徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

「インドは日本などの仲間に入ろうとしているのか」/中印パ カシミール領有権紛争地図

2013-07-23 04:23:53 | News Map

■①カシミール地方
<47年にイスラム教徒中心のパキスタンがインドから分離独立すると、中間のカシミールの帰属をめぐって第一次印パ戦争が勃発。(中略)インドは12年11月、08年のムンバイ同時テロの実行犯とされるパキスタン人の死刑を執行。パキスタンのイスラム武装勢力が報復を示唆するなど、核を持つ両国は緊張関係が続く。他民族・多宗教国家のインドは、カシミールの分離が他の民族の独立運動を刺激する事態を恐れている。一方、イスラム教徒の統合を目指すパキスタンは、イスラム教徒の多いカシミールを手放すわけにはいかない。>
(東京新聞2013年1月1日付 国境 交錯の現場①カシミール地方/家族引き裂く印パ対立 独立への関心薄れる若者 文/寺岡秀樹)


<インドでは女性集団暴行事件を受け、性犯罪の罰則強化を求める抗議行動が広がっており、国民の視線をそらすためパキスタンへの強硬姿勢を貫くとの見方もある。>(東京新聞2013年1月17日付 印パ緊張さらに/カシミール4度目衝突 パキスタン兵1人死亡)


■インド側が主張する中国軍のテント設営地
<AFP通信によると、インドは中国軍が先月15日、ラダック東部にある両国の実効支配線から約10㌔インド側に入った場所にテントを設営、駐留していると主張。インド軍も約100㍍離れた場所に野営し、半月以上にらみ合いが続いている。(中略)中国は昨年、南シナ海ではインド、ロシアとベトナムが共同で進める海底開発区域をめぐり、自国の開発区域に設定したと発表するなど、関係国との対立が続いている。(中略)中国はパキスタンに協力し、カシミール地方のパキスタン実効支配地域でインフラ建設を進めるほか、中国が実効支配する地域で軍施設を拡大。インドはカシミール地方で中国の軍事プレゼンス(存在)が増大することに危機感を募らせている。>
(東京新聞2013年5月3日付 中印にらみ合い続く「印が道路整備」中国が長期駐留)

<中国外務省の華春瑩副報道局長は2日の定例会見で(中略)実効支配線の越境について、中国は一貫して「正常なパトロールを行っており、実効線を越えたことはない」(華副局長)と主張。(中略)一方、沖縄県・尖閣諸島や南シナ海の領有権をめぐり日本など周辺国との対立が長引くなか、「インドは(日本などの)仲間に入ろうとしているのか」(中国メディア)と中国包囲網への発展を警戒している。>
(東京新聞2013年5月3日付 中国越境は否定)


<地元メディアによると、部隊の司令部はインド東部の西ベンガル州に設置。中国が一部地域の領有権を主張する北東部のアルナチャルプラデシュ州に隣接するアッサム州と東部ビハール州に師団を置く。部隊は中印実効支配線も沿って配置。山岳地帯での武力衝突に備え、機動性と攻撃性を重視した編成となる。総額6500億ルピー(約1兆円)を投じ、7年以内に配置を進める。インドはこの地域での軍事的劣勢を挽回するため、2年前から計画を準備していたという。(中略)インド側の主張によると、中国軍は4月中旬、カシミール地方の両国の両国の実効支配線からインド側に侵入し、駐留。3週間にわたって両軍が対峙した。その後、インドのクルシード外相が中国を訪問。中国の李克強首相がインドを訪れるなど関係修復に努め、双方が受け入れ可能な枠組み合意に向け、交渉を進めることで一致していた。>
(東京新聞2013年7月20日付 インド 中国国境に5万人部隊/7年以内に配置へ)

今年秋以降も調査継続決定/高速増殖炉もんじゅ活断層調査地図

2013-07-23 04:10:44 | News Map

■高速増殖炉もんじゅの断層
<もんじゅの500㍍西には、活断層「白木-丹生(にゅう)断層があり、原子炉直下を通るとされる「a断層」など8本の断層が連動して動く可能性が指摘されている。(中略)初日の調査を終え、島崎(邦彦・原子力規制委員会委員長代理)氏は「新たな知見を得られた」と語ったが、現在見えている範囲では、a断層ができた年代や規模がわからないとして、はぎ取る範囲を広げるよう機構に指示したという。機構側は応じる姿勢を見せた。機構はこれまでの調査で、a断層は活断層ではなく、白木-丹生断層と連動しないと説明。敷地内の断層は活断層ではないと主張している。>
(東京新聞2013年7月18日付 規制委 もんじゅ追加調査指示/活断層 機構側、応じる姿勢)


■白木-丹生断層(活断層)
<もんじゅの敷地内や周辺には、地層の年代特定に有効な新しい地層がほとんど残っていない。島崎氏は「(追加調査により)一転解決となるかもしれない」としながらも、いつごろ結論が出せるかめどを示さなかった。機構によると、表土のはぎ取りと、粘土や岩の分析に数ヶ月かかる。海底の音波探査は、現場にある定置網が取り除かれる今年秋を待つ必要があるといい長期化は避けられない。>(東京新聞2013年7月19日付 規制委 もんじゅ調査長期化へ/島崎氏 断層「すぐ結論ない」)