徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

空回りする「勝とうという気持ち」/第9節新潟戦、第10節川崎F戦

2013-05-07 18:39:17 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14
日本平で連戦というゴールデンウィークシリーズの第9節新潟戦第10節川崎F戦はスカパー!で参戦。
共に1-2というスコアで連敗を喫したが、カウンタータイプのチームに対してそれなりに抗していた新潟戦に対して、川崎戦はゴールシーン以外はほとんど観るべきところがなかった惨敗としか言いようがない。
吉田の先制ゴールを川崎の實藤に「事故のような」と腐されても何だか素直に受け止められるような内容である。何もやらせて貰えないあの感じは、1ヵ月前の広島戦を髣髴とさせるものだった。完敗と言いたい気分はわかるのだが、どうも出し切って負けたという印象はなく自滅に近い形でスコア以上の惨敗をしてしまったように思う。吉田は終了後にこうコメントている。

「チーム的にはみんなハードワークしていたし、勝とうという気持ちは表われてましたけど、結果が今はついてこなくて悔しい状況です。ただ、みんなで戦えたという気持ちはあります」

いかにも強気な吉田という感じのコメントではあるが、アフシンのハーフタイムコメントを受けた記者の質問に対しては問題点に関して率直に語る。

「みんなフワッという感じで入ってしまった部分もたぶんあると思いますし、その中でアプローチに行く部分で1歩遅れて、それがどんどんズレていって、崩されたという場面があった」(以上J's GOAL 5月6日付

「場面もあった」というか、「場面ばかりだった」というか。
ただ「フワッ」という表現はよく分かる。ボールホルダーに対するアプローチがことごとく軽く、アグレッシブさに欠けていたのはなぜなのか。確かに「ハードワーク」であったかもしれないが、それは空回りだったことは、まあ間違いがない。軽視していたとは決して思わないが川崎戦は憲剛、大久保不在の4月のナビスコ予選のようなイメージで戦ってしまったのではないか。日本最高クラスの絶対的なパサーを得た川崎は八宏の提唱する多彩なパスサッカーを表現できていた。広島戦のような惨敗、というのはそういうことでもある。

それでも4月の戦いの中からアフシンの信頼を得た竹内の起用、キャラの離脱に対する浩太のCB起用は今後の戦いの光明になったとは思う。特に今回は大成功とは言えない結果になってしまったものの、アフシンがCB(及びボランチ)に何を求めているのか、はっきりとわかったのではないか。
ホームで連敗した結果を受けて、「革命や理想どころではない」という気持ちはわからないでもない。でも、どんな時だってそれをベースにしていなければサポートなんてできないと思うのだ。勿論結果は絶対的な評価だけれども、サポーターにとって目先の勝ち負けだけが絶対的な価値ではないはずだ。
次は今週末、アウエイで甲府戦。

あの時、キミは夜と霧の中にいた

2013-05-02 20:17:53 | Music



せめぎ合いを横目で 見ていたキミは
記憶を失くした母の 涙に手を振りながら
無言の問いかけに 答えるすべもなく
あの時 キミは夜と霧の中にいた

知りたがり屋の少女は 屋根裏部屋で
退屈の次に嫌いな 鏡に舌出していた
母の記憶を 覗いちゃ駄目だよ
あの時 彼女は夜と霧の中にいた

すべては夢の中で 焼き直されて
遠ざかる月日に 美しく燃えつづけ
祈りのように当てもなく漂いつづける
あの時 オレは夜と霧の中にいた

もしも帰る舟に乗れたなら
思い出して欲しい
あの夜の出会い 霧の別離(ディアスポラ)
思い出して欲しい

売国奴になれなんて 云われてみても
返事をするには 少し遅すぎたようだ
臆病な夜明けに 呼鈴(チャイム)は危険だよ
あの時 キミは夜と霧の中にいた

もしも帰る舟に乗れたなら
思い出して欲しい
あの夜の出会い 霧の別離(ディアスポラ)
思い出して欲しい

おそるおそる窓を覗く 少女の顔は
たとえレンブラントさえ描けやしないだろう
失くした日記(ダイヤリー) 焼かれた辞書(ディクショナリー)
あの時 少女は夜と霧の中にいた

キプロスの海よりも キミは奇跡さ
透き通ったものなんて 信じられやしないだろう
秘密の願いは話しちゃ駄目だよ
あの時 キミは夜と霧の中にいた
あの時 キミは夜と霧の中にいた
PANTA/夜と霧の中で


PANTA/クリスタルナハト


PANTA/反逆の軌跡 PANTA SOLO 35TH ANNIVERSARY LIVE AT THE DOORS 2011.11.5&6