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昨日に続いて、これも馬かしらと思わせるモラです。
とても大きいモラで、これを着ていた人は体格のいい人だったようです。
図案も大胆で迫力があります。
ひと目で気に入って買いました。
全体は3枚重ねです。
中布の差し替えの色は、オレンジと緑です。
差し替えの色の組み合わせには決まりはないようですが、オレンジと緑は相性がいいようです。
私の気に入りはピンクと黄色の組み合わせですが、モラを作っていなかったら
考えられない配色だったかもしれません。
生徒さんから配色のことを聞かれることもあるのですが、私はいつもこう答えます。
「好きな色を好きに並べてください。悩まなくていいですよ。」と
本当にモラに色の悩みはありません。好みで使ってください。
どんな色を隣に持ってきても、色同士がけんかすることなく、赤と黒に挟まれて調和します。
上のモラは、胴体がギザギザ三角の細長い短冊のアップリケで出来ていますが、色はランダムに並べたように、隣り合う色に決まりはありません。
モラは色使いの名人が作ったような出来栄えを見せながら
その実は、色に気を使わない手芸と言っていいようです。
色数もたぶん見た印象よりは多くないです。
どれくらいの色が使われていると思いますか?
道産子(どさんこ)という足が短くて太く、体格も立派な
馬がいますが、その道産子にそっくりです!
道産子を描いているようで、私はこのモラ大好きです!♪
この馬のしっぽも葉っぱですね♪
胴体のギザギザがとても細かくてキレイ。モラって不思議な色使い♪もし洋服でいろいろな色を隣り合わせに並べたらおかしな組み合わせになってしまう色でも、モラだととてもステキに見えちゃうのでホントに不思議ですネ♪
モラがカラフルなので、せめてブラウスの袖は無地でいいんじゃないのとか、柄と柄をなんで合わせるのとか思いませんでしたか?
モラの作品展の会場などでは必ずといっていいほど聞かれる言葉です。
私達には馴染まない感覚なのかもしれません。
私も最初はそんなことを思いました。
クナ族は太陽を身に纏った民族だといいますが、まったくその通り、強烈な太陽に負けない衣装で景色に馴染んでいます。
季節のある日本とは全然ちがう文化ですね。