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mola_circus モラを楽しむ

パナマのクナ族が着ているモラ(ブラウス)は、模様がまるで絵画のようです。いっしょにモラを楽しみませんか。

生頼範義展

2017-05-29 | 旅行
大分市美術館で開催中の生頼範義展、
イラストレータとして活躍、今回ポスターや書籍の表紙、オリジナル作品も含み220点展示されています。


SFアドベンチャー増刊「平井和正の幻魔宇宙」
SFアドベンチャー「ドミティア」

小松左京や平井和正などSF作家とのコラボレーション他「スターウォーズ」や「ゴジラ」などポスターも多数です。

我が家にはSF本がたくさんあったので、馴染みの名前に昔を思い出しました。



「SFアドベンチャー」の表紙を飾った「パウリナ」の原画がこれですが、



とても綺麗でした。
このクオリティでこの本に7年半以上書き続けたのでした。

これらを含め、エントランスには本のタワーが出来ていました。

依頼をこなすために1日14〜15時間は絵筆を握っていたといいます。

会場外のブースでVTRの上映があり、宮崎市に構えたアトリエの様子やご本人のことも知ることができました。
残された作品は2000点以上とか。

残念ながら2015年に80歳で亡くなられています。

忙しい仕事の合間にオリジナル作品も描いています。



イラストもそうですが、男性は筋肉隆々、女性は豊満で生命力にあふれています。
骸骨も描かれていますが、生と死はいつも隣り合わせで、旺盛な生程死が残酷に思えます。

1997年作「我々の所産」は大きな作品ではあるのですが、作品の大きさ以上の圧倒的な迫力でせまってきます。







分割して写しましたが、その迫力を感じていただけたらと思います。

最後に私たちに身近なポスターを紹介して終わります。



もし行かれたら、是非VTRもご覧になって下さい。
描かれた背景を知ることができます。

一人の人がこれほど多くの作品を世に出したことに驚きます。
並大抵のことではなかったでしょう。


追投


「SFアドベンチャー」エリザベス一世
背景に作品が写り込んでいますが、綺麗で不思議な絵です。
コメント (6)
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