4月12日、横浜ジャグ・バンド・フェスティヴァルに行ってまいりました。日本全国からジャグ・バンド(もしくはジャグ・バンドのようなバンド?)が横浜に大挙押し寄せるこのイベント、私のお目当ては、日本在住のミシシッピ・ブールスマンが率いるスティーヴ・ガードナー&フレンズ、そしてニューオーリンズから来日中のトリオ、ティン・メンです。入場フリーの横浜ビブレ前ではこの両者が続けて観れるというタイムテーブルが嬉しかったです。
さて、まずはスティーヴ・ガードナー&フレンズです。実はスティーヴ・ガードナーとティン・メンのウォッシュボード・チャズはバンド仲間でして、この出演順なら共演もあるかな?なんて期待していたのですが、共演どころか、チャズはバンドの主要メンバーとして1曲目から完全参加でした。リゾネーター・ギターを弾き語るスティーヴ・ガードナーを中心に、マンドリンとベースが加わる。しかもこの2人もリゾネーター。そしてウォッシュボードのチャズ、という布陣。3人のリゾネーターに黒人ウォッシュボードマンが並ぶ本格っぷりに場内どよめいてましたね。ま、全然ジャグバンドではありませんけど…。
トラディショナルの「Going Down The Road Feelin' Bad」で始まり、「Someday Baby」など4曲を披露。カントリ・ブルースにウォッシュボードのグルーヴが加わった強力な土っぽさが最高でした。ミシシッピの熱気を孕んだようなスティーヴの歌声にも痺れましたね。彼の日本語混じりのMCもウケてましたし。そして最後にはサプライズが! スティーヴがティン・メンのメンバーを呼び込み、ギターのアレックス・マクマレー、スーザフォンのマット・ペロンが加わっての賑やかなセッション。曲はメンフィス・ジャグ・バンドでも知られる「Bottle It Up And Go」。観客も沸きました!!
続いて我らがティン・メン。たまたま通りかかった人達や、ジャグ・フェス常連客にとってはこのスーザフォンを含むトリオは何者ですか?って感じだったでしょうし、もちろん私のようにこのトリオを観に横浜まで来ました!っていうファンの方達も沢山いらっしゃったと思います。そんな色々な期待が入り交じって1曲目「Hallelujah, I'm A Bum Again」から盛り上がりました。ま、こちらも全然ジャグ・バンドではないですけどね。それでも「Cocaine Habit Blues」(メンフィス・ジャグ・バンド)ではアレックスとチャズがカズーを吹いてジャグ・バンドっぽい雰囲気を醸していました。あとやはりジャグ・バンドと言えばウォッシュボードな訳で、チャズの本物感は際立ってましたね。この曲での彼の飄々としたヴォーカルも特筆物でした。
あとマットのスーザフォンはこのフェスでも異彩を放ってましたよね~。あの低音グルーヴはやはり強力。特に野外で聴くスーザフォンの音色はまた格別。私は数日前に横浜Thumbs Upで彼らのワンマンを観たのですが、その時は流石に長丁場だからかマットは座ってスーザフォンを吹いてました。ですがこの日は野外を意識してか元気に立って吹いてましたからね。そのマットのスーザフォンをフィーチャーしての「Werewolf」も良かった!
そして最後はボブ・ディランの「Mixed Up Confusion」。ラストはツェッペリンのあの曲で締めるかと思いきや、こっちできましたか!こういうアップナンバーでのスーザフォンは腰に来ますね!そしてアレックスのギター捌きも冴え渡る! もちろんチャズも神業の連続で、途中のブレイクも含め、格の違いを見せつけてくれました。それにしてもこの3人が繰り出すグルーヴはホント凄い!!
4曲と短いセットではありましたが、先日の横浜Thumbs Upとのダブリは「Werewolf」1曲だけですし、「Mixed Up Confusion」なんていう隠し球がまだあったのか!という驚きもあったりで。あとやっぱり野外でみると雰囲気違いますしね。スティーヴ・ガードナーのライヴも合わせて大満足なステージでした。無料ですしね!
もちろん、せっかくのフェスですから、他にもいくつかライヴを観ました。ベン&フレンズ、ラグパパ、リトルファッツ&スウィンギン・ホットショット・パーティーなど。特に印象的だったのは本田劇場前のロビーで観たオールド二匹ブラザーズバンド。ウッドベースとギター弾き語りの2人で「Got My Mojo Workin'」とか演ってました。このお二人、私は初めて観たんですけど、かなり格好良かったです。多分ゲリラ的にロビーでライヴをやってたんだと思いますが、上手かったですね~。たまたまそこに居合わせたと思われるティン・メンの3人も楽しそうに観ていました。
ティン・メンはこのあとThumbs Upでも盛り上がったことでしょう。ですがそちらは有料なので、私は遠慮させていただきました。すいません…。
ティン・メン
スティーヴ・ガードナー&フレンズ&ティン・メン
TIN MEN / AVOCADO WOO WOO
ビブレ前のステージ終了後、英語もしゃべれないのに何とかティン・メンのお三方を捕まえてサインを頂きました。みなさん快く応じてくださいました。でも3人とも何故かサインが控えめ。ジャケットのアートワークを大事にしているのかな?
~関連過去ブログ~ お時間有ったらぜひ!
14.04.09 TIN MEN @ 横浜THUMBS UP
さて、まずはスティーヴ・ガードナー&フレンズです。実はスティーヴ・ガードナーとティン・メンのウォッシュボード・チャズはバンド仲間でして、この出演順なら共演もあるかな?なんて期待していたのですが、共演どころか、チャズはバンドの主要メンバーとして1曲目から完全参加でした。リゾネーター・ギターを弾き語るスティーヴ・ガードナーを中心に、マンドリンとベースが加わる。しかもこの2人もリゾネーター。そしてウォッシュボードのチャズ、という布陣。3人のリゾネーターに黒人ウォッシュボードマンが並ぶ本格っぷりに場内どよめいてましたね。ま、全然ジャグバンドではありませんけど…。
トラディショナルの「Going Down The Road Feelin' Bad」で始まり、「Someday Baby」など4曲を披露。カントリ・ブルースにウォッシュボードのグルーヴが加わった強力な土っぽさが最高でした。ミシシッピの熱気を孕んだようなスティーヴの歌声にも痺れましたね。彼の日本語混じりのMCもウケてましたし。そして最後にはサプライズが! スティーヴがティン・メンのメンバーを呼び込み、ギターのアレックス・マクマレー、スーザフォンのマット・ペロンが加わっての賑やかなセッション。曲はメンフィス・ジャグ・バンドでも知られる「Bottle It Up And Go」。観客も沸きました!!
続いて我らがティン・メン。たまたま通りかかった人達や、ジャグ・フェス常連客にとってはこのスーザフォンを含むトリオは何者ですか?って感じだったでしょうし、もちろん私のようにこのトリオを観に横浜まで来ました!っていうファンの方達も沢山いらっしゃったと思います。そんな色々な期待が入り交じって1曲目「Hallelujah, I'm A Bum Again」から盛り上がりました。ま、こちらも全然ジャグ・バンドではないですけどね。それでも「Cocaine Habit Blues」(メンフィス・ジャグ・バンド)ではアレックスとチャズがカズーを吹いてジャグ・バンドっぽい雰囲気を醸していました。あとやはりジャグ・バンドと言えばウォッシュボードな訳で、チャズの本物感は際立ってましたね。この曲での彼の飄々としたヴォーカルも特筆物でした。
あとマットのスーザフォンはこのフェスでも異彩を放ってましたよね~。あの低音グルーヴはやはり強力。特に野外で聴くスーザフォンの音色はまた格別。私は数日前に横浜Thumbs Upで彼らのワンマンを観たのですが、その時は流石に長丁場だからかマットは座ってスーザフォンを吹いてました。ですがこの日は野外を意識してか元気に立って吹いてましたからね。そのマットのスーザフォンをフィーチャーしての「Werewolf」も良かった!
そして最後はボブ・ディランの「Mixed Up Confusion」。ラストはツェッペリンのあの曲で締めるかと思いきや、こっちできましたか!こういうアップナンバーでのスーザフォンは腰に来ますね!そしてアレックスのギター捌きも冴え渡る! もちろんチャズも神業の連続で、途中のブレイクも含め、格の違いを見せつけてくれました。それにしてもこの3人が繰り出すグルーヴはホント凄い!!
4曲と短いセットではありましたが、先日の横浜Thumbs Upとのダブリは「Werewolf」1曲だけですし、「Mixed Up Confusion」なんていう隠し球がまだあったのか!という驚きもあったりで。あとやっぱり野外でみると雰囲気違いますしね。スティーヴ・ガードナーのライヴも合わせて大満足なステージでした。無料ですしね!
もちろん、せっかくのフェスですから、他にもいくつかライヴを観ました。ベン&フレンズ、ラグパパ、リトルファッツ&スウィンギン・ホットショット・パーティーなど。特に印象的だったのは本田劇場前のロビーで観たオールド二匹ブラザーズバンド。ウッドベースとギター弾き語りの2人で「Got My Mojo Workin'」とか演ってました。このお二人、私は初めて観たんですけど、かなり格好良かったです。多分ゲリラ的にロビーでライヴをやってたんだと思いますが、上手かったですね~。たまたまそこに居合わせたと思われるティン・メンの3人も楽しそうに観ていました。
ティン・メンはこのあとThumbs Upでも盛り上がったことでしょう。ですがそちらは有料なので、私は遠慮させていただきました。すいません…。
ティン・メン
スティーヴ・ガードナー&フレンズ&ティン・メン
TIN MEN / AVOCADO WOO WOO
ビブレ前のステージ終了後、英語もしゃべれないのに何とかティン・メンのお三方を捕まえてサインを頂きました。みなさん快く応じてくださいました。でも3人とも何故かサインが控えめ。ジャケットのアートワークを大事にしているのかな?
~関連過去ブログ~ お時間有ったらぜひ!
14.04.09 TIN MEN @ 横浜THUMBS UP