フィートのリッチー・ヘイワード。ライヴでの定番曲「Mustang Sally」も収録。スティーヴィー・レイ・ボーンに捧げられた作品でもあります。
BUDDY GUY / BLUES SINGER
03年にリリースされたアコースティック作。このアルバムがリリースされた当時、この前作「SWEET TEA」がブロークン・ブルースな作品だったこともあり、いよいよバディ・ガイも迷走しはじめたな…、なんて思ったりもしたものですが、今聴くとこれがなかなか良い! スキップ・ジェイムス「Hard Time Killing Floor」、サン・ハウス「Louise McGhee」なんかを演っててかなりいけます。フジでも何処か小さいステージでアコースティックの弾き語りとか演ってくれないですかね~?
BUDDY GUY / LIVING PROOF
そして問題の最新作がこちら。バディのギターの音色と言うのは元々ギガギガした歪み方をする傾向にありましたが、これはさすがに酷過ぎる。1曲目のギター・ソロを聴いた瞬間、そのあまりの爆音と強引さに思わず笑ってしまいました。しかし聴き進めているうちにその異形のギターに飲み込まれていく。そして聴き終える頃にはすっかりねじ伏せられてしまいますからやはり凄い。まさに怪物による怪物アルバム。
ついでに映像もいくつかご紹介。
Buddy Guy, Jack Bruce, Buddy Miles, Dick Heckstall-Smith
こちらは若きバディ・ガイが出演したSUPERSHOWの一場面。不穏な雰囲気と刺すような切れ味のバディがやたら格好良い。バディ・マイルズのファンキーなビートも秀逸。
Buddy Guy & The Rolling Stones
そして近年のバディさん。ローリング・ストーンズの映画「Shine a Light」での共演場面。ここでのバディの存在感はまさに怪物。公開当時、各方面からバディ・ガイが凄い!という声を漏れ聞いたような。個人的印象としては、完全にストーンズを喰ってます。とにかく名場面。果たしてフジでロニーとの共演はあるのか? ないでしょうね…。
さて、次回はフジロックにやってくる、もう一つのブルースです。お楽しみに!
~関連過去ブログ~ お時間有ったらぜひ!
08.11.07 BUDDY GUY / SKIN DEEP
11.02.27 BUDDY GUY / LIVING PROOF
11.05.19 フジロック第6弾!
11.04.28 フジロック第5弾&日割り!!
11.04.15 フジロック第4弾!
11.04.02 フジロック第3弾!
11.03.18 フジロック第2弾!
11.03.01 フジロック第1弾!!
さて、今年もやりますよ~!「ルーツな日記」的フジロック予習特集。栄えある第1回はこの人、バディ・ガイ!!!
フジロックの長い歴史において、過去にも海外のブルースマンは数組出演してます。例えばジョン・メイオールとか、リトル・ジョー・ワシントンとか、ボブ・ログ三世とか、シーシック・スティーヴとか。ですが、自ら米ブルース・シーンのメイン・ストリームを築いてきたレジェンドとなると、このバディ・ガイが初出演となります。
1936年、ルイジアナ生まれ。58年にシカゴへ移住し、コブラ・レコードと契約(正確にはコブラの傍系アーティスティック)。同僚のオーティス・ラッシュ、マジック・サムと共に、新しいシカゴ・ブルースの旗手となります。それまでのシカゴ・ブルースはマディ・ウォーターズを中心にしたダウン・ホームなスタイルでしたが、バディ達はさらにBBキングなどのアーバンなスタイルを取り入れ、スクイーズを中心にした情熱的なブルースを作り出します。そのサウンドはコブラがシカゴのウエスト・サイドにあったことからウエスト・サイド・サウンドと呼ばれたりしますが、現在のシカゴ・ブルースと言えば、彼等のサウンドを指すと言っても過言ではないと私は思っています。
その後バディはチェス~ヴァンガードと渡り歩き、シカゴ・ブルースの最前線で活躍します。歪んだ音色でスクイーズしまくるギター、そしてヒステリックな程エモーショナルにシャウトするヴォーカルがバディの真骨頂。チェス時代の名演を集めた「I WAS WALKING THROUGH THE WOODS」や、ヴァンガード時代のライヴ盤「THIS IS BUDDY GUY」などはブルース史に残る名盤ですね。さらにシカゴを代表するハーピストの一人であるジュニア・ウェルズとのコンビでの活躍も知られます。初来日は75年の「第2回ブルース・フェスティバル」。ウェルズと共にエネルッギッシュなモダン・ブルースを披露し、極東の島国に衝撃を与えたとか。
80年代には、多くのブルースマンがそうだったように、一時不遇の時代を迎えますが、91年、シルヴァートーンからエリック・クラプトン、ジェフ・ベックなどロック系の大物ゲストを迎えた「DAMN RIGHT, I'VE GOT THE BLUES」を発表して完全復活。ここからはロック・リスナーをも視野に入れた意欲的な作品を次々に発表し、いくつものグラミーを受賞。まるで歳を重ねるごとに元気になっていくような絶倫振りは、もうほとんど魔王のレベル。最新作「LIVING PROOF」ではブルース&ソウル・レコード誌に「バディはブルースを殺す気か?」とまで言わせた暴君ぶりを発揮。止まるところを知らぬブルース・レジェンド、それがバディ・ガイ。
で、バディ・ガイの魅力と言えばやはりライヴな訳ですよ。私が初めてバディを観たのは90年の「ジャパン・ブルース・カーニバル」。実はこれが私が観た初めてのブルースであり、この時のバディに衝撃を受け、黒人ブルースの世界にのめり込むようになったのでした。その頃の私と言えば、黒人音楽をほとんど知らないロック・ファンでした。ですが初期ストーンズやポール・バターフィールド、フリードウッド・マックなどを通じ、そのルーツであるブルースに興味を持ち始めた頃。実はこの時のブルース・カーニバルも、バディではなくジョン・メイオールを目当てに観に行ったのでした。しかし完全にバディにやられました。
まず、ブルースのコンサートという雰囲気にカルチャー・ショックを受けましたね。当時のブルース・カーニバルも現在同様に日比谷野音で行なわれていましたが、多分、お酒の持ち込みが自由だったと思うんです。もう客席の至る所で、怪し気な液体の入った瓶をみんなでラッパ飲みしているんです。そして思い思いに叫び、踊っている。踊っていると言うよりベロンベロンに揺れてる感じ。これがブルースか!と思いましたよ。そしてバディが登場した時の異様な程の盛り上がり。バディが一音ギターを鳴らしただけで「ギャー!!」だの「ギョエー!!」だの歓声が飛ぶ。そしてバディが一言叫ぶたびに「ウギャー!!」と応える。それまで私が行っていたロックやパンクのライヴとは明らかに違う濃密さに多少の怖さすら覚えました。
そして思い思いに酔っぱらう観客達を一つの大波のようにコントロールしていくバディがまたとんでもない凄さ。これぞブルース!なフレーズを連発し、その度に観客の心を深くえぐり取っていく。ある時はギターのボリュームを絞りに絞って小さな音量に感情を込める。それまで各々騒いでいた観客達も水を打ったようにその音に耳を傾ける。突如、雷に撃たれたように爆音へと転じ、「ドワー!!」っと歓声を上げる観客達と共に一気に高揚感の頂点に上り詰めるカタルシス。そして何かに憑かれたように弾きまくるバディ・ガイ。もう堪らないものがありましたね。ロック・ファンだった私にとって、その溢れんばかりのフレーズを恍惚的に弾く姿はジミ・ヘンドリックスの姿と重なったり。まるでブルース界のジミヘンだ!と興奮したものでした。(実際はジミがバディから強い影響を受けていたんですけどね。)
その後、バディ・ガイは幾度かのブルース・カーニバルを始め、単独はもちろんウドー・フェスにも登場するなど何度も来日しています。私はと言うと、90年代は来日するたびに足を運んでいたものの、ここ数年は何故かバディのライヴから遠ざかっていました。しかし最近のスタジオ作の充実振りからは、その押しの強さと言うか、アクの濃さと言うか、常軌を越えた弾きっぷりと言うか、とにかくバディならではの凄みが増しているように思いますので、フジでどんなステージを見せてくれるのか今から楽しみです。おそらく、あらゆるロック・アクトを薙ぎ倒してくれることでしょう!
では、いくつかバディ・ガイの作品をご紹介。
BUDDY GUY / I WAS WALKING THROUGH THE WOODS
バディ・ガイがチェスに残した名演を集めた編集盤。70年にリリースされたものですが、録音自体は60~64年。この時代のチェスならではの危うい緊張感に満ちています。「Stone Crazy」や「First Time I Met The Blues」など、ひりひりするようなスロー・ブルースが強烈。突き刺さるようなヴォーカル・スタイルにゾクゾクします。フレッド・ビロウ(ds)、ジャック・マイヤーズ(b)、オーティス・スパン(p)のリズム陣も秀逸。
BUDDY GUY / THIS IS BUDDY GUY
ヴァンガードから68年のライヴ盤。バディのライヴにおけるテンションの高さにやられます。1曲目「I Got My Eyes On You」からバディのギターが軋むように唸りを上げます。「Fever」「Knock on Wood」のようなジャズ/ソウル曲での爆発振りがまた堪りません。スロー・ブルース「I Had a Dream Last Night」もディープなことこの上ない! ファンキーなジャック・マイヤーズのベース、A.C.リードを中心にしたホーン隊も最高!
JUNIOR WELLS & BUDDY GUY / JUNIOR WELLS & BUDDY GUY
75年、郵便貯金ホールでの「第2回ブルース・フェスティバル」におけるバディ・ガイとジュニア・ウェルズのライヴを収めたライヴ盤。バディ&ウェルズのブルースがこの頃の日本でどれだけモダンな感覚に聴こえたかと言うのは今では分かりにくいところですが、そんなことに思いを馳せながら聴くのも面白い。前半はバディが主役、後半になってウェルズが登場するという展開にも当時の空気が感じられます。バックにはA.C.リードや、バディの弟フィル・ガイも参加。
BUDDY GUY / DAMN RIGHT, I'VE GOT THE BLUES
91年、ヴァンガードからリリースされた、第2の全盛期の始まりを告げる名盤。よりブルース・ロック色を強めながらも、バディのギターと歌からはまったりとした黒さが滲みだす。エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、マーク・ノップラーが1曲づつゲストで参加。ドラムはリトル・フィートのリッチー・ヘイワード。ライヴでの定番曲「Mustang Sally」も収録。スティーヴィー・レイ・ボーンに捧げられた作品でもあります。
BUDDY GUY / BLUES SINGER
03年にリリースされたアコースティック作。このアルバムがリリースされた当時、この前作「SWEET TEA」がブロークン・ブルースな作品だったこともあり、いよいよバディ・ガイも迷走しはじめたな…、なんて思ったりもしたものですが、今聴くとこれがなかなか良い! スキップ・ジェイムス「Hard Time Killing Floor」、サン・ハウス「Louise McGhee」なんかを演っててかなりいけます。フジでも何処か小さいステージでアコースティックの弾き語りとか演ってくれないですかね~?
BUDDY GUY / LIVING PROOF
そして問題の最新作がこちら。バディのギターの音色と言うのは元々ギガギガした歪み方をする傾向にありましたが、これはさすがに酷過ぎる。1曲目のギター・ソロを聴いた瞬間、そのあまりの爆音と強引さに思わず笑ってしまいました。しかし聴き進めているうちにその異形のギターに飲み込まれていく。そして聴き終える頃にはすっかりねじ伏せられてしまいますからやはり凄い。まさに怪物による怪物アルバム。
ついでに映像もいくつかご紹介。
Buddy Guy, Jack Bruce, Buddy Miles, Dick Heckstall-Smith
こちらは若きバディ・ガイが出演したSUPERSHOWの一場面。不穏な雰囲気と刺すような切れ味のバディがやたら格好良い。バディ・マイルズのファンキーなビートも秀逸。
Buddy Guy & The Rolling Stones
そして近年のバディさん。ローリング・ストーンズの映画「Shine a Light」での共演場面。ここでのバディの存在感はまさに怪物。公開当時、各方面からバディ・ガイが凄い!という声を漏れ聞いたような。個人的印象としては、完全にストーンズを喰ってます。とにかく名場面。果たしてフジでロニーとの共演はあるのか? ないでしょうね…。
さて、次回はフジロックにやってくる、もう一つのブルースです。お楽しみに!
~関連過去ブログ~ お時間有ったらぜひ!
08.11.07 BUDDY GUY / SKIN DEEP
11.02.27 BUDDY GUY / LIVING PROOF
11.05.19 フジロック第6弾!
11.04.28 フジロック第5弾&日割り!!
11.04.15 フジロック第4弾!
11.04.02 フジロック第3弾!
11.03.18 フジロック第2弾!
11.03.01 フジロック第1弾!!