■原発160㌔圏にある主な火山
<7月に施行される原発の新しい基準で、電力会社は160㌔圏の火山活動の影響を想定することが義務づけられる。(中略)日本には活火山が110あり、全世界の約7%を占める。火砕流が原発に達すれば、冷却設備などが破壊され、重大事故につながる恐れがある。(中略)火砕流が届かなくても、火山灰は広範囲に飛ぶ。9万年前の阿蘇山噴火では、北海道で10㌢も積もった。産業技術総合研究所の山元孝広氏(火山学)は「火山灰対策は全ての原発ですべきだ」と指摘。日本電気協会の担当者は、火山灰が送電網に積もって電線を痛めることや、灰がフィルターをつまらせ非常用ディーゼル発電機を動かせなくする危険性を挙げ、対策強化の必要性を訴えた。>
(東京新聞2013年5月8日付 原発新基準に対策義務化/噴火の危険度難しい予知/全基、160㌔圏内に火山)