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オックスフォード現代英英辞典第8版(OALD8)をMacOSX El Capitanで動くようにする方法

2016-08-11 | Macintosh
OALDは英単語を発音してくれるところが気にいっているのですが、MacBook 12インチで動かすには工夫が必要でした。MacBook 12インチにインストールされているOSXは、EI Capitanです。

手順1
OALD8のDVDから必要なファイルをMacBookへコピーします。インストーラーなんてありません。
ご参考:
MacBookにオックスフォード現代英英辞典をインストール
Oxford Advanced Learner's Dictionary for Macintosh and Windows
アプリケーションフォルダにOALD8という名前のフォルダを作って、その中へ、OALD8アプリ及びoald8.dataフォルダをコピーし、コピーしてきたoald8.appを2本指クリックしてパッケージの内容を表示を選択し、正しいフォルダにadobe flashのパッチを入れます。

手順2
El CapitanにはJavaはプリインストールされてませんので、Oracleのサイトから最新版のJavaをインストールします。小生は、Java SE Development Kit 8u102 (Java 8)をインストールしました。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

手順3(MacBookをリカバリモードで起動する)
OS X 10.11 El Capitanで新たに追加されたセキュリティ機能のせいです。System Integrity Protection (SIP)という機能です。Rootlessとも呼ばれるもので、root権限のあるユーザであってもカーネルレベルでのアクセスに制限がかけられます。例えば、sudoをつけても /usr /sbin /System に書き込み操作ができないという制限です。結果、El Capitanでは、sudoを付けてmkdirしてもOperation not permittedが出るので、Rootlessの処置をしてから、ことに当たらねばなりません。以下の手順で、SIP を無効にすることができます。但しSIPを無効にするコマンドは、リカバーモードでないと実行できません。
まず、MacBookを再起動します。そして再起動中に Command+R を押しておくことでリカバリーモードで起動します。

手順4
リカバーモードで起動したMacBookの画面の上部にあるメニューバーから[ユーティリティ]→[ターミナル]を選択します。ターミナルアプリを起動するということです。

手順5
以下のコマンドを使って現在のSIPの状態を確認します。enabledとなっているはず。
  % csrutil status
  System Integrity Protection status: enabled.

手順6
以下のコマンドを使ってSIPを無効にします。
  % csrutil disable
Successufully disabled System Integrity Protection. Please restart the machine for the changes to take effect.

手順7
以下のコマンドを使ってMacBookを再起動します。
  % reboot
今度は Command+R しません。いつも通りのログイン画面が出てきたら、いつもどおりにログインしてください。
そして、ターミナルを起動し、以下のコマンドを使って現在のSIPの状態を確認します。disabledとなっているはず。
  % csrutil status
System Integrity Protection status: disabled.

手順8
OALD8をMacOSX 10.11 El Capitan環境で動作させるには、Java 6 ランタイムが必要だとOALD8が言ってきます。手順2で、Java6でなくJava8をインストールしましたがこれでOKです。以下は、OALD8にJava6だと思わせるおまじないです。
$ sudo mkdir -p /System/Library/Java/JavaVirtualMachines/1.6.0.jdk
$ sudo mkdir -p /System/Library/Java/Support/Deploy.bundle

手順9
MacBookを再びリカバリーモードで起動し、ターミナルを起動し、以下のコマンドを使ってSIPを有効に戻します。
  % csrutil enable

手順10
以下のコマンドを使ってMacBookを再起動します。
  % sync
  % reboot
今度は Command+R せず、いつも通りのログイン画面が出てきたら、いつもどおりにログインしてください。

ご参考:
OS X 10.11 El Capitan Developer BetaにJava SE 6をインストールする方法
OALD8 を MacOSX LION で動くようにする方法
オックスフォード現代英英辞典第8版DVD-ROM付きの活用方法Comments


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