初めて作ったハワイアンモラです。
単純な造語で笑えますが・・。
以前から鳥のモラを作るときに、背景となる木や葉をどう作るかが課題でした。
木の枝と葉っぱみたいにいつも同じようなものになってしまいます。
鳥に見合う魅力的な木々や葉の造形ないものかと思っていました。
そんな私にハワイアンキルトのリーフパターンはとても魅力的に思えました。
ですが、本を見て型紙を起こし、布を切り、縫おうとして
モラとの違いに遅まきながら気付きました。
いろんな意味で違いすぎました。
モラは元々は身につけるブラウスです。
どんなに大きい小さいがあるといってもせいぜいが見頃の大きさで、
その中にさまざまな物を表現します。
一方ハワイアンキルトはベッドカバークラスの大きいものが主流のようで、
リーフパターンにしても一辺が50㎝もあります。
手法も違いすぎました。
モラは何枚も布を重ね、複雑な線をだします。
ハワイアンキルトはアップリケとキルティングで作られています。
長らく、気にはなりつつもハワイアンキルトとモラがドッキングすることはありませんでした。
リーフパターンは捨てがたい、でもどう活かせばいいのかわからないという状態でした。
この、最初のハワイアンモラの図案は
娘がハワイ土産に買ってきてくれたものです。
私が作りたいと思っていた、大きなリーフの図案ではなく
花の図案でした。
これならモラの手法を活かせるのではと思ったときには
もう手探りで作り始めていました。
楽しい作業でした。
こうして最初のハワイアンモラが完成しました。