順番が逆になってしまったが、土曜日は久しぶりにアウスタで
大宮戦。
優勝クラブ以上に今シーズン最大の話題といってもいい大宮の転落劇だが、7連敗中の大宮はこの日負けるとシーズン2度目の8連敗という凄まじい記録を打ち立てる(そんな記録があるのか知らん)。東スタンドのオレンジャーたちの姿もあまりにも寂しい。3月のリーグ戦やナビスコカップ予選で観たNACK5でのオレンジャーたちは意気揚々としていたのだが、もはや見る影もない。
しかし、いまだに思い出してしまうのだが、この大宮との開幕戦は勝てたゲームだった。開幕戦で清水が勝っていれば大宮もここまで酷いことにはならなかったかもしれないし、清水も首までどっぷり泥沼に漬かったような春を過さなくてもよかったかもしれないし、そして瀬沼のプレーヤー人生も変わっていたかもしれない。
だからこそホームの大宮戦は何が何でも現場で観たかったのだ。「現在地」を測る意味でも。
たとえ、それがいつもながらの渋いロースコアのゲームになろうとも(その通りになったが)。
清水のスタメンは元紀とトシを強行出場させつつ、CBに平岡と浩太、SBにキャラ、CMFにタクと大輔という、一見ディフェンシブも、かなりアフシンの意図が見える戦術的なフォーメーションで、現時点では個人的にほとんど理想のメンバーだった。開始早々キャラが来日初ゴールを決める展開もあって、前半はそれ以降ゴールは決まらなかったけれども、かなり楽しめる内容を見せた。大宮にミスが見られたとはいえ、とにかくアグレッシヴなボール奪取と流動的なフォーメーションはチームの成長を変化を感じさせる。
後半はさすがに大宮も戦い方を修正してきたこともあり、いつもながらの「前半のうちにもっとゴールを決めておけば」という内容になってしまったのだけれども、大宮の荒っぽさに辟易しつつウノゼロの緊張感をたっぷり味わった。
それにしても櫛引はぐんと安定していて安心した。
この内容ならば今週のアウエイ仙台戦、最終節のホーム柏戦も楽しみだ。つくづく天皇杯で敗退してしまったことが悔やまれる。
ということで、11月のうちに天皇杯を敗退してしまったチームにはもはや目標がない。
他力本願ながらまだ賞金圏内を目指すという目標はあるにはあるが、それが何だってんだという感じである。
中位というのは辛いもんじゃのう…今季のオフは久しぶりに目立った「話題」もなさそうだし(それは朗報か)。
ひとまず、30日はアウエイ仙台戦。ひとまず。