兵働「慌てて攻撃することが多くなったというのはある」
西部「3失点うんぬんというよりも、あの1点目の場面に後悔が残る」
健太「中盤を作る選手がいなくなってしまったというのは、ひとつ大きかったと思っている」(以上
J'sGOAL 4月19日)
ここ2戦、ブログに書く暇がなかった。まず神戸戦。戦前の予想通り堅守とカウンターの斬り合いのようなゲームを何とか制する。川崎戦。おそらく健太エスパルスの理想の形ともいえる「1-0」での完勝。安定感でいえば、現時点で今季最高のゲーム。
そして今日はエコパで
磐田vs清水戦。前半は川崎戦を思い出させるような堅守でほとんど危険な場面は見られなかったと思う。おそらくゴール裏も安心しきって観ていた。残念なのはチャンスがありながら前半のうちに先制点を決め切れなかったこと。イージーなミスを繰り返した中盤に問題はあったものの、前線もいやに淡白だった。シュートを打つ気はあるのかね。いや、しかし、守備ブロックは安定しているのだから、後半は期待できるだろうといったところか。
しかし反対に西部の判断ミスから先制点を叩き込まれてしまう。ここからが見るも無残だった。攻め急いでボールを簡単に奪われると一気に危険な位置までボールを運ばれてしまう。神戸戦のようなじりじりするような緊張感ではなく、明らかに焦燥感。あれではジュビロは楽になってしまう。実際先制点を奪った直後のジュビロの動きは明らかによくなっていた。
そしてカウンター気味に2失点。先制点がなければ1失点も3失点も今のエスパルスには同じことだ(だから川崎戦は最高の完勝だったのだ)。西部が言うように「1点目の場面に後悔が残る」。何で大敗したのかよくわからないという意味で、まるで名古屋戦のような負けっぷりである。
彼らは若いのだろうが、もはや4年目、5年目のプロなのである。もはや若いことは何のエクスキューズにはならんのだ。
ひとつ采配に関して言えば、やはり先制点を獲られた後、テルかパウロを入れた方がよかったんじゃないだろうか。
とはいえ、神戸、川崎、磐田戦というのはエスパルスというチームのポテンシャルと可能性と課題と問題点がわかりやすく浮き彫りにされた、実に興味深いゲームになった。
来週からGWにかけては中2日、中3日の連戦が続く。そしてGW直後の10日には鹿島戦が控えている。下を向いている暇はまったくないよ。ひとつひとつ勝負を続けながら成熟していくしかない。
掛川から新幹線に乗ってとっとと静岡へ戻る。
エコパの磐田戦というのは本当にロクなことがない。