ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

フジロック第9弾!

2012-06-23 21:05:34 | フジロック
VA / SCRATCHY SOUNDS: COMPILED BY DJ BARRY "SCRATCHY" MYERS

数日前ですが、フジロック出演アーティスト第9弾がオフィシャルサイトにて発表になりました。今回はレッドマーキーにカナダ期待の新鋭インディー・ロック・デュオ、JAPANDROIDS、日本からフラワーカンパニーズ、そしてオレンジコートに元PILのジャー・ウォブルとキース・レヴィーンが組んだMETAL BOX IN DUBが追加された他、オールナイト・フジ、ジプシー・アヴァロン、パレス・オブ・ワンダー、苗場食堂、デイ・ドリーミング、木道亭、ピラミッド・ガーデン、カフェ・ド・パリと、細かいところが一気に発表となりました。案外、この細かいところが案外「ルーツな日記」的にディープだったりするんですよね~。

まずは最奥の小屋、カフェ・ド・パリ。多国籍音楽の集積地としてミクスチャーのメッカであるパリをイメージしたであろうこのステージ。NEW COOL COLLECTIVE、ONDA VAGA、CHE SUDAKA、MIMI MAURAといったオレンジコート出演者がこの小さな小屋で見れるのは非常に嬉しい。特にMIMI MAURAはオレンジとは違うセッションを聴かせてくれるのかな?と思ったり。あとカフェ・ド・パリと言えばビッグ・ウィリーですが、今年はザ・ニュー・リセッショネアーズというバンドを率いて登場とのことで、こちらも楽しみです。何げでサマンヨル with サラーム海上 & 空中紳士も気になります。さらに加藤登紀子さんがシャンソンを歌ってくれれば、パリの雰囲気濃厚ですね。

そしてカフェ・ド・パリと言えば、アトラクションとしてのあの辺りの充実も気になるところ。先日FUJIROCKERS ORG. にアップされた「大将インタビュー」によりますと、今年はムーン・キャラバンがピラミッドガーデンの奥へ移動することになったので、あの周辺でバスキングをやったり、ボーリング場をつくったりなんてことを企んでるようです。ボーリング場ですよ!! フジロックにボーリング場とか、訳分かりませんよね。そう言えば昔、アヴァロンにお化け屋敷作ってましたけどね。あれはすぐ無くなっちゃいましたが…。果たしてボーリング場は?

でもこのカフェ・ド・パリ周辺の充実の裏には、ムーン・キャラバンの強制移動がある訳で、あそこでのキャンプを楽しみにされていた方達のことを思うと、なかなか複雑です。ピラミッド・ガーデン近くでのオート・キャンプが素敵なキャンプになることを祈っています。ま、フジロックですからね、多少の環境の変化はあるでしょうが、楽しいに決まってますよ!

続いて木道亭。ボードウォークの中程に佇む、森の中の小さなステージ。ここにもONDA VAGAが出ます。森の中で観るONDA VAGA、ちょっと楽しみ! そしてカナダはトロントからの正統派カントリー・バンド、Kensington Hillbillysも登場。フジロックを気に入ってくれたんですかね?昨年に続いて2年連続の出演です。さらにダチャンボのAO YOUNG(vo,g)とマジェスティック・サーカスのGORO SHIBATA(key)によるユニット、AO YOUNG with GORO SHIBATA 辺りも気になります。

お馴染みジプシー・アヴァロン。気になるのは若きボトルネック・ウーマン、Chihanaですよ!まだ20歳代半ばですからね。もちろんフジ初出演。彼女は苗場でどんなブルースを聴かせてくれるのか?もちろん昨年に続いてアトミック・カフェ・フェスティヴァルも催されます。ゴジラ・放射能・ヒカシューに期待ですね! なにせバンド名からしてアレですからね。そしてここアヴァロンにもやっぱりONDA VAGA(また!)。

毎年、妙に充実していて困ってしまう苗場食堂。今年も凄い!奇妙礼太郎リトルスイング、キノコホテル、Kensington Hillbillys、ONDA VAGA(またしても!)、チャラン・ポ・ランタンなど、気になるアーティストが目白押し。昨年に続いて苗場音楽突撃隊も3日間出ますしね。さらに気になるのが土曜のSpecial Guest!! ですよ! 誰なんですかね? そう言えば「大将インタビュー」で日高社長が、去年は苗場食堂にBUDDY GUYを予定していた、なんて語っててびっくりしましたけどね。今年はどんなサプライズが待っているのでしょうか?

毎年充実と言えばパレス・オブ・ワンダーのクリスタル・パレス・テント。今年もここならではの独特な雰囲気。ザ・トロージャンズ、クンビア・キッド、ベイビー・ソウル、ビッグ・ウィリーズ・バーレスク、勝手にしやがれ、山名昇などなど、いかにもパレスな面々が並んでます。ですが個人的に最も気になるのは土曜一発目のGYPSYPHONIC DISKO aka Ben Ellman from Galacticですね。ギャラクティックでもその独特のミクスチャー感覚で異彩を放っている彼ですから、このプロジェクトで一体どんなサウンドを聴かせてくれるのか?楽しみですね~。ま、時間的に観れないですけどね…。そしてDJ SCRATCHY!!ザ・クラッシュのツアーDJを務めたパンク系DJの草分け的存在ですよね。ジョー・ストラマーとの深き縁を考えれば、彼がパレスに出るのはなんか感慨深いものがありますね。昨年のドン・レッツに続き、流石はフジロック! あ、そうそう、ONDA VAGAも出ますよ!

さらに深夜すぎてなかなか観れないオールナイト・フジ、下界の面子が充実しすぎてドランゴンドラに乗れずじまいなデイ・ドリーミング、キャンプサイト券が無いと入れないピラミッド・ガーデン、フジロックってホント広い!そして深い! 早くタイム・テーブル出ないかな~。


*写真はDJ SCRATCHYこと、バリー“スクラッチー”マイヤーズがトロージャンズ音源からコンパイルした「SCRATCHY SOUNDS」。04年のリリース。ドン・レッツ同様にジョー・ストラマー達に多大な影響を与え、パンクス達にレゲエの魅力を浸透させたレジェンドならではの、スカ、ロック・ステディ、アーリー・レゲエ、ダブな2枚組です。Big Youth、Dennis Brown、Gregory Isaacs、Max Romeo、Lee Perry、Ken Boothe、U-Roy、Augustus Pabloなどを収録。今年のフジに出演するToots & The Maytalsも「It Was Written Down」が選ばれてます。これを聴きながらアングラな英クラブの雰囲気を想像してみるのも楽しいです。




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