徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

「山河燃ゆ」終了

2007-01-27 23:46:29 | Movie/Theater
ファミリー劇場で放送されていたNHK大河ドラマ『山河燃ゆ』の最終回。
オレの2006年の大河ドラマというのは、スカパー(ファミリー劇場とホームドラマチャンネル)で放送された真田広之の『太平記』西田敏行の『翔ぶが如く』、そして松本幸四郎の『山河燃ゆ』だったりしたのだ。特に集中放送だった『太平記』はあっと言う間に終わってしまったが、『翔ぶが如く』『山河燃ゆ』はきっちり1年かけて放送。普段はほとんどテレビドラマは観ないし、NHKの方も見ていないけれども、こちらの「大河ドラマ」はしっかり最後まで観た。
『山河燃ゆ』は、リアルタイムの放送時では英語の台詞が不自然だったりして、視聴率的にはあまり良くなかったようだけれども、松本幸四郎、沢田研二、三船敏郎出演の重厚なドラマ。しかも脚本は市川森一、音楽は林光。
主人公の天羽賢司の煮え切らなさ加減や“恋人たち”とのすれ違い加減が時代を感じさせた。でも今の時代に地上波で放送されてもいい内容じゃないかと思った。「国にプライドがあるように個人にもプライドはある」と自殺する主人公の件は、現代にも通じるものがあるんでないかい。このドラマを観ている間に改めて小林正樹監督『東京裁判』、東郷茂徳『時代の一面』も購入。

次の放送が和泉元彌の『北条時宗』というのは微妙だが……。