徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

名司会

2004-08-05 19:09:18 | LB中洲通信2004~2010
ここのところ日課になっているビデオテープをDVDに落とす作業と同時に、「MC」特集の資料用に撮り溜めておいた紅白歌合戦を毎日観ている。MC(司会)というと歌謡曲、歌謡ショーの司会ももちろんその範疇に含まれるのだが、やはり山川静夫さんは上手い。それに引き替え鈴木某は……。と思うのだが、これはきっと歌謡ショー(歌謡曲)全盛の時代背景もあるんだな。山川さんたち、往年の紅白歌合戦のMCぶりは原稿に起して構成する予定。

しかし、昭和53年の紅白歌合戦の和田アキ子(持ち歌は「コーラスガール」)は信じられないくらいしおらしい。この頃はまだ芸能界に彼女よりエライ人がいっぱいいたんだなあ(というかホントの序列がまだあった、という方が正解か)。

プロデューサーの木村万里さんに連絡を取り、この辺の時代を踏まえた“名司会者”原稿を依頼。

プロレス化

2004-08-05 04:45:25 | Sports/Football
今日もプロ野球の1リーグ問題。

「一部オーナーの発言に見られる、時代錯誤的で強圧的な姿勢に、選手のみならずファンや国民の間でも大いなる違和感が広がっている」(議連設立趣意書)「一極集中や『強いもの勝ち』だけというのを許してはならない」(仙谷由人民主党政調会長)「巨人と試合がしたいがために1リーグというのなら、巨人を2つに分割したらいい」(原田義昭元文部科学副大臣)

という政治家の動きに対して、

「もう1つの合併が成立せず、パが5チームのままだったら、リーグ解散もあり得る」(小嶋武士日本ハムオーナー代行)

「1リーグ反対とか言うけど、厳密に言えば、ファンの声を聞かなければいけないというのは野球協約にはない」「競争する相手から金をもらっていいのか」(根来コミッショナー)

んで、そのご立派な野球協約で定められた新球団加入料60億円、球団買収加入料30億円について、

「一般論としては、新規参入を不当に排除するということについて関心を持たざるをえない事柄だ」(山木康孝・経済取引局取引部長)

もはやナベツネだけの問題どころではない。イベントですな。それも高齢者を中心にした……。そういう意味では、ほとんど毎日スポーツニュースに取り上げられる、逆サイン会のような「合併反対署名」もイベントだろう。やっぱりガチなのはナベツネと古田だけかな。

しかし何でシーズン途中にこんなに揉めるんだ? スポーツとしても、エンタテインメントとしてもまずいんでないか? ま、これでアマチュア協会はますますプロに不信感持って、野球の統括協会の設立なんてものはますます遠のくんだろうなあ(こんなことは議題にも上がっていないが、そもそもの混乱はそういうスポーツ団体としての体裁の無さに起因しているんじゃないか? 今回の五輪選手派遣ではテコンドー協会がそれで揉めに揉めたわけだ)。

もうプロ野球がスポーツだなんて言わない方が余程すっきりする。こうなれば開き直ってもっとプロレス化を推進すべきじゃないだろうか。そうすりゃコミッショナーのファン無視発言も、ヒールとして愉しめると思う(もはやそのわかりやすさを愉しんでいるが)。シゲオさんが病気で大変な時に「病床から指揮を取ってくれ」などという、よくわからない協会のエライ人の頓珍漢な発言も素直に笑えるし、シゲオさん不参加なのに五輪野球代表チームを長嶋JAPANと呼ぶのも受け入れられる。
ま、そういう「スポーツ」が五輪に参加して大丈夫なのかは別だが。

でも、アジアカップのブーイング問題にしても、この件に関しても、政治家は口挟まない方がいいと思う。まずわかってないからw そういや小泉登場が画期的だったのは「エンタテインメントに理解のある政治家」だった。