徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

選択

2010-08-03 04:39:02 | 素日記
外が白み始めた頃、空になった空き箱をゴミ箱が捨て、新しい煙草の封を切る。女は寝起きの一本目だけは、普段吸っている煙草ではなくて、オレの、ちょっと強めの煙草を吸う。そのために封を切っておく。最後の煙草に火を点け、カップの底に残ったコーヒーを飲み干してから、眼鏡を外して点けっ放しのPCの上に置いて今日やったこととやり残したこと、それから明日目覚めてからやることを考えながら蒲団に潜る。惚けさえしなければ、たぶん、死ぬまでやることは変わらないのだろう。毎晩、毎朝こうやって死んで、それから適当な時間に生き返っているようなもんだな。いや、死ぬってのはそういうことでしかないような気がする。
年老いて自殺を選択するのは悲しすぎる。本人にとって年老いたからこその選択なのかもしれないけれども。

今野雄二さん 自宅で自殺 映画評論家
<映画評論家の今野雄二さん(66)が2日夕、東京都渋谷区代官山町の自宅アパートで死亡しているのが見つかった。警視庁渋谷署などによると、室内で首をつっており、自殺とみられる。>(毎日新聞 8月2日付)

前節と同じような過ちを犯すのか/第16節 湘南戦

2010-08-02 23:10:51 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
健太「ハーフタイムには選手たちに、前節と同じような過ちを犯すのかという話をし、後半は非常にいい入りをしたと思います。(中略)今季はエスパルスの特徴を前面に出して、とにかく行くんだと、最後まで攻め続けるんだという気持ちをいかに持ち続けていけるかどうかというところが大事だと感じました」(J'sGOAL 8月1日付

反町「最低限これだけはやらなければいけないというところができないと、(長谷川)健太は大笑いしているでしょうね。我々もそれをわかっていて、話をした」(J'sGOAL 8月1日付

日曜日は湘南戦、
3点取られても4点取り返すというスタイルをかつて健太は「レアル大作戦」と呼んでいたと思うが、緒戦のジュビロ戦以降、再開後のエスパルスは「バルサ大作戦」とでもいうような爆発力で攻め勝っている。ようやく健太の理想とするスタイルが実を結びつつあるということか。
問題は名古屋戦3失点、セレッソ戦2失点、湘南戦3失点という失点の多さだが、湘南戦の場合、このサッカーに向かない時期の、タイトなスケジュールで早い時間に大量得点しちゃって集中力を欠いてしまうのは仕方がないところはある。過去2節を含めても完全に崩されたという形は湘南戦の3点目ぐらいで、それにしたってDFが崩壊したとは(やられ過ぎだという批判は当然だが)言い難い。
それを受けて、健太は今後の戦いに向けて「今季はエスパルスの特徴を前面に出して、最後まで攻め続ける」というが本当だろうか。過去5年に健太とエスパルスは堅牢なディフェンスを築いてきたはずだ。オフェンスは水物だが、ディフェンスこそ一日にして築けるものではないのはわかっているはずだし、健太はそれに自信を持っているはずではないのか。

今週土曜日、アウスタで首位アントラーズと前半戦最大の大一番を迎える。
健太はガチガチに固めてくるかもよ。
んなわけないか。
でもDFはかなり締めて来るんじゃないかな。むしろ鹿島の皆さんに組み易しと勘違いしていただいた方が好都合だし。

ということで、今週はこの話で引っ張る。
大一番だから。

それにしてもミドルやループがあれぐらい決まると気持ちいいっすね。兵働、淳吾最高。

BNフェアその後(転載)

2010-08-01 10:15:12 | LB中洲通信2004~2010
6月に東京・ジュンク堂書店新宿店で行われたバックナンバーフェアも好評のうちに無事終了し、早1ヶ月が経ちました。多数のお客さまに、書店でバックナンバーを手に取って読んでいただくことができ、編集部一同、感謝感激でありました(ジュンク堂書店新宿店様にも大感謝!)。今回はバックナンバーフェアで反応の良かった特集号、ベスト3を紹介します!

1位 30周年大感謝号(2010年3月号)
2位 いぶし銀な男たち 寺島進(2006年6月号)
3位 ラジオマニア非公式ガイドブック(2003年7月号)

さすがに書店販売はしていなかった「大感謝号」(2010年3月号)の反応が一番良かったようで、堂々の1位(予想通りかな)。続くのが現代の名バイプレーヤー寺島進さんの迫力ある表紙が目を惹いたか、「いぶし銀の男たち」(2006年6月号)。こだわりの逸品ともいえる寺島さんのスカジャン姿がサイコーです。一方、意外だったのが「ラジオマニア非公式ガイドブック」(2003年7月号)が3位にランクイン。東京のラジオの顔とも言える高田文夫先生や吉田照美さん、さらには今なお深夜のラジオ王として君臨する伊集院光さんのギャラクシー賞受賞直後のインタビューも掲載されている、かなり力の入った特集号です。
その他、「盛場伝説 新宿ゴールデン街」(2002年11月号)、「江利チエミふたたび」(2003年1月号)、「SIONという生き方 そのままで」(2005年10月号)、「100周年とは何か? みうらじゅん」(2003年11月号)、「愛の行方 趣味で生きる人 ピーターバラカン」(2008年1月号)などの特集号の反応が良かったようです。やっぱりみうらじゅんさんやピーター・バラカンさんは表紙のインパクトかなあ…。もちろん内容にも自信はありますが。

本誌は現在休刊中ですが、バックナンバーとはいえ今でもLB中洲通信に興味を持ち続け、また実際に手に取って読んでいただける読者の皆さんが少なくないというのは、本当に編集者冥利につきます。今後も何らかの機会がありましたらバックナンバーフェアを企画していきたいと思っております。
読者の皆様、ご関係者の皆様、今回はありがとうございました。

バックナンバーの在庫は本誌HPでご確認の上、編集部にお問い合わせ下さい。